21年度東大・医学部 合格者インタビュー3

東京大学 工学部合格(学校推薦型選抜)

川村綺佳さん 広尾学園高校卒

 

プレアデスの柔軟なカリキュラム設計で、部活や研究と両立できた

 

川村綺佳さん(東京大学工学部 学校推薦型選抜合格)

伊藤講師(数学担当)
吉川講師(物理・化学担当)

 

身近な課題からはじめた研究で、プレアデスを活用しながら東大に合格

東大学校推薦型選抜での合格おめでとうございます。今の率直な気持ちを教えてください。

川村さん:嬉しいです。安心しました。東大の一般入試と両立できるか心配だったのですが、プレアデスの先生にも東大に推薦で合格した先生方もいて担当講師もふくめ先生方から「チャンスが広がるし、これまでやってきた研究の土台があるから、チャレンジしてみたら?」と背中を押していただきました。これまで研究で取り組んできたことが評価され、推薦という形で東京大学に合格をいただけたので、推薦の良さを生かしてさまざまな研究室を訪れてみたいと考えています。

研究内容について簡単に教えて頂けますか?

川村さん:渋滞学への興味から出発して、待ち行列に関する研究を行っています。きっかけは、最寄り駅の電車が混雑していて、どうにか解消できないかな、と考えたことでした。勉強していくうちに、渋滞学が幅広いテーマに適用できることを知りました。それこそ、働きアリの渋滞から血液まで、守備範囲が広いのが特徴です。

面白いテーマですね!東大では、どんなことを勉強したいですか?

川村さん:臨時電車の効果について検証しようとしたところ、お金も絡む話なので、数学だけでなく交通経済学といった分野横断的な知識、考え方が必要なことがわかりました。まずは工学の基礎を勉強しつつ、興味のある範囲に沿って勉強をしていきたいです。

 

「研究や部活」と「受験勉強」の両立を支えてくれた
プレアデスのオーダーメイド・カリキュラム

 

川村さんにとって、プレアデスの魅力は何でしたか?

川村さん:「授業日時を個別に調整できる」ことで「部活や研究などの課外活動」と勉強を両立しやすいということと、「オーダーメードカリキュラム」で自分にあった授業をしてもらえること、「東大までの人ではなく東大”から”の人を育てる」というプレアデスの理念の3点です。私は高2の終わりまで研究活動を続け、高3の夏まで野球部に所属していました。高1の終わり頃、特に野球部の活動日程が週によって異なったため、予定をフレキシブルに変えられる塾を探していました。そんな中「東大からの人を育てる」という一味違う理念を掲げているプレアデスのことを知って、体験に参加することにしました。

 

集団塾などでは自分から先生に積極的に質問できなかったのですが
プレアデスの1対1の授業では、気軽にすぐ質問できました

体験してみて、いかがでしたか?

川村さん:先生との距離が良い意味で近いなと感じました。以前、集団塾に通っていたときは、なかなか自分から積極的に先生に質問できなかったのですが、プレアデスではすぐ質問ができました。日程を私の予定に合わせてフレキシブルに調整して頂いたり、志望校選びを自分のことのように親身に考えてくれたりと、大変お世話になりました。

 

プレアデスの月1回の戦略面談で、勉強と課外活動とのバランスを。

部活や研究を行っていて忙しい毎日だったと思いますが、勉強とはどのようにバランスを取っていましたか?

川村さん:月1回の戦略面談で、受講している科目だけでなく全ての科目について相談できたのがよかったです。また、参考書や問題集の情報も、実際に使ってみての体験を元に伊藤先生がおすすめしてくれるので、安心して取り組むことができました。

伊藤講師:高校2年生の終わりまでは、部活や研究が忙しいと聞いていたので、先取り学習はせずに、しっかり学校の内容を理解しよう、という話を面談でしてきました。授業では数学を担当しつつ、合間に他の科目の進み具合や理解度について話をしてきました。川村さんは計画を自力で立てて実行できる生徒さんだったので、戦略面談では目の前の定期テストよりも、最終的な受験日本番を意識して「いつまでにこの範囲を理解しておく必要があるね」といったアドバイスをしてきました。

