21年度東大・医学部 合格者インタビュー4

順天堂大学 医学部医学科合格(東京都地域枠)

猪爪咲貴さん 都立大泉高校卒

 

プレアデス講師に納得いくまで質問し、理解力と吸収力が高まった

 

猪爪咲貴さん(順天堂大学 医学部医学科合格(東京都地域枠))

中尾講師(数学担当)
杉村講師(化学・生物担当)
中村講師(英語担当)

小学生のときに志した「医者」への夢をもって臨んだ受験

合格おめでとうございます。受験勉強の話に入る前に、医学の道に進んだ理由を教えてください。

猪爪さん:小学生の頃、医療に関わる物語を読むのが好きだったのが最初のきっかけです。病気をしたときに、担当の先生が優しくて、こんな人になりたいな、と憧れを抱いた記憶があります。高校3年生だった去年は国公立医学部に合格を頂いていたのですが、自分の夢のために、もう一年挑戦することに決めました。

杉村講師:今年、猪爪さんが自分の納得のいく結果を掴めて本当によかったです。猪爪さんは、プレアデスのラーニングラボでずっと自習していたよね。

猪爪さん:はい。毎日プレアデスに来て、ラーニングラボの自習席で夜までずっと勉強していました。

 

プレアデスで、分からないことをそのままにせず、
調べて質問する習慣がついた

 

今から振り返ると、何が合格につながったと思いますか?

中尾講師:猪爪さんは、プレアデスの授業中にたくさん質問をしてくれました。自分の答案と問題集の解答を比較して、別解として通用するのではないか、答案に足りない要素は何かを、納得するまで深掘りしていたよね。

猪爪さん:日頃から、疑問をふせんに書いてストックしておいて、プレアデスの授業でまとめて質問していました。

杉村講師:分からないことをそのままにしなかったよね。自分で調べることで時間がかかって、やろうと思っていた範囲まで手が回らないこともありましたが、結果的には知識が深まって実力に繋がったと思います。

猪爪さん:性格上、頑固なのもあってだと思うのですが、過去問の模範解答を見ても納得できないことがあり、「なぜ自分の答案ではだめなのか」と考えることが多かったですね。

中村講師:猪爪さんにちょっとしたアドバイスをすると、アドバイスの意図を含めて理解してくれました。吸収スピードが速いのと、すぐに実践して結果を教えてくれるので、次会うときには一歩先の内容を話すことができました。

 

「どうしたらいいですか?」が「こうしようと考えていますが、
どうですか?」に変わったプレアデスの戦略面談

 

プレアデスに通う中で、勉強方法や勉強への向き合い方は変わりましたか?

中尾講師:プレアデスで毎月行っている戦略面談では、すべての科目に関して、猪爪さんと勉強計画を立てていました。高校3年次は、半年後〜1年後の長期的な目標から日々の勉強計画に至るまで、綿密かつ具体的に相談していきました。猪爪さんが戦略面談に慣れてきてからは、計画は自分で立てられるようになってきたので、自主的に考えてきてもらった計画を一緒に見ながらアドバイスをする、という形式に変えました。

猪爪さん:手帳を買ってやるべきことを1週間単位でリストアップし、実際にやったことを書き込んでいきました。先生への質問内容をかいた付箋も全教科まとめて手帳に貼っていました。

中尾講師:戦略面談で勉強計画のことを聞くと、「どうしたらいいですか?」と答えていたのが、あるときから「こうしたい、こうしようと考えているけど、どうか」というような聞き方に変わってきたよね。勉強量をこなすうちに、自分のことを客観的に見られるようになっていったと思います。

杉村講師:猪爪さんは、自分が好きな範囲や気になった内容は、納得がいくまでとことん調べたくなってしまうタイプだったので、内容ごとにバランスを取れるようなアドバイスを心がけていました。

猪爪さん:確かに、いちど深みにはまってしまうとなかなか抜け出せないのが分かっていたので、先生には深みから引き戻す役割を担って頂けていたような気がします。それから、「問題の解き方」についてのアドバイスを頂きました。模試では時間が足りないことが悩みだったのですが「問題文のすべてを熟読しなくてもいいよ」って。

杉村講師:1から100まですべてを把握しよう、という姿勢は良いのですが、俯瞰してみるとマイナスに働いている場面もあったので、解き方についてもアドバイスしました。

 

プレアデスでは数学をメインで毎月受講し、
必要な月だけ化学・生物・英語を期間限定で追加受講して不足を補った

 

プレアデスでは月4回から授業科目を選択できますが、どのように活用しましたか?

猪爪さん:数学は毎週固定で継続的に受講してきました。夏や冬の休み期間などに、化学、生物、英語の3教科を受講しました。特に化学と生物については、高校1年次に約1年留学していたこともあって、どこから勉強したらいいか分からなかったので、基本的な勉強方法から教わりました。

杉村講師:私は化学と生物を担当したのですが、短期間で成績を大幅に伸ばすことは難しいので、長期的に実力を伸ばしていけるような勉強方法、基本的な考え方を伝えられるよう意識しました。

中村講師:私が担当した英語では、初回の時点で本人の心配とは裏腹に、ある程度実力があることが分かったので、英語を題材としつつも、どの教科にも通じる勉強法をアドバイスしました。

猪爪さん:いわゆるケアレスミスを多発してしまっている、という相談をしたところ、中村先生から「ミスノート」をつくるといいよ、と教えてもらいました。

 

ミスノートとは、どんなものでしょうか?

中村講師:ミスを減らすためには、とにかく自分のミスを分析する必要があると思っています。猪爪さんには、①どういうミスをするか把握し、②どうしてミスをしてしまったのか考察して、③どうすれば直せるか考えて実践する、の3つをアドバイスしました。その人の特性によって間違え方が異なるので、自分にあったやり方でミスを減らす取り組みをするのが大切ですね。

猪爪さん:私の場合は数字の「3」と「5」を急いで書くと混同してしまうミスが多発していたので、ミスノートの話を聞いて、「3」の書き方を工夫してみました。

※ミスノート

なるほど、ミスノートの考え方は大学入学後も役に立ちそうですね!

 

意志の強さで受験を乗り切ることができた

受験において大切なことは何だったと思いますか?

猪爪さん:私の場合は、とにかく勉強量をかせぐことが必要だと思っていたので、いわゆる受験テクニックよりも、しっかり時間をかけられるかどうかの方が重要でした。医師になりたいという大きな目標の上に、「量をこなすぞ」という強い気持ちを持って勉強に取り組んできました。それから、性格上、一度やると決めたことを貫く意志の固さが良い方向に働いたと思います。例えば自習時間でも、毎日プレアデスが夜に閉まるギリギリまでやると決めて実行してきました。

最後に、後輩にメッセージを頂けますか?

猪爪さん:努力は裏切らないので頑張ってください。

猪爪さん、ありがとうございました!

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