英語4技能が必要な理由は?どう学べばよいの?

2019年2月2日

カテゴリー : 教育情報全般

本記事は2019年2月時点の内容です。
2023年4月時点の小中高における英語教育の変化や、CEFR-Jの指標を元にした自分の英語4技能のレベルがわかる記事を別途公開していますので、最新の内容はこちらをご覧ください。

 

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英語4技能とは?5分でできるセルフチェックテスト 

 

 

2020年度からの新学習指導要領に関する情報が耳に入ってくることも増えてきました。大きな変革の1つが英語です。これからは4技能が問われるようになりますが、その内容と背景、さらに力をつけるために心がけたいことを紹介します。  

英語4技能って?どうして4技能が求められるようになったの?

英語の4技能とは「読む・聞く・書く・話す」力のことです。
本記事をご覧になっている中高生の保護者世代が受けてきた英語の授業は、ReadingとWritingの2技能が中心だったことと思います。
その後、センター試験にListeningが導入されるということで大騒ぎという状況になりましたが、徐々に高校入試や個別大学入試でもListening試験の実施がなされ、その比重も上がってきました。とはいえ、授業・試験のいずれをとっても、文法・読解が中心でたまに作文とリスニング、という3技能の時代が続いています。
しかしこれからは、Speakingも追加され、4技能が本格的に問われるようになります。
これまでは、英語は単なる受験科目としての側面も強く、たくさんのことを覚えても実際に英語を使う場面も限られていました。
ところが、街にでれば英語が日常的に聞こえてくる国際社会の今。実際に英語を使こなせることが求められており、これからますますその場面が増えていくことになるでしょう。
せっかく中高6年間学んだのに、実際に使わないと単なる暗記テストで終わってしまいますしね。
4技能は、読む・聞くの「受信」技能と書く・話すの「発信」技能とに分けられます。
受信技能と発信技能をバランスよく身につけ、相手と、英語を用いてことばのキャッチボールができるようになる― 言語や文化に対する理解を深め、積極的に世界中の人とコミュニケーションを図ろうとする姿勢を育成し、実際にできるようにすることが今回の改革の狙いです。

 

どうしたら4技能の力がつくの?学習のポイントは?

1つの技能が追加されるだけ…?と思いがちですが、日本人にとっては、「読んでください」「聞いてください」よりも、「書いてください」さらには、「話してください」の方が戸惑ってしまうことが多くあります。それは、日常で『実際に使う機会』が乏しいことが要因としてひとつあげられます。
保護者の世代では問われなかったもの。それゆえ学習しなかったものがこれからは問われます。 今のままではまずいという変革から始まっていますので、自身が体験した学び方からも意識して変えていく必要があります。
4技能をバランスよく身につけるために意識していただきたいこと。ぜひ、『英語を使う場』をお子さまの学習・日常の中に増やしていってください。
英語は”ことば”です。ことばというものは一朝一夕では身につきません。決まった範囲を集中的に暗記して、テストや入試が終わったら次の範囲へ…ではなく、長い時間をかけて自身の身体の一部にしていくように学んでいきましょう。水泳やピアノのような習い事を行っていくのと同じ考え方です。
また、成功体験も大事です。外国の方に自分のことばが通じた!わかってもらえた!嬉しい!もっともっとできるようになりたい!
そうすることで、英語の勉強だけでなく、海外の世界への興味がわき、お子さま自身の世界を広げていくことにもつながります。
コミュニケーションの学習は、お子さまひとりで黙々と進めるには限界があります。また一気に変化が進むなかで、今の中学生・高校生には、4技能を身につけるのに適切な学習手段が公教育だけで十分に用意がされているとは言いがたいです。4技能習得のためのさまざまな知見や指導ノウハウをもった英会話スクールや塾、通信教育会社、オンライン英会話などをうまく利用することをお勧めします。
4技能の力が問われる時代、「4技能で学ぶ」ことが肝要です。

 

 

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