プログラミング学習を始める時期は早ければ早いほどよいと言われますが、なぜでしょうか。
実はプログラミング学習は、単にプログラミングの技術を習得するだけのものではなく、様々な能力の向上と結びついているのです。
この記事では、早くからプログラミングを学ぶべき理由や、年齢別のプログラミング学習法を解説します。
お子さまに適した教材を選び、スムーズにプログラミング学習を始めましょう。
※本記事は、2021年12月23日に「Z会 STEAM・プログラミング教育情報サイト」上で掲載した記事を一部修正の上、再掲しています。
プログラミング教育は早くから始めた方がいいの?
2020年度から必修化がスタートした小学校でのプログラミング教育は、プログラミングの技術ではなく「プログラミング的思考」を身につけることに重きが置かれています。
実はこの「プログラミング的思考」を含め、プログラミング学習はこれからの社会を生きていくうえで非常に重要な能力と結びついており、そのために「プログラミング学習は早くから始めるべき」と言われているのです。
プログラミング学習で身につく能力
では具体的に、これからの社会を生きていくために重要な能力について、プログラミング学習がどんな能力の向上に役立つのかを見ていきましょう。
デジタルリテラシーが身につく
現代社会にはパソコンやスマートフォンなどのデジタル機器があふれています。
お子さまが成長する頃には、社会のデジタル化がさらに進んでいることは間違いなく、デジタル機器を使いこなす力は必須能力となります。
しかし、ただデジタル機器を使いこなせればよいというわけではありません。
活字の文書を作ることについて考えてみましょう。
かつては活版印刷と言って、膨大な量の活字から、字体や大きさも含めて適切な活字を一文字ずつ探し出し、読みやすいようにきれいに並べるという作業が必要であり、その作業は専門の熟練工にしかできませんでした。
その後、和文タイプライターが登場しましたが、やはり2000字以上の活字が並んだ文字盤から適切な文字を1文字ずつ探す必要があるため、やはり高度な技能が必要でした。
それが、ワープロ機と安価なプリンタが登場し、一般家庭でも手軽に活字の文書を作成することができるようになりました。
現代では、ワープロで文書を作成して印刷することを、特殊技能と考える人は少ないでしょう。
プログラミングも将来、同じようになると考えられます。デジタル機器が普及することで、「こんなアプリがあると便利だな」と思う機会が増えます。
先に述べた活版印刷からワープロへの進化の事例と同様、今は「アプリを自分で作るなんてそんな難しいことを・・・」と思われる方が多くても、将来、欲しいアプリを自分で作ることが普通になる日が来るかもしれません。
そんな時に、プログラミング技術を身につけていれば、ほしいアプリを自分で作ることができます。
つまり、プログラミング能力の有無が、デジタル機器の活用度合いに大きく影響することになるのです。
論理的思考力が身につく
ものごとには、原因と結果という関係があります(「因果律」といいます)。例えば、リモコンのスイッチを押すとテレビがオンになる、という現象は、「リモコンのスイッチを押す」ことが原因、「テレビがオンになる」が結果です。しかし、テレビが故障したり、他の機器のリモコンの電波を受け取ってしまったりといった理由で、テレビがオンになってしまう場合もあります。このように、実社会では、原因を特定するのが難しかったり、いくつもの原因が複雑に絡み合っていたりすることが多く、幼いお子さまが因果律をきちんと理解するには、時間がかかってしまいます。
因果律は、ものごとを筋道立てて考え、論理を構築するための基本となる考え方ですが、
プログラミング学習は、
- 「こうすると、こうなる」「この部分をこう変更すると、結果はこう変化する」などと、基本的に原因と結果の関係が一対一になる
- 原因の変化による結果の変化と、結果を変化させるための原因の変化との、双方向からの因果律へのアプローチが可能である
という2つの点において、因果律の理解に非常に効果的な手段なのです。
また、論理的思考力を身につけると、自分の意見や考えを、相手に伝わるようにきちんと説明できるようになるので、コミュニケーション能力の向上にもつながります。
プログラミングの力が身につく
プログラミングをすることでしか身につかない力は、この、プログラミングの力です。「うちの子は将来プログラマーになるわけではないから必要ない」ということはありません。
先ほど、「活字の文書を作成する」ことが専門家の仕事から誰にでもできる仕事となったこと、プログラミングについても同様のことが言えることを紹介しました。
アプリを作らないまでも、例えば、仕事で表計算ソフトのマクロなど、ちょっとした業務の効率化のためのプログラムを組んでいる方もいらっしゃるでしょう。
こうした「ちょっとしたプログラミング」を、専門家ではなく、一般のユーザーが行う時代はもうやってきているのです。
技術の発達により、「ノーコード」「ローコード」と呼ばれる、ほとんど「プログラミング」の作業を行わずにプログラミングと同等のことをするための技術も存在します。
しかし、プログラミングで何ができて何ができないのか、どのような順序で何をすれば目的の動作をさせられるのかを知らなければ、そもそもそうした技術を使いこなすことはできません。
ノーコード、ローコードの技術でも、やはりプログラミングの経験は必要なのです。
年齢別おすすめプログラミング学習
理解力がきちんと備わっていないうちに、高度な内容の学習を始めても、身につかないばかりか、プログラミングを嫌ってしまうことになりかねません。
ここでは、プログラミング学習を始める年齢ごとに、どんなことから始めるとよいか、おすすめの学習方法を紹介します。
幼児期〜低学年はデジタル機器に触れる機会を
幼児期〜低学年は楽しいもの、珍しいもの、新しいものに強い興味を示す年代です。
キーボード操作が必要なパソコンは難しいですが、タッチパネルで操作できるタブレットは、おもちゃのような感覚で扱うことができ、初めてのデジタル機器にうってつけです。
ただし、
- のめり込みや視力低下を防ぐための時間制限
- セキュリティ保護のためのアクセス制限や機能制限
- 破損を防ぐためのタブレットカバーや画面フィルタ
をお忘れなく。
タブレットの操作に慣れてきたら、タブレットまたはパソコンだけあれば受講できる以下の講座がおすすめです。
プログラミングはじめてみる講座
https://www.zkai.co.jp/z-programming/hajimete/
低学年〜中学年は簡単なプログラミング言語に取り組もう
低学年〜中学年になると、そろそろ自我が目覚めてきます。
「達成感」を得ることが成長につながるこの時期には、簡単なプログラミング言語に取り組んでみてはいかがでしょうか。
「表現したい!」「何かを作ってみたい!」というお子さまには、
プログラミングみらい講座 with KOOV®
https://www.zkai.co.jp/z-programming/mirai/
をおすすめします。
ブロックを組み立ててモデルを作り、プログラムで動かすことで、表現力はもちろん、課題解決力や創造力・表現力など多彩な力をを養うことができます。
まとめ
プログラミング学習で得ることのできる能力は、生涯をとおして役に立つ能力です。
お子さまの将来を見据えて、早めにスタートし、確かな能力を身につけてください。
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