課題発見・解決能力テスト|基盤学力アセスメントシリーズ

課題発見・解決能力テスト課題発見・解決能力テスト

高校から大学にあがるにつれて学びが深くなることに伴い、大学様から「入学前教育として議論や研究などの場で深い学びができるような思考の準備をさせたい」といったご要望がよく聞かれます。このようなご要望にお応えするテストとして、「課題発見・解決能力テスト」をご用意しております。課題発見・解決能力テストは、複数の立場・見解をもとに、より深く思考し、自ら主体的に意見・見解を構築する能力を養う講座です。本講座では、〈決まった答えのない問い〉に対して、自分なりの答えを出すために、的確に情報を収集・分析し、建設的に意見を組み立てることができたか、その思考のプロセスを評価します。

 

課題発見・解決能力テストの特長

最新の学習理論に立脚した、アクティブ・ラーニング型アセスメント

「課題発見・解決能力テスト」は、ジグソー法など、学習科学・認知科学に基づいた理論を背景に設計されています。複数の立場、見解をもとにより深く思考し、自ら主体的に意見・見解を構築していく――その過程においては、様々な資料を理解し、他者の意見を取り入れながら、広い視野で思考していくことが必要になります。受験する中でアクティブ・ラーニングに取り組んでいただき、受験者のパフォーマンスを評価・測定していく、これからの時代に求められるアセスメントです。

早稲田大学での実証実践結果に基づく、信頼性のある出題内容

「課題発見・解決能力テスト」の出題内容は、早稲田大学人間科学学術院・尾澤重知研究室との共同研究開発により考案されています。理論に基づいた出題案を、実際に大学生に取り組んでもらい(実証実践)、その解答結果を仔細に分析することで、パフォーマンスを測定するに相応しいアセスメントとしての出題が可能になるよう、日々研究を進めています。

従来のテスト評価のあり方を覆す、多面的・立体的な評価

「答えの見えない」問いに対する解答を評価するにあたり、従来型の「この問いは○だから何点」といった評価は相応しいとは言えません。問いに取り組む過程の中で、どのように情報を収集し、それによってどのような意見を構築することができたのか、プロセスを評価することが必要になります。「課題発見・解決能力テスト」では、複数の問いの解答を比較し能力項目を評価するという、これまでにない評価のありかたで学習者の力を測定していきます。

 
従来型の評価とパフォーマンス評価の違い

 

課題発見・解決テストの概要

標準レベル 応用レベル 発展レベル
出題方針 身近な題材から出題 やや社会的なものや、深い疑問が想起されるテーマが出題 ビジネスや経営に関するテーマから出題
試験方法 PBT(紙での実施)※応用レベル理系のみ
CBT(対応デバイスがあれば、大学でも自宅でも受験可)
解答時間 60~90分
解答形式 記述式+記号選択式
問題分量 1テーマ・小問6~7題
評価方法/成績表示 専門評価者により、「課題を見極め、情報を収集する力」「論理を構築する力」「意見を構築する力」「多様性受容能力」の4つの力に加え、論文作成技術を測定
対応デバイス ◎タブレット:
iPad(OS:iPadOS13.0以上 ブラウザ:Safari最新版)
Android(OS:Android8.0以上 ブラウザ:Chrome最新版/Microsoft Edge最新版)
※長めの記述問題があるため、タブレットをお使いの場合は外付けキーボードのご使用を推奨します。

◎PC:
Windows(OS:Win8.1/10/11 ブラウザ:Chrome最新版/Firefox最新版/Microsoft Edge最新版)
※Internet Explorerは対応していません。
Chromebook(OS:最新版 ブラウザ:Chrome最新版)
※Macは対応していません。

 

課題発見・解決テストの活用場面

様々な場面でご活用いただけます。
「学習者の年間を通した能力把握ツールとして」、「授業成果の測定・指導改善の参考資料として」、「アクティブ・ラーニング型授業実施前後の導入テスト・効果検証テストとして」

入学時学力・資質診断イメージ画像
教養教育プログラムイメージ画像(初年次・2年次・その他)
プレイスメントテスト

 

ご導入事例

A大学様:

受講者数 150名
学部 経済学部
実施時期 入学前教育にて小論文と併せて実施
実施背景 高校までとは考えの異なる答えのない問いに向き合う力を論述型のテストで測定したかった
導入いただいている大学様の声 記述式で複合的に評価がでるので学生の強み、弱みを知ることができた

 

 

試験内容・サンプル問題

全体構成

最初に「解決すべき大きな問い・疑問」が提示されます。この問い・疑問を考えるにあたって参考になる資料の提示→他者の意見の収集→別の角度からの資料の提示という流れを経て、最終的にあなた自身の結論を論述してもらいます。

聞き取り問題、語彙問題(※語彙問題は基礎レベルと標準レベルのみ。)、読解問題、記述問題

 

出題例1:大きな問いの提示(標準レベル)

出題例1:大きな問いの提示(標準レベル)

 

出題例2:他者の意見の収集(標準レベル)

出題例2:他者の意見の収集(標準レベル)

 

出題例3:あなたの結論と論述(標準レベル)

出題例3:あなたの結論と論述(標準レベル)

 

出題のねらい

最初の「大きな問いの提示」の解答内容が評価に大きく影響するわけではありません。試験を進めていくにしたがい、複数の視点からの資料が提示されます。最初の意見に縛られすぎることなく、視野を広げて柔軟に考えられるかどうかが求められます。

 

解答のポイント

順を追って提示される資料の立場は、「行政側の姿勢」「アライグマがかわいそうだとするもの」のように異なっています。これらの見解を総合して、説得力のある結論を出さなくてはなりません。また、問われているのは「自然環境を保全するための解決策」ですので、アライグマに限らず自然環境全体をふまえた解答にする必要があります。

 

成績表

「課題発見・解決能力テスト」の成績表では、ものごとを考える際の段階となる「課題を見極め、情報を収集する力」「論理を構築する力」「意見を構築する力」の3つに加え、その過程でどれだけ多様な立場・意見を吸収できているかを表す「多様性受容能力」が測定され、スコアと評価、アドバイスが表示されます。また、基礎的な言語運用能力として、「読解力」「記述力」の2点が評価されます。ものごとを考える際に、どの段階でつまずきやすいのか、ふだんは意識しづらい点をフィードバックしますので、受験後の意識のしかたが変わります。

 

成績表見本(PBT)

個人成績表イメージ(PBT)

 

成績表見本(CBT)

「課題発見・解決能力テスト」の成績表は、ご受験後、約2週間程度で「受験者用マイページ」から閲覧できます。

個人成績表イメージ(CBT)

 

お打合せの流れ

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