【3年生】算数の理解を確かなものにする

今回は、算数の理解を確かなものにするために、中学受験コースの算数について、理解の要となる分野・考え方とその登場月、お子さまの学習を支えるうえで意識したいことをZ会の算数担当よりご紹介します。
※今回の記事でご紹介している3年生の学習内容は、トータル指導プランをご受講いただいた場合のものです。
算数担当 笹原

 

中学受験コース3年生 ここが要:三角形と角(12月号)、面積(1月号)

3年生の図形分野では、直角三角形・二等辺三角形・正三角形・長方形・正方形を学習します。4年生で学習する「四角形」では、垂直・平行などの複雑な性質も含めて学んでいくことになるので、その前に各図形の性質、角度の求め方などについてはここでしっかり理解したいところです。

図形の問題演習を見守るときに気をつけたいことのひとつは、図形が組み合わせられているときに、適切な補助線を引けるかどうかです。図形を習ったばかりのお子さまにとって難しいことですが、例題の解き方を見たり、アプリで解説されている補助線をまねて引いたりして、図形の見方を身につけていきましょう。

 

3・4年生の算数学習を見守るときに

中学受験コースの3年生では、学校だと4年生で習うわり算の筆算が6月号で登場し、7月号で四則混合の計算問題や中かっこ・大かっこの扱い方を習います。4年生では、学校なら5年生で習う小数の計算を2・3月号で、また6年生で習う分数の計算を10・11月号で習います。このように中学受験コースの算数は学校の先取りで進んでいきますから、初めてふれる考え方が多く、したがって理解にも問題演習にも時間がかかり、また計算ミスも起きやすくなります。

しかし、四則計算はこれから先、『毎日練習ブック』に取り組んで問題の数をこなしていくなかで身についていくものですので、今、まちがいが多いことに焦る必要は全くありません。発展的な内容に取り組んでいることをほめ、解き直し・復習を取り入れるように応援しながら長い目で見守っていただければと思います。

また、先取り学習は四則計算以外でもありますので、学習がスムーズに進まないこともあるでしょう。そんなときは正解でないことにあわてず、例題や練習問題の解説をじっくり読んだり、映像授業を見たりして、自分の考え方を見直すようお声がけください。例題の解説をまねして解く、確認問題や練習問題は例題の解き方をあてはめて解く、という学習で、まず定石の解法を身につけていきましょう。練習問題や月例テストは、一度でわからない場合も少なくないかと思いますが、解説をしっかり読み、日をおいて何度か解き直してみることで、解き方を身につけることができます。

Z会をご受講の方は習いごとに打ち込んでいる場合も多く、受験まで間がある今の時期に、お子さまの時間やエネルギーを学習にどう振り向けるか迷われることがあるかと思います。中学年の学習でとくに重視したいことは、基礎を固めることと、勉強が嫌いにならないことです。忙しかったり理解に時間がかかりすぎたりということがありましたら、例題だけはその月のうちに必ず目を通すなど、各月の学習内容をひととおり確認することを優先してください。その場合、教材を全部消化することは最終的な目標として、練習問題などは連休や長期休暇を使って取り組んでいきましょう。3・4年生では、基礎を固めながら勉強を習慣づけ、少しずつ集中できる時間を延ばしていけると理想的です。

 

Z会の教材でわからないところがあった場合は、「Z会小学生アプリ」や「Z会MyPage」から、教科の質問をすることができます。質問は「要点集中プラン」をご受講の方もご利用いただけます。

「Z会小学生アプリ」のトップページ上で「学習」のアイコンをタップし、学年・教材・教科を選択します。取り組む単元を選択したら、右上に「質問」ボタンが表示されます。「質問」ボタンをタップすると、質問ができる画面が開きます。「新きしつ問メール投こう」ボタンをタップして、項目を選んだり入力したりすると、教科に関する質問をすることができます。

 

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次回Topicは5月23日(木)更新予定です。

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