川村さん:プレアデスの授業でも、Z会のテキストの中から、学校の進み具合や私の理解レベルに応じて、解くべき問題を選んで頂きました。

 

【インタビュアー】
須田講師(プレアデス元本科生・東大推薦入試(現学校推薦型選抜)合格)

【担当講師】
伊藤講師(数学/東大工学部)、吉川講師(物理・化学/東大工学部)

正解した問題も「なぜそうなるか?」を追求し、理解度を深めるプレアデスでの授業

受験勉強をする中で大変だったことや、苦しかったことはありましたか?

川村さん:高校3年生の春頃、以前より勉強に身が入らなくなった時期がありました。段々と模試の成績も落ちてきて、そのときは強い焦りを感じました。今から振り返ると、やみくもに焦ってしまっていたなと感じるのですが、当時はとにかく量をこなそうと、たくさんの問題を次から次へと解いていました。

吉川講師:ちょうどその頃、川村さんの化学と物理を担当していたので覚えているのですが、キャパがある生徒さんだなと。不安を感じているようだったので、いったん詰め込み式に全て頭に入れることを意識した方が良いと思い、授業中には全部教える勢いで、宿題も多めに出していました。大変だったと思うけど、川村さんは全部解いてくれたよね。

川村さん:そうですね、焦りがあったのもありますが、せっかくの個別指導なので、出された課題は全て解いていこうと思っていました。あと、吉川先生には「さらっとやらずに、自己採点と解説をちゃんと読むように」と言われていました。

吉川講師:そうですね、量をこなすといっても、さらっと解いてそのままにしてしまうと勿体ないですから、解答解説を納得行くまで読み込むことと、間違えた問題などを整理する「まとめノート」をつくるといいよ、というアドバイスをしました。

まとめノート、大事ですよね。

伊藤講師:私が担当していた数学の授業でも、宿題の問題は解くだけではなく自己採点までやってきてもらいました。授業では、解いてきてもらった問題の中から重要なものをピックアップして、その問題のポイントはどこかを川村さんに質問し、自分なりに答えてもらうようにしていました。

川村さん:間違えた問題だけでなく、正解していた問題に関しても「なぜそうなる?」を伊藤先生と一緒に追求してきたような気がします。

伊藤講師:宿題に出した問題が「今の実力で解けるかどうか」よりも「その問題から何を得るか」が大切だと考えています。そのポイントを明確にして抜き出すことが大事なので、正解している問題であっても掘り下げるようにしていました。

 

 

やみくもに焦ってしまった時期に、どうやって自信を取り戻したか

高3の春に成績が伸び悩み、焦りを感じたと仰っていましたが、どうやって乗り越えましたか?

川村さん:高校3年次の秋頃、先生と相談し、過去問演習から分野別の演習へと切り替えました。分野を絞って徹底的に演習量をこなすことで、理解が深まると同時に自信にもなりました。

吉川講師:化学や物理に対して川村さんは苦手意識があったのですが、講師の目線から見ると十分できている、という分野もありました。東大など難関国立大では、満点を取る必要は必ずしもなくて、最終的に半分〜6割正解していれば合格を狙いにいける世界です。分野を絞って演習すると同時に、いかに点を取るか、という部分を意識した勉強をアドバイスしました。解けるイメージが掴めるまで、ある程度量をこなす必要もあったよね。

川村さん:(たくさん演習をしていて)気づいたら消化されている、という感じでした。

吉川講師:「量より質」という言葉がありますが、量も大事な場合があると思います。

 

最後に、後輩にメッセージをいただけますか?

川村さん:東大の推薦で合格をいただけたのは、東大に入ってこんな研究をしたい、という意欲や熱意を面接官に伝えることができたからだったと感じます。大学入試は、自分で好きな進路を選べる貴重な機会だと思います。入学までの過程で辛いこともあるかもしれませんが、視野を狭めすぎずに、好きなことに向けて頑張って欲しいと思います。

 

川村さん、ありがとうございました!

お問い合わせ