2学期、そして新大学入試に向けて!夏休みにやっておきたい勉強(英・数・国・発展編)_2017.6

2学期、そして新大学入試に向けて!夏休みにやっておきたい勉強(英・数・国・発展編

夏休みにどんな勉強をするかはもう決まりましたか?
今回は2学期からの学習に弾みをつけるために、苦手な人・得意な人別に夏の間にできることをZ会の教材開発担当がお伝えします。
さらに、新大学入試に向けて今からできることやZ会おすすめの夏の教材も載っているので、ぜひ夏の学習の参考にしてくださいね!
理科・社会の勉強法については、自由研究に関するアドバイスも含めて7月中旬に掲載します。

 

◆英語

苦手な人:1学期の復習を
英語が苦手な人は、1学期の学習範囲の復習をして、文法事項と単語・表現の定着を目指しましょう。具体的には、以下の2つに取り組むのがおすすめです。

(1)文法事項の確認
1学期に学んだ文法事項を復習しておきましょう。なかなか定着しない場合、その文法事項に関する問題をたくさん解くことをおすすめします。文法事項は、問題演習を繰り返すことで定着します。間違いがあれば解けるようになるまで何度も繰り返し解くことがポイントです。

(2)教科書の音読
音読することで、頭だけでなく身体で英語表現を身につけることができ、単語やアクセントをきちんと覚えていない単語などに気づくことができます。辞書を引いてアクセントの位置を確認したり、教科書準拠のCDが手元にあれば聞いてまねしたりして、正しく発音できるよう繰り返し音読しましょう。たくさんの文章を1回ずつ読むよりは、一つの文章を繰り返し読むと、出てくる単語や表現を確実に身につけることができます。
なお、英語の学習は、週に数回など固めて学習するよりも、短時間でもコンスタントに取り組むのがおすすめです。
また、英語を学び始めたばかりの中1生は、それほど長い文章を読む段階にはないので、まずは、教科書に出てきた英文の意味がわかることと、その英文を書いたり口にしたりしてもう一度作れるようになることを目標に、1学期の復習を進めてください。

得意な人:興味のある分野の文章を読んでみよう
得意な人は、知識の復習などにとらわれず、英文を楽しむことをおすすめします。書籍でもWeb上の記事でも構わないので、趣味や興味のある分野に関する英文を読んでみましょう。全体的な内容を理解することを重視して、少しぐらいわからないところがあっても飛ばして構いません。そうすることで、楽しみながら新しい単語や表現を知ることができると思います。
「英語を学び始めたばかりなので長文はちょっと…」という中1生は、2学期以降の学習範囲の先取りを少しだけしてみるとよいでしょう。教科書の文章を読んでみて新しい表現を把握したり、自分の趣味や身の回りのことについて作文をしてみて、英語でどのように表現すればよいかわからないことを調べたりするのがおすすめです。

 

新大学入試に向けてできること

大学入試の英語においては、以下のような力がこれまで以上に問われるようになるでしょう。

  • 「聞く」「話す」を含む4技能のバランスがとれた英語運用能力
  • 論理思考に基づき、自分の考えを発信する能力

 

これまで英語学習のベースとなってきた文法・語彙・読解力は軽視されるわけではなく、そのような土台ができた上で、いかにそれを活用するかが問われるようになります。今から意識してもらいたいのは、「耳と目からの大量のインプット」(要はたくさん聞き、読むこと)と「英語を口に出す機会を設けること」です。
それを続けるコツは、強いられる勉強ではなく、自分が好きなことを題材に選ぶことです。口に出す機会というのは、必ずしもネイティブスピーカーとの会話などには限りません。日ごろから音読や口頭での作文練習を心がけるようにしましょう。

 

◆数学

苦手な人は復習に、得意な人は先取りに重きを置こう
夏休みに取り組んでほしいことは、基本的には苦手な人も得意な人も同じで、以下の3つです。

(1)1学期の復習
(2)2学期に学ぶ単元の土台となる単元の復習
(3)2学期の先取り

数学は積み重ねの教科なので、前の単元の内容が理解できないまま次の単元に進むと、そこから先のすべての単元が理解できなくなってしまう可能性があります。したがって、これまでの学習内容に抜け・漏れがあれば固めておくことで、2学期以降「数学がわからない」という状況に陥らずに済みます。
苦手な人は、(1)1学期の復習、(2)2学期に学ぶ単元の土台となる単元の復習の2つには必ず取り組みましょう。そして、得意な人は、(1)1学期の復習が終われば、(3)2学期の先取りに時間を割きましょう。

以下に(1)~(3)の具体的な進め方をご説明します。

(1)1学期の復習
以下の手順で進めるのがおすすめです。

1)定期テストをもう一度解く
定期テストは、その期間で習った単元の重要問題が1番コンパクトにまとまった教材です。1つにつき1時間程度で終わるはずですから、中間・期末テストの両方を解き直してみましょう。

