教育&入試トレンドニュース【2021年5月号】

新大学入試を含め、さまざまな教育ニュースを毎月配信する「教育&入試トレンドニュース」5月号です。

 

主なニュース

【「情報」が共通テスト出題教科に】

3月24日、大学入試センターは2025(令和7)年度大学入学共通テストの出題教科・科目に関する結論をウェブサイトで公表し、一部科目のサンプル問題も示しました。2018年に告示された高等学校の新しい学習指導要領は来年4月の新高1生から施行されますが、彼らが初めて大学に進学するのがちょうど2025年度になるのです。
2025年度の共通テストの出題教科・科目は、新しい学習指導要領に合わせ、従来の6教科30科目から7教科21科目へと再編されます。とくに社会的な注目が集まったのは、新教科の「情報」を1つの時間帯として独立して実施するとした点。これについては人工知能学会が「今日の状況に即した重要な変化」だとして賛同を表明しました。また、新学習指導要領で大幅に改訂された「地理歴史」「公民」についても、出題科目は大きく変わります。(一方、その他の教科では、現行の出題科目と比べてさほど違いはありません。)
大学入試センターが公表した今回の結論を踏まえたうえで、これから文部科学省が高校や大学の関係者とも協議して、夏ごろをめどに正式に出題教科・科目を決定することになります。

(参考)

▼令和7年度大学入学共通テストからの出題教科・科目について (大学入試センター)

 

その他ニュース

◆3月25日:東京都教育委員会は東京都中学校英語スピーキングテスト事業について、2020(令和2)年度の実施概要を公表しました。2020年度には都内101校の中学生約9200人がプレテストに参加しましたが、今年度(2021年度)は約8万人を対象に実施します。2022年度からは都内の公立中学校に通う3年生全員が英語スピーキングテストを受けることになる予定です。

(参考)
▼東京都中学校英語スピーキングテスト事業 令和2年度実施概要 (東京都教育委員会)

 

◆3月30日:山梨大学と山梨県立大学が設立した一般社団法人「大学アライアンスやまなし」が、今年2月に創設された「大学等連携推進法人」として全国で初めて認定されました。これにより、新年度から両大学の学生は53の「連携開設科目」を共通に履修できることに。この制度に基づく大学間での授業科目相乗りの動きは、今後、全国的に広がっていくと見られます。

(参考)
▼(一社)大学アライアンスやまなしが全国初となる大学等連携推進法人の認定を受けました (山梨大学)

 

◆3月31日:2018年以降、学校情報サイトなどを運営するJSコーポレーションが全国の高校生を対象に行っている「大学人気ランキング」の最新結果が更新されました。国立大、公立大、私立大それぞれの人気第一位は、東京大学、大阪市立大学、青山学院大学でした。公立大では前回(2020年6月)3位だった大阪市立大学が東京都立大学をおさえて首位に浮上しています。

(参考)
▼大学人気ランキング (JSコーポレーション)

 

◆4月2日:文部科学省の「大学入試のあり方に関する検討会議」で、大学共通テストでの記述式問題導入を取りやめる方針が固まりました。今年1月に初めて実施された共通テストでは、当初、国語と数学で記述式問題が導入される予定でしたが、採点の難しさなどからいったん見送られていました。一方、各大学の個別入試では今後、記述式の出題が充実していくと見られます。

(参考)
▼大学入試のあり方に関する検討会議(第24回)配布資料 (文部科学省)

 

◆4月13日:住民税非課税世帯などの大学生や専門学校生に対し、授業料等の減免や給付型奨学金の支給を行う「高等教育の修学支援新制度」が始まったのは昨年4月。導入から1年を迎え、萩生田文部科学大臣が記者会見で新制度に言及しました。住民税非課税世帯の進学率は制度導入前の2018年度には約40%でしたが、導入後の2020年度には約48~51%に上昇したと推計されるそうです。

(参考)
▼萩生田光一文部科学大臣記者会見録(令和3年4月13日) (文部科学省)

 

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