2023年度 順天堂大学医学部 合格者インタビュー|Z会東大個別指導教室プレアデス

心配性かつ完璧主義な性格に合わせた勉強法で確実に得点を伸ばし、自信を持って受験することができた

順天堂大学 医学部合格

S.R.さん 私立高校卒

話し手:S.R.さん(私立大学医学部合格)、杉村講師(数学)

 

 

 

高1からのプレアデスで、小学校の頃からの夢だった「医師」という職業に一歩近づく

– 合格おめでとうございます!まずは今の心境を教えてください。

S.R.さんあまり受かると思っていなかったので驚きました。共通テストがうまくいかず、私立対策もあまりできていなかったのですが、私立の中で第一志望だった順天堂大学の医学部に合格できたのは単純に意外でしたし、嬉しかったです。

杉村講師:Sさんは自信がなかったと言っていますが、私は受かると思っていました。高校1年生からプレアデスに通っていて、ずっと頑張ってきた姿を見ていたので、努力が実って良かったと思います。

 

なぜ医学部を志望したのですか。

S.R.さん小学校の頃からなんとなく医師という職業に興味があったのですが、いとこが発病したことをきっかけに、自分も研究などに携わりたいと思うようになり、小児科医を目指すようになりました。

 

プレアデスでは生徒一人ひとりに合わせた学習計画を講師と一緒に立てられる

– 高校1年生の夏頃からプレアデスで受講し始めたとのことですが、きっかけや理由はありますか。

S.R.さん:高校1年生になって数学を難しく感じるようになり、兄が中1から高3まで通っていたプレアデスに行ってみることにしました。プレアデスでは基本的に数学のみ受講していたのですが、受講科目だけでなく、全ての科目について戦略面談などを通して先生が一緒に計画を立ててくれたのがよかったです。私はどちらかというと計画を細かく立てたい性格だったのですが、自分で立てたものでは計画倒れしてしまうことも多かったので、それを一緒にサポートしてもらえたのはありがたかったです。

杉村講師:実際に戦略面談に魅力を感じて入塾する受講生は多いです。Sさんはもともと短期計画を立てるのがとても上手で、定期テストシート(プレアデスで定期テスト前に学習計画などを立てるために使用している資料)も見本くらい丁寧に書けていたのですが、実行や練り直しが課題でした。また高1から受験を見越した長期計画を立てるのはなかなか難しいので、長い目で見た戦略を立てる力がつくようにサポートしました。

S.R.さん:高校に上がったタイミングでちょうどコロナウイルスが流行し始めて、春から夏にかけて自粛期間になり、その時は勉強の難易度が上がった反面あまり身が入らず、1学期の期末テストは酷い結果になりました。それで焦りを感じて勉強量を増やそうと思ったのもあります。

杉村講師:Sさんの通っていた高校は、授業の録画を配信するだけといったオンライン授業で対応していましたから、生徒一人ひとりの性格に合わせてサポートできる個別指導は、その時期の学校の足りない部分を補うという意味でも非常に良かったのではないかと思います。

 

– 「生徒一人ひとりに合わせたサポート」とは、具体的にどのようなものがありましたか。

杉村講師:Sさんは、他の人から見れば十分できていると思える結果でも、まだ足りないと感じる完璧主義な性格だったので、定期テスト前に「できること」の確認をたくさんしました。集団授業では結果が良い生徒にそこまで付き沿う余裕はないので、個別指導ならではの利点だったと思います。

S.R.さん:テスト前はどうしても、問題集を何回解いても不安に感じてしまっていたのですが、杉村先生が定期テストの予想問題集を作ってくれたりして、不安要素を最小限にする手伝いをしてくれたので、テストの結果もプレアデスに通う前よりも上がるようになりました。

 

– 他の塾とプレアデスとの違いは何だと思いますか。

S.R.さん:私は他の塾で英語を取っていたのですが、プレアデスでは先生が最適な教材をおすすめしてくれたり、受講科目以外の科目についても質問対応してくれたりしたのがよかったです。それに加えて、やはり計画を一緒に立ててもらえるのが一番よかったです。他の塾でも何かしら塾側が立てたカリキュラムに則って指導をしているのだと思いますが、それを生徒に公表することは少ないと思います。対してプレアデスでは、自分だけの勉強計画を目に見える形で示してくれて、現在位置や今後やるべきことがいつでも確認できたことが、安心材料にもなりました。

 

プレアデスでの指導を通して、自分が何を理解できていないのか分かるようになった

– お互いの最初の印象を教えてください。

杉村講師:実はSさんは初め「数学ができない生徒」と聞いていました。それが蓋を開けてみると定期テストの結果は9割を超えていて、困惑したのを覚えています。話をよく聞くと、「どこがわかっていないのかがわからない」生徒だということに気づきました。プレアデスに通い始めた当初は「何かわからないけどできない」というのが口癖でしたが、次第に「このテスト範囲のここが不安」というように分野が絞られるようになり、高3になる頃には「この出題のされ方をすると不安」という風に、自分が「何に不安を感じていたのか」を自覚できるようになっていました。最終的には模試や過去問での自分の答案を自分で分析できるようになり、同じミスをしたら振り返るなどして、自分の力でより盤石に成長できるようになりました。