2)定期テストの解き直しで解けなかったり、間違えたりした単元があれば、教科書に戻って復習する
間違えた問題があって、理解できていないと感じたら、教科書に戻って復習しましょう。いきなり練習問題に取り組むのではなく、その単元の初めから、理解できているか確認しながら読んでいくのがポイントです。
教科書の内容が理解できて、章末問題が解けるようになれば、その単元の知識は定着したとみてよいでしょう。間違えた単元がなければ、1学期の学習範囲の知識は定着しています。「(2)2学期に学ぶ単元の土台となる単元の復習」や「(3)2学期の先取り」に取り組みましょう。

(2)2学期に学ぶ単元の土台となる単元の復習
例えば、2学期に「1次関数」を学ぶことがわかっていれば、それ以前に習った「比例・反比例」が理解できているかどうかを確認するなど、2学期の学習内容の前提となる単元が理解できているかどうか確認し、わからないところがあればその原因になる単元まで戻って理解しておきましょう。
中1生の場合、必要であれば小学校での学習内容まで戻りましょう。例えば、「比例・反比例」が苦手なら、小5 ないし小6で習った「比例と反比例」が理解できているかどうか確認しましょう。

(3)2学期の先取り
教科書を読んで例題を解いてみて、わからないところをメモしておきましょう。そして、2学期の授業でわからなかったところを重点的に聞く。そうすれば、学校の授業を受けること自体が復習になり、授業で知識を定着させて定期テストで得点できるという効果が見込めます。先取りなので、細かい点が理解できなくても構いません。2学期の授業で確認できれば問題ないので、概要をつかむ感覚で進めてください。

なお、数学を学ぶ上で最も重要なことは、「わからなくなったところまで戻る」ことです。できない単元の問題を繰り返し解いても、実はあまり効果がありません。一つ前の単元を固めてからでないと、いくら繰り返し問題を解いてもできるようにはならないからです。この点に注意して、今回紹介した学習に取り組んでください。

 

新大学入試に向けてできること

新しい大学入試では、思考力と表現力が問われます。物事を論理的に考える力と、考えた過程と結果を相手にわかりやすく説明する力です。数学の学習では主に思考力が鍛えられるわけですが、今後は表現力も重要になってきます。
たとえば、文章題で解答を書くとき、式を並べるだけになっていないでしょうか。これでは自分がどのように考えたのかが相手に伝わりません。何を文字で置いたのか、どういう変形をしているのかといったことまで、言葉で補って説明してみてください。証明問題も、型に当てはめるのではなく、どのような論理構造になっているかを意識しながら解答を作るとよいです。このように普段から意識することで、数学の学習を通して表現力も鍛えることができます。

 

◆国語

夏休みは、まとまった文章を読む機会に
苦手、得意を問わず、時間に余裕がある夏休みには、「まとまった文章を読む」ことをおすすめします。
入試問題に限らず、国語の出題は「次の文章を読んで問いに答えなさい」というものがほとんどです。文章を読むことに抵抗があると、問題を解く前段階でつまずいてしまいます。
また、普段は学校の国語の授業でまとまった分量の文章を読む機会がありますが、夏休み中は自分で機会を作らなければまったく文章に触れずに過ごす人もいるでしょう。すると、2学期が始まって再び国語の授業を受けたときに、抵抗感を覚えて苦手意識が生まれたり、高まったりする可能性があります。そうならないためには、継続的にまとまった文章を読んで、文章というものに慣れておくのが得策です。

以下に国語が苦手な人、得意な人それぞれにおすすめの文章をご紹介します。

苦手な人

  • 岩波ジュニア新書など、中学生向けの新書
  • 短編小説
  • 中学生向けの新聞に掲載されているコラム・小説
  • 教科書やこれまで取り組んだZ会の添削問題

 

論説でも小説でも、書籍の場合は短めの話が複数収録されたものを一話ずつ読むとよいでしょう。苦手な人がいきなり長い文章を読んでも、さらに苦痛が積み重なるだけです。小説なら、中学生や高校生など、等身大の人物が主人公のものといった、なるべく身近で読みやすいものがおすすめです。新聞は、大人向けの一般紙の内容はやや難しめなので、中学生を対象にしたものをおすすめします。Z会で国語を受講いただいている方であれば、これまでに取り組んだ添削問題の文章を読み返してみてもよいでしょう。

読む時間は、最低でも週3回、30分~1時間ほど確保できるとよいでしょう。読むときは、多少わからない言葉があってもとりあえず目印だけつけておいて読み進めて、あとから振り返って辞書で調べるというスタンスでも構いません。辞書で調べることは語彙を増やす上で重要ですが、そればかりに気をとられると肝心の話の中身がわからなくなってしまいます。まずは話そのものを理解したり、楽しんだりすることを優先しましょう。

