模試ってどう活用したらよいのだろう?

京大受験対策アドバイス(模試活用編)

京大受験生の方に向けて、「合格のために、模試をどのように活用すべきか」を解説します。実際に合格した方々を見てみると、夏の模試を「学習の課題を確認する機会」として活用し、秋以後実力を大きく伸ばしていることがわかります。模試からの学びを最大化するために、以下を実践しましょう。

 

「自己採点」「復習」「実際の得点との差を確認」しましょう

自己採点

成績が出るまでの間に、なるべく早めに自己採点をしましょう。
目的は、正確な得点を知ることではなく、今すぐ課題を把握して対策手段を決めるためです。

詳細な「採点基準」は載っていなくても、模範解答と解説を熟読し、自分の解答がどのくらいポイントを押さえていたか、分析はできます。自分の答案を振り返る、極めて密度の濃い学習機会にもなります。受験直後に課題を整理し、それに応じた対策をすぐに始めましょう。
 

解き直し

自己採点の次に、解き直しもしましょう。「試験時間中に正解できなかった問題(時間がなくて解けなかった問題)」「間違えた問題」を解き直しや復習することが、今後解ける問題が増えることにつながります
 

自己採点と実際の得点との差を確認

答案が返却されたら、自己採点と実際の得点がどのくらい一致していたかを検証してみましょう。
間違えていた問題はもちろんですが、「自分では取れたつもりだったけど、実際は得点できていなかった」設問こそ、あなたにとって最も復習が必要な問題です。次の成績表からの振り返りとあわせて、解き直しや学習のブラッシュアップを行いましょう。

 

成績表から改めて振り返りをしましょう

成績表が返却されて、皆さんがやるべきことは「①本番での目標とのギャップの把握」と、「②今後の学習計画の点検・修正」です。

①本番での目標とのギャップの把握

大学入試の目標は「満点」ではなく、「全科目」での「合格点」の達成です。トータルでの合格点確保のため、各科目で事前に設定した目標得点(※これを設定せずに受験した方は、次回は必ず事前設定しましょう)に対して、自分の実際の得点がどのくらい差があったかという観点で振り返りをしましょう。

とくに、科目・設問別成績での、全体の平均点に比べて自分が得点できない箇所は、今後の対策の優先度が高めです。

 

②今後の学習計画の点検・修正

学習計画は、目標との差が大きい科目の挽回のための、科目間での学習時間の優先順位の見直しを行いましょう。

科目ごとでは、「方針は合っていたが最後まで解けなかった」「構文は把握できたが語句の意味が分からず失点した」などの、間違いの内容分析と自分の弱点を整理しましょう。整理・明確化ができると、「演習量の確保」「知識の補完」「解くスピードの強化」といった、秋以後の学習方針がみえてくるはずです。
ここまで進めて、本当の意味での「模試の復習」が完了するのです。
そして、調整した学習計画を有言実行しましょう!

 

9月以後の学習アドバイス

夏までの模試(と以上のような振り返り)を通して、自身にいくつか課題があることを実感したと思います。

まだまだ基本事項がおぼつかない単元がある場合は、教科書や持っている参考書等で、入試標準レベルの問題が安定して得点できるまで底力をつけましょう。
英単語や古文単語のような知識習得は、総量が物を言う場合もあるので、できるだけ毎日継続して増やしていきましょう。

記述問題での得点力強化

一方で、「記述式の問題でしっかり得点をとることの難しさ」については訓練あるのみですが、「模範解答と比べてみて加点要素が含まれているか(逆に、減点となる要素を書いていないか)」や、「表現ズレを点数にどう反映するか」の2点が自分では判断しにくいため、独学での限界を感じることもあるでしょう。そういった壁を感じている場合は、添削指導のZ会本科講座で学習するのがおすすめです。

入試本番を意識した実戦演習

さらに、「試験中は、時間との戦いであること」も感じているでしょう。
Z会が見てきた合格をつかんだ受験生は、9月以後、「解く順番」「大問ごとにかける時間」等を入念に微調整しつつ演習を行っています。そのため、皆さんも、大問ごとに、制限時間を設定すること、取り組む戦略、を準備して演習に臨むことをおすすめします。

 

Z会のオススメ講座・ご案内

相手に伝わる答案に仕上げる力は、一朝一夕には身につきません。何度か訓練を繰り返すことと、適切に振り返るための第三者からの的確なアドバイスが大事です。
この点においては、「Z会の通信教育」はうってつけです。9月以降の京大講座(大学受験生向け)では、

  • ・9月〜12月は、京大合格に必要な知識の運用力や思考力を鍛える問題で実戦演習ができます。
  • ・1月・2月の入試直前期は、出題内容・問題数・解答時間を入試本番に合わせた即応問題を出題し、時間配分や解く順番の確認などの総仕上げができます。

京大入試攻略を踏まえた出題で実戦力を高めながら、Z会の添削指導も活用して、答案に盛り込む要素や表現力を合格レベルまで引き上げましょう。



 

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