教育&入試トレンドニュース【2021年2月号】

新大学入試を含め、さまざまな教育ニュースを毎月配信する「教育&入試トレンドニュース」2月号です。

 

主なニュース

【大学入学共通テスト初めての実施】

2021年1月16日・17日、初めての大学入学共通テスト(第1日程)を迎え、全国で約48万人が挑みました。2週間後の30日・31日には第1日程の追試を兼ねる第2日程のテストも行われ、無事に終了しています。

これまでに行われてきた試行調査の問題から予想されたように、思考力・判断力・表現力を重視する入試改革の方針に沿った出題になりました。科目を問わず、多種多様な資料や図を読み解く力が求められ、日常生活における身近な事象に関連づける工夫もされています。

とくに注目されていた英語(リーディング)の問題では、発音や語句整序などの文法・知識系問題が姿を消し、読解だけの構成に。メールでのやりとりやウェブサイトのページが多く取り上げられ、読むテキストの分量はかなり増えました。一方、リスニングの問題でも配点がこれまでの倍になっただけでなく、「読み上げ」の回数や話者などの多様化が図られています。

大学入学共通テストをめぐっては、当初予定されていた英語外部試験の活用や国語・数学における記述式問題の導入が急に中止されるなど、混乱も相次ぎました。しかし、入試改革の方向性そのものが揺らいだわけではありません。今回の実施は、従来と異なる新しい入試問題のスタイルを明確に示すものとなりました。

(参考)

▼大学入学共通テスト 令和3年度試験関連ページ (大学入試センター)

▼Z会の共通テスト分析

 

その他ニュース

◆12月17日:2021年度から全学部で体系的なデータ科学教育を展開する早稲田大学が、学生に対し4つの級に分かれた大学独自の「データサイエンス認定制度」を設け、修了証明書を発行することを発表しました。中央大学も全学生がデータサイエンスの基礎を学ぶ新カリキュラムの導入をすでに明らかにしており、他大学でも同様の発表が続いています。

(参考)
▼全学生対象Data Science認定制度開始 (早稲田大学)

 

◆1月3日:産業能率大学が導入した新しいタイプの入学者選抜である「一般選抜未来構想方式」の出願期間が始まりました。知識の活用力を測るねらいから、スマホやタブレットPCを試験会場に持ち込み、検索することが許されます。試験当日に情報端末を駆使して作成するレポートの他に、大学入学共通テストや事前記述課題との総合評価で選抜します。

(参考)
▼一般選抜 未来構想方式(2/17) (産業能率大学)

 

◆1月13日:法政大学(東京都)と関西大学(大阪府)が、学生の単位互換を目的とする協定を締結したことを発表。これにより互いの大学・学部の授業を履修して自分の単位に認めてもらうことができるようになります。単位互換制度はすでに広がっていますが、多くは同じ地域内で実施されており、異なる地方の大学間での協定はまだ少ないのが現状です。

(参考)
▼法政大学と関西大学が単位互換学生交流に関する協定を締結 (法政大学・関西大学)

 

◆1月25日:慶應義塾大学は湘南藤沢キャンパス(SFC)の総合政策学部・環境情報学部で年に2回(夏と秋)行われてきたAO入試を2021年度から1回にまとめると発表しました。2020年度に各学部100人から150人に増やされたAO入試の募集人員は2021年度もそのまま変わりません。出願資格や試験内容などについても大きな変更はないとのことです。

(参考)
▼夏AO および秋AOの実施方法変更について (慶應義塾大学 総合政策学部・環境情報学部)

 

◆1月29日:文部科学省が令和3(2021)年度国公立大学入学者選抜の概要を公表しました。全国の国公立大学のうち総合型選抜(旧AO入試)を実施する大学は、前年度の95大学285学部から99大学324学部に増加。実施率は56.9%と、これまでで最高になりました。募集人員も前年度の5,559人から7,157人に増え、募集人員全体の5.6%を占めています。

(参考)
▼令和3年度入学者選抜について (文部科学省))

 

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