教育&入試トレンドニュース【2020年7月号】

新大学入試を含め、さまざまな教育ニュースを毎月配信する「教育&入試トレンドニュース」7月号です。

 

主なニュース

【大学入学共通テスト:2つの試験日程】

6月19日、文部科学省は2021年度大学入学者選抜実施要項を全国の大学などに通知しました。長期休校にともなう学業の遅れなど新型コロナウイルス感染症の影響をふまえ、各大学にさまざまな配慮を求める内容になっています。

注目されていた大学入学共通テストの日程は、予定通り来年1月16日・17日。ただし、高3生の学業の遅れに対応し、なおかつ感染した志願者の受験機会も確保するため、2週間後の1月30日・31日に追試験を兼ねた「第2日程」が設定されます。ただし、「第2日程」を選択できるのは、「学業の遅れ」のため「第2日程」で受験することが適当であると在学する学校長に認められた方に限ります。

「第2日程」で受ければ準備の時間がより長く取ることができます。一方、2月以降の個別学力検査に向けた直前対策に力を入れたいのなら、早めに「第1日程」で受けるほうがよいでしょう。

今後の学習の進み具合なども見極めつつ、秋の出願期間までに最終判断しなくてはなりません。

(参考)

▼令和3年度大学入学者選抜実施要項について(文部科学省)

▼令和 3 年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項 (大学入試センター)

 

大学入学共通テストの最新の情報や、対策についてはこちらもあわせてご覧ください。

 

 

その他ニュース

◆6月2日:検討されていた9月入学(秋季入学)に関して自民党のワーキングチームは、国民的合意を得て実施するには時間を要するため、直近での導入は困難だとする提言を出しました。連立与党の公明党もその前日、慎重な立場を示した提言をしており、これらを受け、政府は9月入学の来年度導入を見送りました。ただ、中長期的な課題としての検討は続けられます。

(参考)
▼「学校休業に伴う学びの保障」と「秋季入学制度」について (自由民主党 政務調査会)

 

◆6月12日:東京外国語大学は、言語文化学部と国際社会学部の2021年度入学者選抜から導入する予定だった「英語スピーキングテスト(BCT-S)」を1年延期すると発表。新型コロナウイルス感染拡大の収束が見通せず、多くの受験者に対する安全な実施に確証が持てないため。なお、2019年度からすでにスピーキングテストを実施している国際日本学部では、十分な安全対策を講じて従来通り行います。

(参考)
▼英語スピーキングテストの導入延期について (東京外国語大学)

 

◆6月15日:東京都立大学は2021年度入学者選抜の概要を発表。英語の各種検定試験の扱いについても、多様な選抜方式ごとに詳細を公表しています。共通テストでの導入見送りに続き、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で検定試験が次々に中止に。総合型選抜(AO入試)などでそれらの試験の扱いがどうなるのか、大学ごと、志望先ごとに細かく確認する必要があります。

(参考)
▼学部入試概要 (東京都立大学)

 

◆6月16日:学生の目線から大学の教育や学びの実態を把握するねらいで、主に全国の大学3年生を対象に文部科学省が試行的に実施した「全国学生調査」の結果が公表されました。大半の学生が「専門分野に関する知識」「将来の仕事に関連しうる知識」について大学教育が役に立っていると回答した一方、「外国語を使う力」「統計数理の知識・技能」では半数を下回っています。

(参考)
▼全国学生調査 (文部科学省)

 

◆6月22日:国際教養大学(秋田市)は2020年度AO・IB・高校留学生入試Ⅱ(9月入学)の選抜で、英語小論文と面接の試験をキャンパスではなくオンラインで実施することを発表しました。自宅で安心して受験できるよう、試験当日までには「接続テスト」も実施されます。なお、日程や出願の手続きについては、とくに変更ありません。

(参考)
▼選抜方法の内容の変更について (国際教養大学)

 

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