「プログラミング教育」とはどういうものなのか、またその背景にある「STEAM(スティーム)教育」とは何なのかを、わかりやすく紹介します!

お子さまの情報機器との付き合い方や、STEAM教育・プログラミング教育の「今」がわかる読み物のご紹介など、気になるテーマを取り上げていきます。

2021年04月13日更新

[情報と入試] 【第4回 「情報」入試はマイナーデビュー?! いえ、プログラミングと同じくメジャーデビューの準備をしています。】

前回記事(【第3回 「情報」入試…学習することがばらばらじゃあ対策できないし…。 いえ、対策できます。】)はこちらからご覧いただけます!

●メジャーデビューの準備は万全!

2021年3月24日に独立行政法人大学入試センター(以下、大学入試センター)は、

『情報』は「情報Ⅰ」の内容を出題範囲とする。 また,情報で一つの試験時間帯とする。

と、発表しました。

これを受け、情報入試の普及を目指す、情報処理学会が、2021年3月29日に喜びの声を出しています。どういうことでしょう。

実は、この時間割こそが、情報入試がメジャーデビューをはたすための絶対条件なのです。

●地歴(地理歴史)と公民の受験者数と時間割

ちょっとだけ、難しい話をします。次の表は、地歴と公民の受験者数を比べたものです。同じ教科でも2011年1月実施のほうが、公民の受験者数がかなり多いですね。少子化の影響でしょうか…いえ、地歴は逆に2014年1月実施のほうが増えています。

次に試験の時間割を見てみましょう。

2011年1月実施
1日目
公民(1科目) 9:30〜10:30
地歴(1科目) 11:15〜12:15

2014年1月実施
1日目
地歴・公民  9:30〜11:40

2011年1月実施は、地歴と公民で時間割が別、2014年は地歴と公民で時間割が同じです。これにより、2011年は地歴から1科目・公民から1科目に対し、地歴公民から2科目選べるのです。

一般に、国公立文系の2次試験では、地歴(世界史B、日本史B、地理B)から2科目という学校が多く、受験生も地歴を重点的に勉強しがちです。そのため、公民を選択する受験生は少なくなってしまうのです。

一方で、2011年1月のように、公民だけで一つの時間帯であれば、2次試験での受験機会や高得点採用を狙うべく、多くの受験生が受験するのです。

「情報」が、一つの試験時間帯となることの影響の大きさ、目指せ約20万人受験! メジャーデビューへ向けて着々と準備が進められています。

でも、「大学が入試教科に採用しないと、意味がないのでは!?」という声が…入試の世界も流行があるのです! ということで次回、【第5回 「情報」入試は流行にのれるのか!?売れっ子になれるのか?!…大学入学共通テストの影響力は大きいのです。】へ続く。

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