「京大英語」指導担当者による受験対策アドバイス(春編)

Z会の京大コース担当者が、「京大英語」の学習ポイントをご紹介。新学年を迎えるにあたり、京大合格から逆算して「この春にやるべきこと」を解説します。

 

この春にやるべき「京大英語」受験対策

英語について、高3になってからはどんどん入試レベルの問題にチャレンジしていきたいと意気込んでいる人もいるかもしれません。しかし、目標を定めないまま演習を重ねても、夏以降の学習負担が大きくなってしまう可能性があります。

京大英語は単語・文法力などのしっかりとした土台が身についていなければ太刀打ちできませんので、春から夏までの間は、発展的な問題ばかりに取り組むのではなく、焦らず基礎を万全に固めることが大切です。

 

この春の到達目標 -京大英語攻略のために-

1.弱点の把握

まず今まで取り組んできた定期テストや模試などの結果から、どこで失点していることが多いのかを洗い出すところから始めましょう。記述式の模試やZ会の添削問題など第三者に見てもらった答案をもとに分析するのがおすすめです。その際、「長文読解」・「英作文」といった大きなカテゴリではなく、もう少し細かい単位で考える必要があります。

例えば、一口に「長文読解」で得点できないと言っても、さまざまな原因が考えられます。

  1. 単語の意味がわからない
  2. 文法がわからない
  3. 単語も文法もわかるのに本文の主旨がよくわからない
  4. 読むのが遅く時間が足りない

「英作文」も同様に、原因はさまざまなので、切り分けて考えましょう。

  1. 日本語の意味を的確に表す単語を思いつかない
  2. 文法・構文的に正しい英文が書けない
  3. 自分では書けているつもりが第三者には意図通りに伝わっていない

 

2.弱点克服&得点力アップ

自分の弱点を把握したら、夏までにどのような順番で対策をしていくか計画を立てましょう。まずは以下のような月ごとの目標を立て、さらに週ごとの計画に落とし込んで実行していきましょう。

例)
春~5月までの間:既習の単語・熟語集にもう一度目を通す
6月:苦手な部分の文法を参考書で確認する

単語の知識などは反復により定着するものですので、日常生活のスキマ時間も有効に使いながら対策をしていきましょう。

 

苦手対策の進め方と京大英語の特徴 

苦手の対策はインプット作業が多くなりがちですが、アウトプットの練習も欠かさないようにしましょう。特に長文読解でも英作文でも「単語も文法もわかるのに本文の主旨がよくわからない」という課題を抱えている方は、実際に問題に取り組んで解答を作成すること、解説をよく読んで復習することが大切です。

京大英語は、記号選択式の問題が出題されることはほとんどなく、記述量が多いのが特徴です。与えられた選択肢から選ぶのと、自分で一から考えて書くのではアプローチが異なりますので、記述式の和訳問題・内容説明問題を含む読解問題と英作文問題に積極的に取り組むようにするとよいでしょう。

英作文でも長文読解でも、記述式の問題は正解が一通りではないため、一人だけでは対策が難しい側面があります。Z会の添削問題を利用するなどして定期的に第三者に見てもらう機会を持つと、対策の成果が見えやすくモチベーションを維持しやすくなります

 

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      <科目担当者からのメッセージ>

      京大対策というとまず「過去問」と思うかもしれませんが、今の段階で京大本番レベルの問題を解ける必要はありません。もちろん、入試を知るために実際の問題を見ておくことは大切ですが、夏までの間は京大英語を解く上で欠かせない英語力の土台を固めることが重要です。難易度の高い問題で高得点をとるためには、ゆるぎのない基礎力が必要なのです。夏以降、得点力を伸ばせるよう、焦らず学習を進めていきましょう。

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