第60回 「思いつめても仕方ない、前を向いて地道にがんばろう」

執筆者:山口憲(Z会進学教室 川越教室教室長/数学科)
記事更新日:2022年06月28日

【シリーズ 合格体験記の表と裏】②「思いつめても仕方ない、前を向いて地道にがんばろう」

こんにちは。Z会進学教室川越教室で教室長をしている山口です。今回はZ会川越教室を卒業した生徒の合格体験記を皆様にご紹介します。合格体験記を書いてくれた生徒がどんな生徒だったのか、皆さんも知りたいですよね。この連載シリーズでは合格体験記の「表と裏」ということで、実際に書いてくれた生徒のZ会進学教室での様子など、当時を振り返ってのエピソードなどをあわせてお話ししたいと思います。

今回ご紹介する生徒は国立のお茶の水女子大附属高校と私立の星野高校に合格し、お茶の水女子大学附属高校に進学しました。まずは彼女の合格体験記を見てみましょう。


私の3年間と心の支え

私は小学6年生のときからZ会の通信教育をはじめて、毎月3教科受講していました。

中1、2年生のとき、全く受験を意識していなかった私は、定期テストは頑張っていたものの、特に行きたい高校もありませんでした。さすがに意識を変えないと、と中3の夏になってからZ会進学教室に通い始めたことで、私はかなり受験に対してしっかり向き合うようになりました。

そんな私が受験で特に大切にしたことがいくつかあります。

まず1つ目は、長期休みのときに、長時間毎日勉強することです。私は1学期に1~2時間だった受験勉強を、夏休みには10時間程度に増やしました。冬休みも夏休みと同じくらいの時間勉強しました。辛いですが続けられる時間毎日勉強したことで、長期休みにかなり力を伸ばせました。

2つ目は体力です。第1志望の高校の過去問を解いたとき、体力が必要だということを感じた私は、入試の本番で体力がもつように、入試同様5教科続けて解く練習を数回しました。受験当日バテることなく5教科解けたのはこの練習をしたからだと思います。

3つ目は精神面で追いつめられないようにすることです。思ったような結果が出ないとき、思いつめても仕方ない、前を向いて地道にがんばろうと考えて、気持ちにゆとりをもてるように気をつけました。

Z会進学教室の3SSでは何回も何回も受験と同じような問題が解けるため、時間の使い方や解き方を多く試せる上、良い力試しにもなって、受講して良かったと思っています。また、分からない問題を先生達にすぐ質問できて、分からないことを最小限におさえられました。こうした塾のサポートや親のサポート、自分が大切にしたことがあったから、私は合格できたと思っています。

教室スタッフからの、エピソード

まずはじめに、川越教室で「中3公立トップ高受験適性診断」を受験してくれたことから始まります。はじめは県立川越女子高校を志望校としていました。川越女子高校を選んだ理由は、「自宅から最も近い上位校で通いやすい」、ということでした。カウンセリングを経て夏期講習を受講し、夏期講習を受講した後は志望校別特訓(3SS)を受講されました。

もともと入会前の段階である程度の実力はありました。そこから夏期講習を経験したことでさらにパワーアップしたため、面談の際に山口から県立浦和第一女子高校を考えてみないかとすすめたところ、ちょっと遠いが視野に入れて頑張ってみるとの話になりました。その後、授業での状況やZ会進学教室の実力テスト・北辰テストがしっかりできていること、さらには本人の姿勢からお茶の水女子大附属にチャレンジするようにすすめました。お母様や本人はそもそもお茶の水女子大附属受験はまったく考えていらっしゃらなかったため、ゼロから高校の様子等をお伝えしたところ、家族会議の末、受験されることになりました。

合格体験記の通り、学習面はもちろんですが精神的にもしっかり成長してくれたことが合格につながったと感じます。また、受験をするかどうかはともかく、可能性があるならば生徒のためにも受験校の提示をしていくことが進学塾としては必要であり、非常に大切だと感じました。

この記事の著者

山口憲(やまぐち・けん)

Z会進学教室 川越教室長 高校受験を目指す小6年生~中学3年生の数学を担当(川越教室では集団指導だけでなく個別指導コースも有)。指導歴は約20年。生徒たちに寄り添い、受験だけにとらわれず心に響く指導を心掛けている。趣味はサイクリングで、1日に300km以上を走ることもある。

川越市の学習塾・個別指導塾「Z会川越教室」

 

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