教育&入試トレンドニュース【2020年5月号】

新大学入試を含め、さまざまな教育ニュースを毎月配信する「教育&入試トレンドニュース」5月号です。

 

主なニュース

【ICTを活用した学習支援が広がる】

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、3月初めから始まった全国の小中高校の臨時休校。新学期を迎えても多くの地域で休校が延長され、教室での授業ができないというまさに前例のない事態が続いています。こうした状況で、いま懸命に模索されているのがICT(情報通信技術)、オンラインを活用した学習支援です。

休校期間中、試験的にオンライン授業を行う学校は増えています。中には、生徒たちが規則正しく学習できるように時間割を決めて授業動画を配信し、学校独自の課題もネット配信しているといったケースも(都立白鴎高校・附属中学校)。

各地の自治体、教育委員会も動きました。たとえば横浜市では市立の各学校を結ぶ既存の学習用ネットワークを活用し、児童・生徒が自由に視聴できる小中高、全教科の授業動画を配信中です。遠隔授業のノウハウを現場の教員に伝授する取り組みも各地に広がっています。文部科学省も臨時休校の長期化に備え、通信環境などの整備を急ぐ方針を示しました。

(参考URL)
▼臨時休業期間中の学習保障のための動画配信に関するお知らせ (横浜市教育委員会)を見る

大学でもオンライン授業を行う学校が増えています。以下にオンライン授業を行っている例をご紹介します。

(参考URL)
▼東京大学の取り組みを見る
▼京都大学の取り組みを見る
▼早稲田大学の取り組みを見る
▼慶應大学の取り組みを見る

これまで教育のICT化が遅れてきたと言われる日本。長期化する休校は、学校でのICT活用が進む大きな転機となるかもしれません。

 

その他ニュース

◆3月26日:秋田県教育委員会は2023年度入学者選抜からの導入を目指す新たな公立高校入学者選抜制度の概要を発表しました。現行の制度では「前期選抜」では3教科、「一般選抜」では5教科の学力検査が行われていますが、新制度では前期選抜を受け継ぐ「特色選抜」と「一般選抜」が同日日程で実施され、全受験生に共通の学力検査(5教科)が課されるようになります。

(参考URL)
▼「新しい公立高等学校入学者選抜制度について」(秋田県教育委員会)を見る

 

◆3月26日:筑波大学は、2020年3月26日~28日の「春の進学説明会・模擬講義」を中止。当日公開予定だった内容や配布資料などを一覧にした特設サイトを3月31日までの期間限定で開設しました(好評により延長しています)。特設サイトでは、総合選抜・総合学域群の説明を動画で紹介しています。他、青山学院大学などもオンラインでの説明会を実施、オンラインでの説明会やオープンキャンパスを実施する大学も増えてくるかもしれません。

(参考URL)
▼「Webで見る進学説明会」(筑波大学)について見る
▼「青山学院大学オンライン説明会」(青山学院大学)について見る

 

◆3月26日:東京都教育委員会は、昨年11~12月に約8000人の生徒を対象に実施された中学校英語スピーキングテストのプレテストの結果を公表しました。平均点は210点満点で114.4点。全体の6割の生徒が「英検3級」程度の成績でした。今年度は都内の公立中学校すべてでプレテストを実施し、来年度からいよいよ都立高校入試での活用が始まる予定です。

(参考URL)
▼令和元年度 中学校英語スピーキングテスト プレテストの結果について(東京都教育委員会)を見る

 

◆3月27日:文部科学省が昨年5~6月に実施された「外国人の子供の就学状況等調査」の結果を公表。実態を正確に把握するのは困難ですが、国内に暮らす外国人の子どものうち最大約2万人が小中学校に通っていない可能性があります。同時に公表された有識者会議の報告書では、就学前の段階や学校卒業後も見すえた指導・支援の重要性が指摘されています。

(参考URL)
▼外国人の子供の就学状況等調査結果(確定値)について(文部科学省)を見る
▼外国人児童生徒等の教育の充実について(報告)(文部科学省)を見る

 

◆3月30日:東京大学と早稲田大学は、「連携・協力の推進に関する基本協定書」を締結しました。国私の壁を越えて両大学の強みを生かし、共同研究、人材養成、人材交流、研究施設・設備の相互利用の分野で連携を進めていく予定です。国私の壁を越えて共に手を取り合って新しい価値を創出し、両大学の強みを生かして日本社会の変革を一気に加速することを目指していきます。

(参考URL)
▼東京大学と連携・協力の推進に関する基本協定書締結(早稲田大学)について見る

 

◆4月1日:広島県教育委員会が2023年度の入学者から導入する新たな公立高校入学者選抜制度に関するリーフレットを公表しました。「推薦」「一般」「二次募集」の計3回行われている現行の選抜を、新制度では「一次」「二次」の2回に整理。調査書の記載内容が簡素化される一方、受検者全員に自分のことや入学後の目標について表現する「自己表現」が課されます。

(参考URL)
▼公立高等学校入学者選抜制度の改善について(広島県教育委員会)を見る

 

◆4月17日:小中学校の休校が続くなか、文部科学省は全国の小6・中3生を対象とする全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)を今年度は実施しないことを通知しました。中止されるのは2011年、東日本大震災の年以来のことになります。なお、準備されていた問題冊子などは別のかたちで活用できるように教育委員会や学校に配布される予定です。

(参考URL)
▼令和2年度全国学力・学習状況調査について(通知)(文部科学省)を見る

 

 

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