「京大化学」指導担当者による受験対策アドバイス(夏編)

Z会の京大コース担当者が、夏の「京大化学」の学習ポイントをご紹介。「この夏にやるべきこと」を解説します。

この夏にやるべき「京大化学」受験対策

化学に限らず、理科について全範囲の学習が終わるのは、例年11月くらいの学校が多いです。これを踏まえた上で、この夏が終わるまでに到達すべきゴールは、

  • 既習範囲の問題について、高めのレベルの問題まで解けるようにしておく
  • 京大化学の出題構成を把握しておく

の2点です。

 

1)既習範囲の苦手分野の克服と、入試レベルへの引き上げ

学習が終わる時期が遅めだからこそ、学校の授業ですでに学習した分野については、より完成度を高めておく必要があります。学校で配布される教科書、問題集等について、既習範囲の内容を完璧にしておくことが必要です。

具体的には、既習範囲の問題を一通り解くことで、自分の知識で抜け漏れがある部分、曖昧な部分を洗い出します。解説を読んだだけでは理解できない場合、教科書に戻り、必ず理解しておくようにしましょう。納得できない部分は、「化学の新研究」(三省堂)のような参考書を併用するのもよいでしょう。無機分野の知識の整理には、写真を用いた資料集の活用も考えられます。

また、計算が必要な問題や論述問題は、頭の中で解法や論述内容を思い浮かべるだけでは実戦で役に立たないことも、肝に銘じておくべきでしょう。きちんと手を動かして自分の考えを書き出し、答案として表現する訓練を怠ると、試験場では「あれ?ここはどうするんだっけ?」「いい文章が思い浮かばない!」という場面が続出し、得点に繋がりません。必ず、自分の手で解答用紙に書き表すようにしましょう。

さらに、自力で解けなかった問題や、苦戦した問題に印をつけておき、自分の力で何も見ずに解けるようになるまで演習を繰り返してください。

なお、夏の段階で無機化学の学習が終わっていない人は、教科書や動画を用いて予習しておくとよいでしょう。

 

2)京大化学の出題構成の把握

今年の入試の出題範囲については見えにくい部分が大きいのですが、例年の出題(大問)構成については夏の段階で把握しておくようにしましょう。

また、近年の京大化学では、分量が多いほか、煩雑な計算を伴うものも出題されるケースがあります。問題演習時に時間を区切って解いたり、その時間内で手計算を行ったりするなど、日々の受験勉強の中に戦術を磨く工夫を盛り込むとよいでしょう。

 

 

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      <科目担当者からのメッセージ>

      化学に限らず、理科について全範囲の学習が終わるのは、例年11月くらいの学校が多いです。ご紹介した「この夏やるべきこと」を参考にしていただき、この夏の学習を充実したものにしましょう。

       

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