20年度東大・医学部 合格者インタビュー4

東京大学 文科一類合格

H.Aさん 雙葉高校卒

「高3での志望校変更するもプレアデスであきらめずに最後まで頑張ることができた」

プレアデスの本科受講生として通塾していただき、見事に東大合格を勝ち取ったH.Aさんと、H.Aさんの授業を担当した栗本講師に、プレアデスでの学習や受験を終えた現時点での心境などについて、思ったこと、感じたことを率直に伺いました。2020年3月、東大合格者の喜びの声をお届けしたいと思います。

 

合格おめでとうございます。まずは今の心境を教えてください。

A:自己採点して落ちたかも…と思っていたので、発表のときはすごくうれしかったです。

栗本:免許合宿中に合格の報を聞いてからあってなかったんですけど、おめでとうございます。数学とか特に難しかったのですが、よくくぐり抜けてくれたと思います。数学はどんな感じだった?

A:完答はできなかったんですが第1~3問は5~8割は書けたと思います。

東大を志望した理由を教えてください。

A:弁護士になりたくて、法学部にいきたかったのですが、国立で司法試験の合格率が高いところといったら、東京大学だったからです。インタークラス(注:既習外国語が英語以外の人のクラス)が面白そうだと思ったのも理由の一つです。

集団ではなく個別を選んだ理由は何ですか

A:7月から東大に志望校を変えたので、やっていなかった数学と地理を補強したくて個別を選びました。集団だとレベル的についていけないかなと思ったので。

当初のAさんの学力はどうでしたか。

栗本:ふつうは国数英はかたまっている時期のはずだったのですが、志望校の関係で夏から数学を詰めていくということになったので、最初はどうしよう…と思いました。ただ、教えていて、Aさんは、課題をしっかりやってくるとか、一題一題丁寧に解くとかでかなりきちんとやってくれて、最初は1完で20点もとれるようになれば御の字かなと思っていましたが、夏から秋にかけて実力が確実についてきてその上を目指せるくらいになってきました。Aさんのポテンシャルと努力でそこまで行けたんだろうなと思います。

プレアデスのいいところはどこですか。

A:添削をしてもらえたり、問題のリクエストができたりするところです。あと、雰囲気としては、程よく皆集中して、周りがみんな勉強しているところがよかったです。集団にも通っていたのですが、集団はそういうことを頼めばやってもらえることもあるんですが、やってくれない先生もけっこういるので。やっぱり自分の要望が通りやすいというのが大きいと思います。

栗本:一対一なので、今Aさんがいっていたように、問題リクエストや添削が柔軟にできるのはもちろんですが、苦手なところを集中的に学習できるのも個別の魅力だと思います。講師の目線で言えば、生徒個人に合わせたレベルで授業できることやZ会の教材を使えるのがいいですね。

他の塾との違いはどこですか。

A:他の個別は見ていないので集団との比較になってしまうのですが、苦手な科目は個別のほうがいいと思います。集団も一応レベル別になっているのですが、クラス内でも学力差が大きいので、全員にあった授業はできないので。

お互いの最初の印象はどうでしたか。

A:難しいですね(笑)。それまで身近に東大生がいなかったので、先生でありながら一番近くの先輩という感じでした。授業後などに大学のことが聞けたりできる存在として、受験のモチベーションになったと思います。

栗本:真面目な生徒さんなんだろうなと感じたのは覚えています。気持ちとしては楽にできました。

課題点はどこでしたか。

A:特に数学は、一回やっただけではなかなか解けるようにならなかったので、繰り返しやらなきゃいけないなと思っていました。

授業の印象はどうでしたか。

A:途中から一つずつ添削しながら授業してもらっていたのですが、今まで学校で受けていた数学の授業では、当然良い回答を作成するという視点がなかったので、新鮮だったしとてもためになりました。別解の解説も丁寧にしてもらえました。

栗本講師は授業の際に意識していたことはありますか。

栗本:とにかく受験まで時間がなかったので、問題数を絞ってしっかりと解説し、数は少なくてもそれを自分のものにしてもらう、というのを意識して授業を行っていました。当然それだけでは演習量が足りないので、その分は添削を入れるという形でカバーするようにしていました。

戦略面談はどのように活用していましたか。

A:数学だけではなく、自分で勉強している他の科目に関しても、参考書を教えていただいたりとか、自分で決めたペースや計画へのアドバイスをいただいたりとかしていました。参考書とかを教えていただいたり、自分で考えた計画へのアドバイスをもらったりしていました。

栗本:東大受験は科目数が多いので、時間配分のバランスが難しいですよね。なので、メインは自分で勉強しているAさんには、科目ごとの時間の使い方のバランスなどに注意しながらアドバイスするようにしていました。もちろん正解はないので、探り探りでした。

成績の推移について教えてください。

A:夏までは私文三科目の模試しか受けていなくて、志望を変更した後の夏模試から東大の模試を受け始めました。フランス語(外国語)と社会はもともと結構完成していたのですが、国語は高3追い込みで伸びたという感じです。数学は夏よりも秋のほうが伸びた。

―プレアデスに通って勉強以外の変化はありましたか?

A:自分一人で勉強したり、集団に通っていたりすると、大学の話をきいたりすることがあまりないし、それを自分に対して話してくれるということもないと思うのですが、プレアデスでは東大の話を先生から聞いて、それが楽しみになったり、それに向けて頑張ろうと思えるようになりました。

スタッフのサポートはどうでしたか。

A:普段から来た時に話したりしていたのですが、直前期は特に併願の相談にたくさん乗ってもらい、安心感がありました。ここがだめならここ、などの戦略を、自分だけでは難しかったので一緒に練ってもらえたのがよかったです。

受験勉強で大切なことは何だと思いますか。

A:とにかくあきらめないでやろうと思って、最後の五分で大量に書いたりした科目もあって、そこでもしかしたら合否が変わったのかも、と思います。ぎりぎりのスタートだったのですが、最後まで受かると思ってやったのがよかったのではないでしょうか。日ごろの勉強では、自分に合った勉強法を探すようにしていました。ずっと同じことをやり続けるのではなくて、例えば「怠けてしまう」と気づいたらそれをカバーする策を考える、といったようなことをしていました。

合格できたポイントは?

栗本:間違いなくAさんの努力と、文系科目でのアドバンテージだと思います。あとは、本番で最後まで粘って実力を発揮できたことも大きいと思います。

今後の夢や目標を教えてください。

A:国際系のゼミに興味があって、先輩に話を聞いているところです。学校外ではNPOをやろうと思って準備しています。東大には個性的な科目がたくさんあるので、弁護士になりたいというのもあるのはもちろんなのですが、語学が好きなので、第三外国語もとるなどいろいろな勉強をしたいです。

卒業後は、企業弁護士になってお金を稼ぐといった生き方よりは、格差を解消するような活動に興味があって弁護士になりたいので、その思いは持ち続けたいと思っています。

受験生や中高生にメッセージ

A:最後まであきらめないでください、ということを伝えたいです。

 

お問い合わせ