「京大日本史」指導担当者による受験対策アドバイス(夏編)

Z会の京大コース担当者が、夏の「京大日本史」の学習ポイントをご紹介。合格から逆算した「この夏の到達目標」「この夏にやるべきこと」を解説します。

この夏の到達目標 -京大日本史攻略のために-

1)全時代・全分野を通して、基礎知識を習得する

京大日本史では例年、70問の単答記述問題(年度によっては短文記述問題も出題される)と、200字の論述問題が2問出題されます。毎年、幅広い時代・分野から満遍なく出題されるので、全時代・全分野にわたる知識と、それを正確に書ける力が必須です。昭和戦後史や文化史の出題も多く見られるので、漏れのないよう学習することが大切です。

 

2)論述問題対策を始める

論述問題は、一朝一夕で書けるようになるものではありません。まずは、論述問題に慣れることが大切です。

 

この夏にやるべき「京大日本史」受験対策

1)全時代・全分野を一通り学習する

既習範囲については、基礎知識を定着させるため、しっかりと復習をしましょう。定着度合いをはかるために、分量が少ない問題集に取り組み、1冊仕上げるのもよいでしょう。

未習範囲については、教科書を一通り読み、大きな流れと、重要語句を押さえましょう。

京大日本史では史料問題も出題されます。未見史料も必出で、史料読解力を要する出題もありますが、史料に関連する事項や、史料中の語句に関連した出題も多く見られます。史料中のキーワードに気づき、具体的な歴史事項と結びつけるには、やはり知識が重要です。

この夏に、全時代・全分野の基礎知識を押さえる学習をしておくことで、秋以降の入試の出題形式・内容を意識した実戦的な演習の土台を作っておきましょう。

 

2)論述問題に取り組む

京大日本史で出題される論述問題では、単純な事項説明ではなく、歴史事象の展開・変遷や、複数の事象の比較などが問われます。

最初から200字の論述問題に取り組むのではなく、まずは、少ない字数で、また事項説明のような書きやすいテーマでかまいませんので、実際に自分の手で、設問要求に応じて解答に盛り込む要素を取捨選択し、指定字数以内にまとめる練習をしましょう。

論述問題では、採点者に伝わる文章になっているかどうかも重要です。添削を受けるなどして改善点を明らかにし、論理的な解答にまとめる力も養っていきましょう。

 

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      <科目担当者からのメッセージ>

      日本史は、最後まで伸びる科目ですが、分量が多いので学習を後回しにすると、「まだ勉強が終わっていない時代がある」となりかねません。夏の間に、スキマ時間も上手に使って、コツコツ学習していくことをおすすめします。

       

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