21年度東大・医学部 合格者インタビュー1

東京大学 文科二類合格

斎藤那由多さん 県立浦和高校卒

 

学んだことをしっかり実践して勝ち取った合格

   

齋藤那由多さん(東京大学文科2類合格)

黒松講師(英語担当)
波多野講師(英語/数学担当)
尾谷講師(世界史担当)

 

プレアデスで基礎力の重要性とやり続けることの大切さを学んだ

合格おめでとうございます。東京大学に合格できることができたポイントはズバリなんだったと思いますか?

齋藤さん:国語と地理については、高3 時点で既に知識は固まっていたので、直前期に授業と添削で詰めてもらいました。数学は1年間で問題を解きまくったのがよかったのかな。世界史は尾谷講師に何年分も添削してもらって、それがちゃんとした答案につながったと思います。英語は単語帳とリスニングをひたすらやり続けてきたのと、最後にきちんと過去問をやって形式慣れが出来たことだと思います。
プレアデスの先生方の授業は無駄がなく、すべて東大入試に活かされるものでした。そのため、自己流でなんとなく勉強するのではなく、プレアデスで教わった内容をベースに自分のやり方を見つけていくようにしていました。
あと最後に滑り止めで受験した併願先の私立大学の問題がかなり難しく感じて危機感を覚えたことで、いい意味でスイッチを切り替えて、東大受験までの残り僅かな期間も集中して勉強することが出来ました。

 

東大合格の秘訣

講師の先生方は「合格の秘訣や決め手になったこと」についてどう思われますか?

黒松講師: 齋藤さんは周りの人の話を素直に受け止めて、今自分が何を出来ていないか直視することができる生徒さんだったので、やるべきことの明確化は出来ていたと思います。受験勉強に本腰を入れる時期が少し遅めだったものの、その分モチベーションも保ちながら集中して巻き返すことができたことも大きかったのではないかと思います。また、細かい話をするのが嫌いじゃなく、いい意味で「なんとなく」ではなくしっかり細かいところまで突き詰めて考えることが出来るようになったことも合格の決め手になったのではないでしょうか。日ごろから考える癖をつけて、「なぜその解法を使ったのか」などを深く考えることが出来るようになったのも大きいです。

波多野講師: 昨年の11月から担当させてもらっていたのですが、英語と数学ともに基礎的なところは積み上げられてきているようでした。そのうえで合格の決め手になったことといえば、難易度の高い問題、少しイレギュラーな問題を授業で扱うようにしながら「どんな問題が出題されても対応することが出来るように、今までとは違う切り口で問題に向き合うことをテーマに授業を行い、それを実践で活かせるところまで練り上げていったこと」でしょうか。
あとは、黒松講師も言ったとおり、齋藤さん自身のもつ「素直さ」だと思います。講師が色々アドバイスしても、それを受け止めて本当に実行に移す生徒ばかりではありません。でも齋藤さんは授業で重要だといったポイントはちゃんとメモをとってくれていましたし、自分の行動に取り入れるようにしていました。また、継続する力があったこともポイントかなと思います。

尾谷講師:私が初めて世界史の答案を見させてもらったときの印象としては、基礎固めはしっかりしてきたのだなということでした。そのおかげで、受験直前期にプレアデスの授業や添削では基礎の勉強に時間を割かずに、答案における説明力のところに注力することが出来たので、最後の最後まで点数も伸びていったのだと思います。
また、授業の中では東大入試本番でいつも通りの力が出せるように、自分の気持ちのもっていきかたや保ち方などの話しもしていましたね。日ごろから実力と摸試とでかなりギャップもあったので。摸試や入試で実力が発揮できるようにするにはどうすればよいかなども話をしていました。

 

講師の先生方の話しを聞いてみていかがですか?

