「京大世界史」指導担当者による受験対策アドバイス(冬・直前期編)

Z会の京大コース担当者が、冬〜直前期にかけての「京大世界史」の学習ポイントをご紹介。【今から共通テストまでにやること】【共通テスト後→個別試験本番までにやること】を解説します。

 

今から共通テストまでにやるべきこと

(1)共通テストの形式に慣れよう!

共通テストでは、正誤問題に加え、年代整序問題、複数の空欄に当てはまる語句の組合せを答える問題など、独特な出題形式の問題が出題されます。

本番で焦ることのないよう、過去問や共通テスト予想問題などに取り組んで、本番の形式に慣れておくようにしましょう。とくに、共通テストで多く出題される図や写真、史料文などの資料を用いた問題については、資料集や教科書を使って資料の読み取りの対策をしっかりとしておいてください。

また、共通テストでは「歴史総合」の範囲からも出題されます。「歴史総合」の教科書を読み返すなど、今一度知識を確認しておきましょう。

(2)ケアレスミスに注意しよう!

共通テストの対策は十分でも、ケアレスミスで失点してしまっては元も子もありません。とくにマークシートで解答する共通テストは、マークずれやマーク忘れなどがおきがちです。解答後のミスチェックや見直しを欠かさずに行うようにしましょう。

 

共通テスト後〜個別試験本番までにやるべきこと

(1)論述の記述力を高めよう!

京大世界史の難関といえば、例年第1問・第3問で出題される300字論述でしょう。設問の要求が多く、制限字数が厳しい場合が多いですから、簡潔に、かつ正確な記述で論述することが求められます。

こうした論述を書く上では、知識が正確であることのみならず、採点者に正しく伝わる解答を作ることがとても大切です。世界史の知識は正しく身についていても、設問の要求に応える形での記述ができていなかったり、記述に過不足があったり、論旨が通らない記述になったりしていては、得点にはつながりません。

Z会の通信教育「[特講]直前予想演習シリーズ」の京大世界史などを使って、作った解答を実際に添削してもらい、採点者に伝わる解答になっているのか、どうすれば正しく伝わる解答になるのかを確認するとよいでしょう。また、知識に穴があると感じた人は、その都度教科書を確認するようにしましょう。

(2)時間の感覚を身に着けよう!

これは、共通テストのときにもいえることですが、入試本番の時間は無制限ではありません。とくに京大世界史は、計600字に及ぶ論述問題だけでなく、第2問・第4問で合計約60問もの単答・空欄補充問題に解答しなくてはならないため、よりシビアな時間管理が必要となります。

単答・空欄補充問題は、1問当たり30〜45秒程度で解答を書ききるものと心得ましょう。共通テスト以降は、本番をシミュレーションした時間管理を行うことで、本番中に焦ることのないようにしましょう。また、時間設定を行う際は、見直しの時間も考えた時間配分をすることも大切です。

 

担当者からのメッセージ

受験まで残された時間は多くないですが、地歴科目は『最後の最後まで伸びる科目』です。最後まで諦めずに、学習を続けるようにしましょう。自分を信じて努力を怠らないことが、試験本番までにやるべき一番大切なことです。Z会一同、皆さんを応援しています。

 

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