S.R.さん:プレアデスに入ってからは、定期テストや模試の振り返りを徹底的にやるようになったので、それ以前の自分の復習のやり方では全然足りなかったのだと気づきました。いつもすごく優しく丁寧に教えてくれて、同じミスを繰り返してもどうやったらそれがなくなるのかを一生懸命考えてくれる先生だったので、とても心強く、プレアデスに通い始めてから受験を終えるまでずっと楽しく勉強することができました。

 

– 杉村講師の指導や授業についての感想を教えてください。

S.R.さん:学校の先生は年齢も離れていることもあって、質問に行きにくく感じていたのですが、杉村先生は歳も近い上にいつもとても優しかったので、なんでも質問することができて、私がしがちなミスを見つけてくれたのが良かったです。

杉村講師:やはり高校1年生からずっと見てきたのもあって、ミスの傾向や原因を分析することができました。特に定期テストシートや模試シートが役立っていて、数字や符号の書き間違いや、読み間違いなど、見つかったミスの傾向を定期テストや模試ごとに一つ一つ潰していくことで、少しずつ本来の実力が出せるようになっていきました。

 

杉村講師が指導する上で心掛けていたことはありますか。

杉村講師:プレアデスを受講しに来る生徒さんは、苦手科目を克服したい人と得意科目を伸ばしたい人がいますが、Sさんは「本当は得意なのに苦手だと思っている」という稀なケースでした。その「苦手だと思っている」という本人の認識を顧みず、客観的な成長だけを見て教材のレベルを上げてしまったことがありました。私としては挑戦的なレベルの問題でさらに伸びることを意図していたのですが、Sさんは「完璧に解きたい」という気持ちが強かったので、自分の力が足りないと思い、落ち込んでしまいました。それ以降、パターン化されたやりかたではなく、本人の性格も踏まえてSさんに最も適した勉強計画を考え、一つ一つの成長に寄り添うようにしました。

 

自分に合った勉強を積み重ねてきたことで、自分の努力と先生の言葉を信じることができ、合格につながった

– 振り返ってみて、受験勉強で大切なことは何だと思いますか。

S.R.さん:「自分がわかっていないこと」や「結果がよくない原因」をしっかりと分析することだと思います。同じミスは頭ではわかっていてもどうしてもしてしまうものなので、やりがちなミスやその原因をノ-トや付箋に書き出して、一つずつ潰していくことで、着実に得点が伸びていきます。また、気をつけるべきことをまとめたノートを作って、直前に見返すことで、実際にミスが減るだけでなく、不安の解消にもなり、落ち着いて問題を解くことができました。

 

– 不安要素をできる限り消すことが大切なのですね。本番はどのような心理状態でしたか。

S.R.さん:本番はあまり緊張しませんでした。杉村先生のおかげで、これまでしてきた努力が身になっていると信じられたからだと思います。模試の結果があまりよくなくて、「このままじゃ受からない」と思っていたときに、先生が「医学部の模試はそういうものだから判定はあまり気にしなくていいよ」と言ってくれて安心しました。実際に医学部受験を経験して今まさに医学部に通っている先生の言葉だから信じられたというのも大きいと思います。共通テストがあまりうまくいかなかったことですごく落ち込んで、家族内でも「今年は無理かな……」といった雰囲気が漂っていた時期にも、杉村先生はいつも「大丈夫、受かるよ」と言ってくれました。「どうして先生はこんなに自信があるのだろうか」と思ったこともありますが、模試やテストの結果だけでなく、普段の勉強の取り組み方や解いてきた過去問の量などを見た上でそう言ってくれていたので、自分を信じてくれている人の言葉を信じようと思って前向きに受験しました。

 

– 杉村講師から見て、Sさんが合格できたポイントは何だと思いますか。

杉村講師:Sさんはやはり完璧主義で、模試などでは時間が限られている中で、どうしても一問一問を完璧に解きたくなってしまう性格が足枷となり、結果が奮わなかったこともありましたが、受験本番では、各大問についてどの設問までは解く、という風に目標得点の内訳を細かく設定して、合格に必要な部分について最大限の力が発揮できるようにしたことが功を奏したと思います。

 

– ご自身の体験を踏まえて、受験生へメッセージをお願いします。

S.R.さん:受験が近づくにつれて、一問解けないだけでも自分を責めてしまい、どんどんマイナス思考に陥ってしまいがちですが、積み重ねてきたものと、自分を信じてくれている人を信じることが大事です。ネガティブな状態では、それまで自分が信じてきたものが間違っていたのではないかと疑うこともあると思いますが、決してそんなことはなく、自分の力で信じてきたものを正しかったと証明できるということは伝えておきたいです。

 

– 最後に、今後の目標や夢を教えてください。

S.R.さん:無事医学部に進学できたので、小児科医になれるように今後も学んでいきたいです。高校までと違って、大学に入ってからは、与えられたものだけでなく、自ら進んで学びを深めていくことになるので、小児科だけでなく自分の興味に合わせて幅広く勉強していきたいと思います。

 

– 本日はありがとうございました!

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