「京大世界史」指導担当者による受験対策アドバイス(夏編)

Z会の京大コース担当者が、夏の「京大世界史」の学習ポイントをご紹介。合格から逆算した「この夏の到達目標」「この夏にやるべきこと」を解説します。

Z会からのメッセージ

世界史は学習すべき範囲が多い科目ですが、「勉強したらその分だけ伸びる」科目です。毎日コツコツと学習を積み重ねていきましょう。

この夏の到達目標 -京大世界史攻略のために-

夏の終わりまでにぜひやっておきたいのが、次の2点です。

1)通史における未習範囲をなくそう!
2)論述問題に慣れよう!

それぞれについて、具体的に何をすべきか見ていきましょう。

 

この夏にやるべき「京大世界史」受験対策

1)通史における未習範囲をなくそう!

京大世界史入試では、教科書や用語集を逸脱した内容はあまり出題されませんが、例年、文化史や経済史を含む世界史の全範囲から出題されます。

また、京大世界史は試験時間に比べて問題数がとても多くなっています。空欄補充問題や単答問題をテンポよく処理して、論述問題に多く時間を割けるようにするためにも、この夏のうちに教科書の全範囲の知識をもれなく身につけておくようにしましょう。

まずは、教科書に一通り目を通し、太字となっている重要用語を押さえましょう。「どのような原因・背景によりこの出来事が起こったのか」「どのような経緯で変化・展開したのか」「この出来事は後の時代や他の地域の歴史にどのような影響を与えたのか」といった点を意識して教科書を読み込むことで、用語の深い理解を身につけましょう。

 

2)論述問題に慣れよう!

京大世界史は毎年300字の論述問題が2題出題されます。出題される内容は基本的なものが多いですが、問題の要求が複数提示されるため、要求に沿った解答を作成する文章構成力・表現力が必要です。また、京大世界史では小論述問題も出題されるため、短い字数でバランスよく文章を構成する論理的思考力も鍛える必要があります。こうした力は一朝一夕には身につかないので、今から論述問題に取り組みはじめ、論述を書き上げることに慣れていきましょう。

既習範囲については、短い字数の論述問題からどんどん取り組みましょう。初めのうちは、教科書などを見ながらでもかまいません。問題の要求に沿って、自分の言葉で解答を作り上げることに慣れていくことが肝心です。

また、論述問題に取り組む中で、知識・理解が足りない部分に気づいたら、教科書に戻ってしっかり復習しましょう。慣れてきたら、京大世界史で出題された300字論述の過去問にもチャレンジしてみてくださいね。

 

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