私たち、新しい大学入試が気になります!_2016.6

私たち、新しい大学入試が気になります!

「総合」受講者保護者座談会(前編)

大きく変わろうとしている大学入試について、中学生のお子さまをお持ちの保護者の方はどのように考えていらっしゃるのでしょうか? 現在、お子さまが中高一貫コース専科「総合」を受講中の3名の保護者の方に集まっていただき、お話をうかがいました(2016年6月12日実施)。
●Aさん:東京都内の私立中高一貫校に通う中1女子の母。お子さまは小学生コースから継続してZ会を受講中。
●Mさん:東京都内の私立中高一貫校に通う中1男子の母。お子さまは中学からZ会を受講。
●Sさん:東京都内の国立中高一貫校に通う中1女子の母。お子さまは中学からZ会を受講。

 

◆新しい入試の評価の仕組みは大丈夫?

─2021年度から思考力・判断力・表現力を中心に評価する「大学入学希望者学力評価テスト(仮)」が導入されるなど、現行の大学入試が大きく変わろうとしています。この動きをどのように受け止めていらっしゃいますか?

Aさん:非常に難しい内容だな、というのが第一印象です。思考力・判断力・表現力というのは点数化しにくく、評価する側もされる側も「ちゃんとできるのかな?」とまだ信頼できていないというか。そこがまず一つ大きな課題だと感じています。

Mさん:私も「評価する」というのが難しいことじゃないかと思います。評価される側はもちろんですが、評価する側も。厳密な基準をもとに採点するのでしょうけれど、それでも採点がぶれることがあるのではないかと。実際の入試でどこまでできるのか不安ですね。

Sさん:学んだ知識を社会でどう生かすかを考える力や、社会で必要とされるバランス感覚…人と協調して仕事をする力などが試されているように思います。

 

◆「総合」は「考える力」をつけられそう

─Z会の「総合」は、その新しい大学入試が評価しようとする「思考力・判断力・表現力」を育むことを目指した講座です。みなさんはどのような理由で「総合」を受講されたのですか?

Mさん:これからの大学入試に対応する力をつけたいというのが理由の一つです。というのは、上の子が大学のAO入試に挑戦したんですけど、受験を決めるまでまったく対応する勉強をしていなくて。その時に、何かについて考えて、それを自分の言葉で解答用紙に書くということは、付け焼き刃ではできないことが身にしみてわかりました。
その経験もあって、これから大学入試が変わっていくとなると、AO入試で求められるような力がこれまで以上に求められていくのではないかと思ったんです。それなら、長期的に少しずつ積み上げていかないと対応できない、と息子に受講を勧めました。

─ほかにも理由があったのですか?

Mさん:あとは、「テーマについて考える」ということ自体が息子にとってすごくいいなと思いました。息子はすごく面倒臭がりで、例えば私がニュースの話題をふっても、よほど興味を持ったものでない限り「ふーん」と聞き流しますし、何か意見を聞いても「どっちでもいい」と答えることが多くて。「総合」のような機会がなければ考えないだろうと。

Sさん:私はテーマや教材の内容がいいなと思いまして。今、社会で起こっていることに関心を持つことや、視野を広げること、自分から調べて勉強すること、ただ知識を得るだけではなくて、それを工夫して使うこと…そういう、将来社会に出て役立つ力を身につけられるのではないかと思いました。

Aさん:うちはZ会から届いた『中学からの正しい学習法』(※)が決め手でした。主体的に学ぶことや考える力の重要性を説いた内容が素晴らしくて。ちょうど娘が主体的に物事を考えたいという意欲を持ち始めていた時だったので、「総合」ならその気持ちをもっと引き上げてくれるのでは、と思ったんです。
※『中学からの正しい学習法』…Z会員の方や、中学生向けコースに資料請求された方へさしあげる冊子。

 

◆子どもたちに少しずつ変化が出てきた

─なるほど。みなさんそれぞれに課題認識を持って受講されたんですね。実際に受講されて、どのような印象を持たれましたか? また、お子さまに何か変化があれば教えてください。

Sさん:どう? 受講してみて。

Sさんのお嬢さま(当日同席):とくに人文分野なんですけど、「自由」とか、普段よく使っている当たり前の言葉について詳しく考えられるのがいいと思います。

Sさん:娘はここ最近、新聞を自分で広げて読むようになったんですよね。旬のニュースに興味を持って、自分で情報を探すようになったのは「総合」のおかげなのかなと思います。

Aさん:「総合」をとったから、と明確に線引きできるものではないですが、ちょうど小学校卒業から中学校入学の時期にかけて、「自発的に」「主体的に」という気持ちがぐーっと出てきたように感じています。
例えば、今日は娘から借りたZ会の情報誌『Z3』(ゼットキューブ※)を電車の中で読みながらこちら(会場)に向かったのですが、Z会OB・OGの社会人の方へのインタビューのページに蛍光ペンで線が引いてあって。自分に照らし合わせて読んでいたみたいなんです。教科の知識を得ることや「総合」で学んで刺激を得ることが、彼女にとっては目的ではなく、これから人としてどんなふうに生きていきたいのかを考える手段になっていることを感じて興奮しました。
※『Z3』(ゼットキューブ)…Z会員向けの情報誌。【中高生の「今」と「社会・将来」とをつなげる】をコンセプトにしている。

─何か主体性が芽生えるきっかけがあったのでしょうか?

Aさん:振り返ってみると、小学1・2年生のときにZ会で取り組んでいた「経験学習」を始まりとして、小学5・6年生のときには、学校で自らテーマを決めて研究を進め、論文にまとめて皆に伝えて、質問を受けたり共感の意見を交わしたりという、大学でいうゼミのような場があり、「総合」に取り組む姿勢が長い時間をかけて培われてきたのだと感じています。自分の中で考えるだけではなく、それをきちんと伝える術を身につけなければ人に伝わらないということが娘の中で自然と課題になっていました。

Mさん:うちはどうだろう…。先日、たまたまテレビでグラフを使ったニュースが流れていたので、「そういえば、4月号にグラフの話あったよね?」「このテレビに出てるグラフ、そのまま信じちゃダメだよね?」と息子に声をかけたんです。すると、「何の話?」「読んだかもしれないけど全然覚えてない」と。覚えているかもしれないけど、言わない年代にだんだんなってきてるんじゃないかと思います。会話も本当に寂しいものなので…。

Aさん: 年頃の男の子は特にそうかもしれませんね。

Mさん:それでも、少しずつ「『どっちでも』はダメなんだよね」ということがわかってきたようで、確実に「どっちでも」は減ったと思います。

─大きな一歩ですね。

Mさん:そうですね。まだ受講して2か月、答案も2回しか提出していませんし、本人なりにちょっとずつ物事を考えていくことで力はついていく気がしています。

(次回予告)
Mさんの「話をしない年代になってきた」という発言を皮切りに、この後、話題はコミュニケーションの取り方がテーマに。後編では、お子さまとの関わり方の工夫などについてご紹介します。

 

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