全科目についての計画を立てることでメンタルが安定、一対一の授業を通じて自分の疑問を解消できた
東京大学 文科三類合格
石野礼愛さん 吉祥女子高校卒
話し手:石野さん(東京大学文科三類合格)、鳥羽講師(数学)
やりたいことが分からない中、進学選択制度に魅力を感じて東大を志望。
-合格おめでとうございます!まずは今の心境を教えてください。
石野さん:喜びよりも、信じられないという驚きが大きかったです。最近は友人に会うと「おめでとう」と言ってもらえるので、実感が湧いてきました。
鳥羽講師:無事に試験を受けられたなら大丈夫だと思っていました。飄々と受かっていそうな感じがあったので、そこまで心配はしていませんでした。
– なぜ東大を志望したのですか。
石野さん:理由は主に3つあります。1点目は、やりたいことがはっきり決まっていなかったので、2年の後期で学科を選択するという進学選択の制度に惹かれたことです。2点目は世界史より地理が得意なので、社会を2科目受験できることが自分の強みを生かせると思ったこと。3点目は、日本で一番の大学を目指し、努力してみたかったということです。
受講科目以外の科目についてもサポート体制が整っているプレアデス
-高校3年生の10月頃からプレアデスで受講し始めたとのことですが、きっかけや理由はありますか。
石野さん:何を勉強すればいいのか分からなくなってしまって、学習計画の相談がしたかったことが理由です。秋模試の手応えが夏模試より悪く、落ち込んでいたタイミングでした。東大生が講師なので、自分の経験を基に指導してくれるのではないかと思い、授業よりも戦略面談に期待してプレアデスに来ました。
鳥羽講師:最初の体験面談の際にそのような雰囲気を感じたので、毎週計画の確認をすることを約束しました。
– 個別指導を選んだ理由や、個別指導の良さを教えてください。
石野さん:集団授業では分からない点があっても質問に行けずに流してしまうタイプなので、分からない点を先生にすぐに質問できるという個別ならではの良さに惹かれました。個別ですら少し質問することに気が引けてしまうのですが、先生が私の意図を読み取って「質問ない?」と聞いてくれたので、助かりました。
鳥羽講師:ペンを動かさなくなるタイミングで「なんか納得してない?」と声をかけると、少しずつ分からない点を話してくれて、それについて一緒に考えるという感じでした。教える立場としては、戦略面談などで受験に必要な全科目について指導できることが大きなメリットかなと思います。
-プレアデスで数学を受講し始めた際に課題となっていたことはなんですか。
石野さん:数学の記述の書き方をほとんど習ってこなかったので、解答用紙でただ問題を解くだけになってしまっていました。
鳥羽講師:基礎的な解法は頭に入っているようだったので、採点者が解答を読む際の流れを伝えながら、必要な要素や全体的な構成について指導しました。今後、大学でレポートを書く際にも役立つのではないかと思います。
-鳥羽講師の指導や授業についての感想を教えてください。
石野さん:数学の授業よりも計画を一緒に考えてくれることの方が心強かったです。毎回の授業で計画について話していたぐらいです。数学については、通い始めた時点では過去問を解いたことがないという状況だったのですが、難易度の低い問題から解き、解説してもらいました。
鳥羽講師:得意な分野から順に、さらにそれぞれの分野の中でも難易度の低い問題から順に解いて行きました。満点を取ることが目標ではなかったので、1年分の過去問をそのままセットで解くのではなく、得意な分野から順に練習して解ける問題を増やしていくという方向性でした。
-鳥羽講師が指導する上で心掛けていたことはありますか。
鳥羽講師:勉強が作業にならないようにしたいと常に思っていながら指導しています。石野さんの模試や過去問の点数が出た後に、どうしてその点数になったのかを理由を突き詰めてヒアリングして、解決方法を提示することを意識していました。例として、共通テストの国語、特に古文の成績がずっと低かったので、解いてもらった過去問を見たところ、知識が足りないのではなく、文章が読めておらず、練習が不足していることに気がつきました。そこで、過去問の文章の品詞分解をしてもらったところ、点数が上がるようになりました。
-宿題や課題についてはどのように決めていましたか。
鳥羽講師:毎授業、最初の20分程度を使って、最近の心境と進捗を確認し、計画の話をしました。受講科目のみならず、全科目について、その週にやることを話し合って指定していました。
最終的にはメンタルの安定が合格に繋がった
-プレアデスに来たことで何か変化はありましたか。
石野さん:成績が上がらず、勉強のできない自分に失望してさらに成績が上がらなくなるという負のスパイラルに陥っていた時期に来たのですが、計画を立ててもらったことで、やるべきことがわかり、持ち直しました。そこからは、立てた計画通りに勉強していけば安心だと感じ、メンタルが安定しました。直前の模試の成績にもその結果が表れたと思います。
-振り返ってみて、受験勉強で大切なことは何だと思いますか。
石野さん:自分に自信を持つことだと思います。自己嫌悪に陥って不安ばかりだった時期もありましたが、プレアデスに通い始めてからは計画を立てることで、自分のやっていることに自信を持つことができるようになりました。そのおかげで本番でも全力を出し切ることができました。
-やはりメンタル面でのサポートが功を奏したのですね。鳥羽講師から見て、石野さんが合格できたポイントはなんだと思いますか。
鳥羽講師:石野さんは、真面目で淡々と勉強できる生徒さんです。やるべきことをこつこつ回し続けられる点、勉強のやる気にムラがない点が鍵になったのではと思います。
– 今後の目標や夢を教えてください。
石野さん:文化の比較が好きで、アメリカ文化に興味があるので、そういったことを学べたら良いなと思っています。
– 最後に受験生や中高生へのメッセージをお願いします。
石野さん:受験勉強は辛いこともありますが、周りに相談したら助けてくれるので、自分だけで悩まないでほしいです。
-本日はありがとうございました!