齋藤さん:みなさんの言った通り、実践系の基礎固めをしっかりしたうえで、プレアデスの先生方の授業を通して、考えを深めたり様々なアドバイスをいただいたりしたことが合格につながったのだと思います。
昨年はコロナの影響もあり特に前半は予定通りにいかなかったところもあったのですが、参考書やスマホアプリなども活用しながら、あきらめずにコツコツとやっていたのがよかったのかなと思います。

 

東大を志望した理由を聞かせてください。

齋藤さん:最初は名前だけは知っていてなんとなく意識していた程度でしたが、いろいろと調べていくうちに、制度やそこで学べることなども含めてやはり面白そうだなと思いました。日本一だからこそ切磋琢磨できる仲間と出会えるっていうのもありますし、入学後に様々なことを学んだうえで自分の専門を決めることができる進振り制度もあるのも魅力です。また、元々は大学で経済学を学びたいと思っていたのですが、最近東大新聞を見て、「都市工学」に文2から理転する人がいると知って、理転することも少し検討し始めました。学びながら様々な可能性を探っていけることもいいなと思います。

 

 

プレアデスの、ひとりひとりにあったオーダーメイドの授業と添削

プレアデスに通うきっかけはなんですか?

齋藤さん:高2の春にプレアデスのイベントに参加したことがきっかけでした。イベント終了後に、講師の方や教室長の鈴木やすかさんと話しをする機会があって、ここでなら頑張れると思いました。

個別ではなく集団塾も検討していたのですが、自分の性格的に授業後に先生のところへ質問しに行ったり、授業中に質問をして授業を止めてしまうのは周りに申し訳ないと考えてしまうところがあって、気軽に質問できない集団塾よりは、どんなささいな質問も気軽にできるプレアデスの個別形式の方がしっくりきたので、プレアデスを選びました。プレアデスは1対1の完全個別形式で、話しやすい先生方なので、授業中に質問をして周りに迷惑がかかることもないので、自分には合っていたと思っています。また、プレアデスでの添削は提出した後にすぐに返却され、授業を担当してくださっている先生が自分のことを分かったうえで丁寧に赤を入れてくれるので、受験まで期間が限られている以上そこは重要だと思いました。受験の本当に直前(前日)まで添削もお願いしてました。

 

プレアデスの、相談しやすい環境

個別指導の良さはなんですか?

齋藤さん:分からないと思ったときにすぐに質問できるところと、分からなくても恥ずかしい思いをしないところだと思います。集団授業だと自分だけがわからない問題を質問すると授業止まって周りに迷惑もかかりますし、少し恥ずかしいので質問自体を躊躇することってあるじゃないですか。でもプレアデスだと質問が気軽にできますし、逆に自分がわかっているところはどんどん進めていくことができるのもよかったです。
あとはプレアデスの教室長やスタッフの方々や講師の方が、すごく親身になって相談に乗ってくれるところもありがたかったです。教室長は受験情報をたくさん知っているのでそれを聞いて活用したり、授業以外でも講師の方に質問や相談にのってもらったりもしていました。尾谷先生とは、入試の世界史で大論述は何が出題されるか議論したりもしました。

 

1対1だからこそ、生徒が「本当の意味で分かっているか」を表情から読み取りながら授業ができる

 

 

先生方から見て、プレアデスの生徒さんにとっての良さはどんなところにあると思いますか?

黒松講師:「生徒ひとりひとりにオリジナルの授業を作れること」が強みだと思います。入塾する時期も生徒によってバラバラな中、本人の状況や目標、残り時間などを考慮したうえで、本人の負担も考えて各科目に優先順位をつけて計画を立てられるところも強みだと思います。

波多野講師:講師側も教えているときに生徒の顔を見ながら授業が出来て、理解している顔だなとなったときは、ドンドン次に進めたり、逆に反応鈍いなってなると、重点的に教えるようにしていました。「わかった?」と聞くとつい「わかった」と言う生徒さんもいるのですが、1対1なのでその言葉だけではなく表情もしっかりと見極めながら、説明のしかたや進め方を調整しています。そういうところも良い点なのではないかなと。

齋藤さん:わからない問題とか焦っちゃうので、すぐに表情にでちゃってました。

波多野講師:齋藤くんはリアクションが分かりやすいので、表情を見ながら授業を進めるようにしてました。

尾谷講師:添削の話になりますが、どうしても30人50人など大人数の添削を限られた期間ですることになった場合はどうしてもある程度は、採点基準みたいなものをベースにした機械的な要素採点になってしまいますが、要素はあっていても通しで読んでみるとあまり論理的な文章になっていていないことも多々あります。東大は論理を重んじていますし、機械的に〇〇が入っているから〇点、〇がないからマイナス〇点などと点数をつけるだけでは東大に合格できるような答案には近づきません。その点、プレアデスの場合はふだん1対1で授業をしている講師が生徒の答案をじっくり見たうえで、要素採点の面だけでなく論理の部分までしっかりふまえて丁寧な赤字を入れられるのも魅力の1つかなと思います。

 

 

プレアデスの授業が、様々な解法があることに気づいたり
頭を柔らかくしたりするきっかけに。

プレアデスの授業はどうでしたか?

