自己採点が難しい個別試験の記述対策どうする? 〜共通テスト記述式問題の見送りを受けて〜

共通テストの記述式問題の見送りが発表されましたが、難関大を受験する受験生の多くは大学の個別試験で記述式の問題が課されます。自己採点が難しいこの記述式の問題にどう対応していくかが難関大合格のカギになるということは例年と変わりありません。

 

国公立2次試験の対策では必須!

共通テストの記述式問題は導入が見送りとなりましたが、国公立大学の2次試験では元々記述・論述式の問題が中心となっており、対策の重要度としては変わりません。たとえば、東大の国語の問題は下線部を説明させる問題と漢字の書きの問題しか出題されません。

 

私立大学でも記述問題が拡張の方向!

私立大学というと大量のマークシート形式の問題で、重箱の隅をつつく問題が出題される印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、難関大を中心に傾向が変わりつつあります。たとえば、慶応大学では既に多くの学部で小論文が課されていますし、英語や地歴科目も記述・論述式の問題が出題されています。また、早稲田大学政治経済学部では現高2生の入試から、学部独自試験を記述・論述中心の出題とすると発表しており、記述・論述の比重が高まっています。

 

記述式問題の対策

知識を覚えれば、解答を書けるようになるというわけではありません。たとえば東大の日本史では以下のような問題が出題されました。
「後鳥羽上皇が隠岐に流される原因となった事件について、その事件がその後の朝廷と幕府の関係に与えた影響にも触れつつ、2行以内で説明しなさい」
承久の乱で後鳥羽上皇が隠岐に流されたということは知っていたとしても、その結果どうなったか・なぜそうなったのか、という意味・意義や因果関係つながりまで理解していないと得点できません。用語の暗記にとどまらず、「なぜ」「どうして」という点を理解しながら進める必要があります。

 

知識の獲得と並行して書きはじめる!

「暗記も理解も大切」ということを聞くと、まだ知識が付いていないから知識が付いたら記述・論述の対策をはじめよう、という声が例年多く聞こえます。ただし、書く力というのは一朝一夕で付くものではありません。最初は教科書や参考書を見ながらでも構わないので、理解しているかを確認しながら実際に書いてみる必要があります。

 

第三者に見てもらう!

さらに、ただ書くだけでなく第三者に見てもらう必要があります。記述・論述式の問題というのは自己採点をすることが非常に難しく、思い込みで間違いを犯すことも多々あります。

・主語と述語が一致している、適切に接続詞等が使えているなど、文章がおかしくないか
・自分の意図が正しく伝わる文章になっている、論理展開がおかしくないなど、意味の通じる文章になっているか
・書き手の中で前提となっている条件がちゃんと含まれているか
・盛り込むべきポイントが含まれているか

などは、一人で学習しても、なかなか伸びていくものではありません。自分で書いた答案を第三者、かつ、プロに見てもらい、それを復習する、というサイクルこそが、記述・論述式の問題を解く力を身につける唯一の方法なのです。

Z会の通信教育では、「思考力」「記述力」を鍛える問題を出題します。

 

お問い合わせボタン

 

~最新の情報をお届けします~

ミライ研究室専用LINE、Z会の無料メールマガジンで最新の情報をお届けします。

Z会の各種サービスのお申し込み・資料請求はこちらから