Z会の京大コース担当者が、冬〜直前期にかけての「京大英語」の学習ポイントをご紹介。【今から共通テストまでにやること】【共通テスト後→個別試験本番までにやること】を解説します。
今から共通テストまでにやるべきこと
入試本番が徐々に近づいてきています。秋以降は過去問や模試など実戦演習に力を入れてきた人も多いと思いますが、12月からは共通テストの対策も積極的に行いましょう。
共通テストの用いられ方は学部によって異なりますが、京大の個別試験にはないリスニングでも高得点が取れるように対策しましょう。
共通テストで高得点を確保するには、共通テスト特有の問題形式への対策が欠かせません。そのため、12月の段階から共通テストの形式に慣れ失点を極力減らすためのコツをおさえておくことが重要なのです。対策をする際は、以下の点を意識すると効果的です。
リーディング
京大英語の対策として難易度の高い英文の内容を正確に読み取る練習を重ねてきた皆さんにとって、共通テストの英文レベルは決して難しくないはずです。注意しなければならないのは、文章量が多いため時間との戦いになるということです。速読力を上げるため、各大問ごとに目安の取り組み時間を設けてその時間内に解くことを意識して演習を重ねましょう。
リスニング
問題用紙に書かれたグラフや表などの資料の読み取り精度が高得点獲得の鍵を握ります。問題タイプごとに演習を積んで、聞き取るべき情報は何なのかを把握した上で、音声を待ち構え、必要な情報を確実に拾い切れるようにしましょう。
共通テスト後〜個別試験本番までにやるべきこと
個別試験対策に集中して取り組んでいきますが、このタイミングで新しい問題集に手を出す必要はありません。まずは今までに解いた問題集や過去問・模試等で出来なかった問題を復習し、同じポイントを問う問題が出た際には確実に得点できるようにしておきましょう。また、本番の時間配分を想定して練習するために、未着手の過去問や予想問題に取り組むことをオススメします。
近年、京大英語は出題傾向の変化が目立ちますが、問われる力は大きく変わっていません。合格した先輩たちも本番で出題形式の変更に驚いたものの、慌てることなく取り組んだところ、十分に対策をしてきた下線部和訳や和文英訳では確実に点数がとれ、内容説明問題や自由英作文でも積み上げてきた読解力と英文作成力を駆使して落ち着いて解答をまとめることができたそうです。長文読解では、和訳問題の対策を中心にしつつ、内容説明問題が出題されても対応できるよう、文脈把握と記述の力を徹底的に鍛えましょう。自由英作文は、年度によって形式が変化しているので、代表的なパターンには一通り当たっておくと安心して本番を迎えることができるでしょう。本番直前は、使ってきた参考書・問題集を今一度確認して弱点を克服し、今できる対策をやり尽くして、自信を持って本番にのぞみましょう。
Z会の京大講座・ご案内
本記事を読んでいただきありがとうございます。記事をX(旧Twitter)でポストしてもらえると嬉しいです。
よろしくお願いします!