教育&入試トレンドニュース【2020年11月号】

新大学入試を含め、さまざまな教育ニュースを毎月配信する「教育&入試トレンドニュース」11月号です。

 

主なニュース

【共通テスト 出願のほとんどが第1日程に】

10月15日、大学入試センターは来年1月に迫った初めての大学入学共通テストの出願状況を公表しました。確定出願総数は53万5,244人。今年1月の大学入試センター試験と比べると、高校を通じて出願した現役生の数はあまり変わっていませんが、個人で出願した既卒者などの数は2万人以上も減少しました。今春の入学者選抜では共通テストへの切り替えを見越して安全志向が強まり、浪人を避けた受験生が多かったことが背景にあると見られます。

新型コロナウイルス感染症の影響で休校期間が長引いたことによる学習の遅れに配慮して、現役高校生の場合は学校長が認めれば第1日程(1月16日・17日)の他に第2日程(1月30日・31日)も選べるようになりました。しかし、ふたを開けてみると志願者のほとんどが第1日程を選択。第2日程を選んだのは全国でわずか789人にとどまっています。第2日程で受けると、各大学の2次試験(個別学力検査)対策にあてられる時間が短くなるといった点が懸念されたのでしょう。また、高校での授業再開後、現場の努力によって学習の遅れの解消が図られており、結果として第1日程に出願が集中することになったようです。

(参考)

▼令和3年度大学入学共通テストの出願状況[出願期間終了後](大学入試センター)

 

その他ニュース

◆9月30日:東京大学は2021年度学校推薦型選抜について、新型コロナウイルスの感染防止の観点から、高校からの出願手続きを郵送からオンラインに変更すると発表。12月に実施予定の面接試験もオンラインで行われる可能性があるとしています。総合型選抜に続き、11月に出願が始まる学校推薦型選抜でも、各大学が感染症対策の観点からさまざまな対応を告知していますので注意が必要です。

(参考)
▼学校推薦型選抜[旧推薦入試](東京大学)

 

10月14日:千葉工業大学は2021年度入試に限って、大学入学共通テスト利用入試(前期・中期・後期)の検定料(受験料)を無料にすることを発表しました。新型コロナウイルス感染症の影響で経済情勢が悪化し、家計が苦しくなっているのを受けた特別な措置。共通テストは地元で受験できるので受験のために長距離を移動せずにすみ、交通費や宿泊費なども大幅に削減できます

(参考)
▼大学入学共通テスト利用入学試験の検定料を免除 (千葉工業大学)

 

10月14日:感染防止のため大学での講義のほとんどがオンラインで行われるという前例のない事態を受け、東洋大学現代社会総合研究所ICT教育研究プロジェクトが今年7月、全国15大学の学生を対象に実施した「コロナ禍対応のオンライン講義に関する学生意識調査」の結果を公表。オンライン講義と対面講義のどちらを希望するかという問いへの回答では、オンラインのほうが上回りました。

(参考)
▼ICT教育研究プロジェクト (東洋大学現代社会総合研究所)

 

10月15日:文部科学省は指定国立大学法人として、新たに筑波大学と東京医科歯科大学を指定したと発表しました。指定大学法人は、国立大学の中から世界トップクラスの大学を育てるために2017年度から始まったしくみです。指定されると規制が緩和され、大学経営の自由度が広がります。今回までで、全国の指定大学法人は東京大、京都大など合わせて9校となりました。

(参考)
▼第4期中期目標期間における指定国立大学法人の指定について (文部科学省)

 

お問い合わせボタン

 

~最新の情報をお届けします~

ミライ研究室専用LINE、Z会の無料メールマガジンで最新の情報をお届けします。

Z会の各種サービスのお申し込み・資料請求はこちらから