【中学と高校の定期テスト】勉強法の違いと3つの注意点

高校でも中学と同じく定期テストがあるケースがほとんどだと思いますが、高校になると、定期テストはどう変わるのでしょうか。中学では良い成績を残せていたのに高校ではうまくいかなかったパターンを例に出しながら解説していきます。

 

1.2週間前からの対策では遅い?

まず、よく言われる点としては、中学の頃に比べ高校の方が試験範囲が広いということです。中学の頃は試験2週間前からはじめても対策が間に合ったとしても、高校の定期テストではうまく行かない場合もあります。試験範囲がわかったら、具体的な計画をたて、少し余裕をもった計画をたてる必要があります。「中学の時にこれでうまくいったから」という思いが強い人ほど、うまくいかないケースが多い印象です。

特に一夜漬けに近い形で進めてきた方は、学習の難度・量ともにあがる高校範囲ではうまくいかない可能性が高いです。「敵が変われば戦い方が変わる」という意識をすると、今後様々な課題に直面したときに解決できるようになります。成功体験の中で何がこの後も活用できる方法で何はカスタマイズしなければいけないのか、意識しながら進めるとよいでしょう。

 

2.周りは同じ入試を突破したライバル

中学とは異なり、同じ入試を突破した人たちが「定期テストのライバル」となります。たとえば、中学ではクラスでトップレベルだった人であっても、同じようなレベルの人の中での順位付けとなるため、平均点を取ることも大変になります。つまり、同じ平均点60点といっても周りのレベルによって問題難易度は大きく変わるということです。

これは、受験生になってから模擬試験を受けるときも重要になってきます。模擬試験は受験層によって母集団のレベルが変わります。東大志望者が受験する模試の偏差値50と、様々な学校で半ば強制的に受験させられている人が大勢いる模試の偏差値70は同じくらいのレベルかもしれません。特に、保護者の方はその点を意識して点数を把握する必要があります。

また、点数や平均点ではなく、どこまで理解をしていてどこから理解ができていないのか、理解はしているけどケアレスミスなのかなど「振り返りをする力」の方が、その時に何点取れたかよりも重要です。母集団を意識すること、さらに得点だけでなく「次に何をすべきか」を意識することは今後につながる考え方の1つです。

 

3.モチベーションをコントロールするために入学直後にできること

前項の内容とも関連しますが、実力が拮抗している母集団では入学時に大きなレベル差はありません。たとえば、1学年300人の学校で、最初の定期テストで10位だったAさんと150位だったBさんがいるとします。その次のテストでその2人が50位だった場合、どういう気持ちになるでしょうか。Aさんは「もっと勉強を頑張らないとマズイ」と思いますし、Bさんは「今回は頑張った!」と思うのではないでしょうか。

入試の時点では、学校内での順位が発表されることは少ないため、最初の定期テストが、はじめて見る自分のその学校での順位となります。
最初の順位が基準になって、その後の順位が出たときのモチベーションにつながることが多いため、3年間のモチベーションコントロールのためにも最初の定期テストが「頑張りどころ」となります。

ここまで3点、注意点をお伝えしてきましたが、中学・高校問わず、最も大事なことは定期テストの結果に一喜一憂しないことです。定期テストは特定の期間の学習範囲の習熟状況をチェックするものです。試験当日までに出来なかった点を洗い出し、次につなげることができれば問題ありません。とはいえ、点数が出たり、順位がついたりすると気になるものです。定期テストを客観的に捉え、あくまでも自分の成長のための道具として捉えるくらいがよいでしょう。
定期テストに振り回される高校生活というのはあまりにももったいないです。部活や趣味や友人との時間など、有意義なことに時間を使えるように、基礎的な学習については効率よく進めましょう。

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