教育&入試トレンドニュース【2020年8月号】

新大学入試を含め、さまざまな教育ニュースを毎月配信する「教育&入試トレンドニュース」8月号です。

 

主なニュース

【国立大個別試験:追試験を設定へ】

7月13日、国立大学協会は新型コロナウイルス感染症への対応を盛り込んで改訂した「2021年度入学者選抜についての実施要領」を公表しました。国立大学が実施する個別試験では、感染者の受験機会を確保するため、前期日程(2月25日~)・後期日程(3月12日~)に加え、3月22日が第一日目となる日程で追試験を設定することが求められることに。個別試験で追試験が設定されるのは、新型インフルエンザが流行した2010年春以来です。

6月には文部科学省が「2021年度大学入学者選抜実施要項」を公表しており、長期休校による学習の遅れに配慮して、出題範囲・受験科目の削減、見直し等も検討するように大学側に求めていました。しかし、国立大学協会の実施要領は「5教科7科目」の原則をこれまで通りに堅持。出題方法等についても、必要な措置を最大限講じてほしいという要請にとどめ、具体的内容は示しませんでした。対応はあくまでそれぞれの大学の判断に任されています。

各国立大は7月中に入学者選抜の概要を発表する予定です。大学入学共通テストが新たに始まるのに加え、新型コロナウイルス感染症の影響で異例の対応がとられるため、受験生・保護者はこれまで以上に試験内容をていねいに確認する必要があります。

(参考)

▼「国立大学の2021年度入学者選抜についての実施要領」の改訂について (国立大学協会)

 

その他ニュース

◆6月26日:大阪府立大学と大阪市立大学を統合し、2022年4月に新たに設置する予定の大学の名称が「大阪公立大学」に決まったと発表されました。実現すれば学生約1万6千人が在籍する国内最大の公立大学が誕生します。なお、英語での表記がUniversity of Osakaとされたことで、英語表記をOsaka Universityにしている大阪大学(国立)が紛らわしいと懸念する事態に。

(参考)
▼新大学名称が決定し、会見を実施 (大阪府立大学)

 

◆6月30日:大学入試センターが来年1~2月に実施される初めての大学入学共通テストについての実施要項を公表しました。出願期間は9月28日~10月8日。特例的に設けられた第2日程(1月30・31日)を最初から選べるのは、来年3月の卒業見込み者で、学業の遅れのためにこの日程で受けるのが適当だと校長に認められた生徒になります。

(参考)
▼令和3年度大学入学共通テスト実施要項(大学入試センター)

 

◆7月3日:東京都や神奈川県の教育委員会が、2021年度の公立高校入学者選抜での出題範囲を公表。休校の長期化による学習の遅れに配慮し、5教科すべてで除外範囲を設けることに。公立高校の入試の出題範囲で除外範囲が設けられるかどうか、また、どのような内容が除外されるのかは、各都道府県教育委員会の判断によります。

(参考)
▼令和3年度都立高校入試における出題範囲等について(東京都教育委員会)

 

◆7月16日:早稲田大学は9月以降もオンライン授業を基本としつつ、教室での授業を部分的に再開する方針を公表。首都圏にある他の大学も続々と同様の方針を明らかに。6月以降、小中学校・高校は教室での授業を再開しましたが、大学は大半がオンライン授業を継続。段階的に対面授業へ移行しようとしているところに感染が再び拡大、対応に苦慮しています。

(参考)
▼2020年度秋学期授業について(早稲田大学)

 

◆7月17日:政府は地方創生政策をとりまとめた「まち・ひと・しごと創生基本方針2020」を決定しました。若者の定着につながる魅力的な地方大学を実現するためには地方の特色を生かした取り組みを重点的に支援することが重要だとし、地方国立大学の定員増、オンライン教育を活用した国内外の大学との連携等にも具体的に言及しています。

(参考)
▼まち・ひと・しごと創生方針2020(まち・ひと・しごと創生本部)

 

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