第75回 「後悔の残る受験生活を送った私が今伝えたいこと」

執筆者:Z会進学教室 調布教室スタッフ
記事更新日:2022年12月02日

後悔の残る受験生活を送った私が今伝えたいこと

今回はZ会調布教室の受付スタッフより、「高校受験・大学受験を振り返った今、小中学生に伝えたいこと」をお話しします。私はZ会進学教室 調布教室・三鷹教室に通って高校受験し、その後大学受験を経て今はZ会調布教室で大学生アルバイトとして働いています。私は中学・高校と受験を経験しましたが、共に後悔が残っています。そんな私の体験を今日は文章にまとめました。

私はそこまで頑張れなかった

調布教室 新規開校 教室内私は、中学・高校と受験を経験しましたが、共に後悔が残っています。大学3年生となった今では、そこから学べたことが沢山あり、それを糧に”今”頑張れているので失敗が無駄だと思っているわけではありませんが、やはり今でも「あの時あぁしとけばよかったな」と時々考えてしまいます。

第1志望校合格、という結果だけ見れば成功のように見える高校受験も、その過程には満足していないどころか、何も学べなかったのではないかと思っています。と言うのも、受験のために必死に努力した記憶があまりないのです。「本気で頑張った」と思えるのは年が明けてからの1、2ヶ月ほどです。そして、大学受験は結果も悪く、そのために十分に努力したという過程もなく散々な結果でした。受験を終えた時に耳に入ってきた誰かの「一生でこんなに勉強することはもうないよね。もう一生やりたくないよ。」という言葉にとても悲しいような悔しいようなそんな気持ちになったことを覚えています。私はそこまで頑張らなかった、頑張れなかったからです。羨ましさすらありました。大学受験失敗の要因を考えた時に、もちろん勉強量の不足はそうなのですが、それ以前にモチベーションが低かったことと少しずつの努力が出来なかったことが私には思い当たります。

「コツコツと努力すること」とは

まず、私にはどうしてもここに行きたいと思えるほどの大学に出会うことが出来ませんでした。これがモチベーションの低さです。何が理由でもいいですが、「絶対にここに行きたい」という強い目標を持つことはその後の学習の手助けにもなると思います。そして、大学受験(一般受験を前提)は、高校受験よりも遥かに範囲が広く、レベルも高いです。高校受験を短期間でどうにかしようとしてギリギリでクリアしてきた、そして大学受験を軽く見ていた私にとっては、いよいよと受験を意識し始めたころには、雲の上の存在で、あまりに遠く、気が滅入ってしまうようなものだったのです。「どうにかしなくちゃ」と塾や自習室に通ってみたものの、「こんな膨大な量追いつくにはどれだけの努力と勉強量が必要なんだろう…追いつけるわけないよな」と始める前から心のどこかでは諦めていたんだと思います。

そこで、私が伝えたいのは”コツコツと努力すること”です。もちろん受験期の膨大な勉強量も必要かとは思いますが、いきなり「さあ、やるぞ!」と思ってもなかなか難しいと思います。その努力を始める、そして続けるための土台をつくること、それがコツコツと積み上げていくことです。もし、あの頃に戻れるのなら絶対にそうします。毎日勉強をする習慣、これがどれだけ大事なのか、出来ることなら小学生まで戻って伝えたいです。毎日のほんの数十分を変えるだけで、未来の負担を減らし、努力を習慣付けることができるのです。これが、やろうと思えばできる年代にいるみなさんを羨ましく思います。出来なかった私が言うのもおかしな話ですが、いや、出来なかった私だからこそ伝えたいです。

調布教室この記事の著者

Z会調布教室 教室スタッフ

高校受験、大学受験とお世話になったZ会進学教室で、大学生になった今アルバイトとして勤務。自分の生徒時代を思い出して、Z会がより学習しやすい環境になるよう新たな企画を考えながら働いています。

調布市の学習塾・個別指導塾「Z会調布教室」

 

親子で始める、中学準備 TOPへ戻る 


Z会の教室では、小学生向けに中学受験・高校受験に向けた指導を行っています。

Z会の教室で、苦手単元を克服したり、得意教科を伸ばしたりしていきましょう!

小学生向け講座について詳しく見る 

    お問い合わせ