齋藤さん:授業もそうなんですけど、添削を中心に記述で論理が通っているのか、英語では文法も含めて要求通りの答えになっているのかなどを本当にしっかりと、いい意味で厳しく見てもらえたのがよかったです。
初めは模試の答案を自分で読み返したときに、自分でも何を書いてるのか分からないほど酷い答案を書いてしまっていたのですが、東大で合格できるような記述力を磨くためにも、プレアデスで自分の答案がきちんと書けているのかを丁寧に厳しく見てもらえたのは大きかったです。

波多野講師:授業で過去問を扱っていましたが、それとは別に過去問を宿題で出して添削をしたり、本人が自分で解いてきた過去問を厳しめに添削したりしていました。そのうえで授業で弱点を分析したり補強したり。英語だと機械的な要素採点などではひっかからないような細かい部分までかなりしっかりめにチェックしていました。数学だと基礎的なところは積み上げてきていたからこそ、今までやってきたことにこだわってしまうところも少しあったので、解答があっていたとしても、別の解法もあると提示して、頭を柔らかくなるような授業や添削を意識していました。

 

プレアデスで添削を受けてみてどうでしたか。

齋藤さん:やはり今までやってきた方法に拘って問題を解いてしまうところがあったので、「座標だからと言って関数に拘らないで、ベクトルを使ってみる。」だとか、様々な角度から色々な解法をすごく意識してやるようになりました。

何からどう勉強すればいいかが明確になった、プレアデスの戦略面談

 

 

戦略面談はどのように活用していましたか?

齋藤さん:プレアデスに入ったときは、何からやっていけばいいのか全くわからない状態でしたが、戦略面談を通じて、受験当日までのマクロな視点で「長期計画」を立てながら、逆算して「短期計画」を立てたおかげで、段々と今何をしなければならないか明確になりました。戦略面談を続ける中で徐々に、先生に計画を立ててもらうのではなく自分で計画を立てていけるようになり、自分で考えた計画を波多野先生に見てもらうようにもなりました。

 

プレアデスに通い始め、成績などには変化ありましたか。

齋藤さん:数学が少し苦手だったのですが、共通テストの本番では数学1Aで満点を取ることができました。また、勉強の意識が変わりました。英語や世界史の単語をおざなりにしていましたが、そこにも力を入れるようになりました。また、家しか勉強する場所がありませんでしたが、意識を途切れさせない場所として、プレアデスの自習室も活用していました。

 

大切なのは、最後までコツコツとやり続けること

受験において大切なことは何だったと思いますか?

齋藤さん:最後までやり続けることだと思います。基礎のところをおろそかにせず、コツコツとしっかりやり続けたことも大切だったと思います。

 

プレアデスで東大生と交流しながら、明確な目標をもつことができた

後輩にメッセージをいただけますか?

齋藤さん:大学に入学した先のことをなんとなくでも決めておくことが、勉強へのモチベーションにもつながり、やる気もでると思います。プレアデスには周りに東大生の先生方がたくさんいるので、様々な東大生と交流しながら明確な目標をもつことができました。みなさんも明確な目標を見つけて、受験勉強頑張ってください。

 

様々な可能性がある、東大という場

今後の目標と夢を教えてください。

齋藤さん:部活、サークル面では、東大クイズ研究会に入って東大王に出られたらいいなと思っています。高校時代からずっとクイズをやってきているので、それは今後も続けていきたいと思っています。
学業面だと、ずっと経済学をやろうと思っていたのですが、東大新聞社の出している進振りの結果を見て、文2から都市工学に行っている人がいることも知りました。友人も浪人が決まったときに理転していることもあって、今は理転することにも興味があります。高校時代にやってこなかった物理も学んでみたいし、プログラミングにも興味があるし、実際に東大に行っていろいろと考えてみたいと思っています。

 

齋藤さん、ありがとうございました!

 

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