得意な人

  • 明治以降~1970年代ごろまでの小説
  • 教科書やZ会の添削問題に出てくる評論文の著者のほかの文章

 

得意な人の場合、上に挙げたような少し背伸びした文章を好きなだけ読んでみてください。難しい、あるいは長い本であれば、その一冊を読破することを夏休みの目標に掲げてもよいでしょう。

古文は、音読を中心に
古文は、文章を音読することをおすすめします。題材は、教科書の文章でも、Z会の添削問題に掲載されている文章でも、一文だけの短い例文でも構いません。語彙や文法といった知識事項ももちろん大切ですが、まずは音読をし、古文の言葉の切り方やリズムを自然と身体に身につけていくことが大切です。
その上で、わからない言葉があれば調べてみましょう。とくに形容詞に注意して調べると、自分が読んだ文章がうれしさを表現しているのか、それとも、悲しさなのか、つまらなさなのかなどがわかります。そうやってまずは話自体を楽しんでほしいですね。

 

新大学入試に向けてできること

「大学入学共通テスト」の国語のモデル問題例では、「市の発行した景観保護ガイドライン」のような実用的文章が素材となっていました。新しい大学入試に対応するためには、こういった実用的な文章の読解に慣れる必要があります。国や自分の住んでいる都道府県、市町村が発行している公的文書など、普段目にしないタイプの文章に触れるようにしましょう。なお、その際には、

  • 「何」のために書かれた文章なのか。
  • 「誰」に向けた文章なのか。
  • どのような立場の意見が存在しているのか。

の3点に注意して読むようにしてください。それぞれ短い字数でまとめてみると、記述表現力も合わせて磨くことができるのでおすすめです。

 

◆発展編(総合)

普段はできないことに挑戦してみよう
教科の枠を超えて、夏休みに取り組んでみてほしいことは以下の4つです。できるものだけで構わないので、挑戦してみましょう。

(1)自分なりの勉強法を見つける
勉強の進め方は人それぞれですから、誰かに聞いた方法が自分に合っているとは限りません。試行錯誤する時間を持てる夏休みを使って、自分にとってベストな勉強法を探してみましょう。その際に大事なのは、失敗を無駄だと思わないこと。トライ&エラーを繰り返すことで、どんな方法が自分に合っているのかを見極めることができます。そのプロセスは、決して無駄なものではありません。

(2)複数の新聞を読み比べてみる
ニュースや身の回りの話題について、図書館に行って複数の新聞を読み比べてみましょう。例えば、2017年6月15日(木)に成立したテロ等準備罪法案について、各新聞がどんな意見を述べていたのかを比較してみるとよいかもしれません。
そして、一つの話題について異なる意見を目にすれば、なぜ意見の違いが生じているのかを考えてみてください。物事に対して、一つの意見だけが「正しい」わけではありません。また、同じ事実を根拠にしていても、論の組み立て方によって異なる意見ができあがることもあります。新聞を読み比べることで、これらのことをぜひ感じ取ってほしいと思います。

(3)「仕事」について知る
保護者や親戚の方に、仕事の話を聞いたり、職場を見学させてもらったりして、働くということについて調べてみましょう。一人の仕事が社会とどのようにつながっているのか、また、「働き方改革」「規制改革」などニュースで見聞きする言葉が仕事の現場でどのように現れているのか、社会の一端を垣間見ることができると思います。人は一人で仕事をしているわけではなく、ものすごく大きなネットワークの中の一つの接点として働いています。このことも感じ取ってもらえればと思います。

(4)「総合」の答案を書き直してみる
Z会の中高一貫コース「総合」講座を受講している人は、これまでの答案をもう一度書き直してみましょう。ただし、前回書いた自分の意見を覆す立場で書くのが条件です。おそらく、根拠と具体例まで示して書くためには、様々な情報を調べ直さなければならないでしょう。そうやって調べることで、また違う世界が見えてきますし、考えを整理し、表現する力も磨かれます。

保護者の方がお子さんと議論する際は、筋道を立てて意見を
もし、保護者の方がお子さまの学習をサポートされる場合、お子さまが「総合」を受講されているのであれば、お子さまの意見を否定する立場で議論をしてみていただきたいと思います。「総合」を受講されていない場合は、ある話題やニュースについて、意図的にお子さまとは異なる意見や反対意見を出して議論してください。
その際、必ず行っていただきたいのは、根拠と具体例を示して議論することです。何の根拠もなく反対意見を述べても、議論は成り立ちません。お互いに根拠と具体例を調べて議論することで、お子さまの情報を集めて活用する力が磨かれます。

 

◆Z会おすすめ!夏の教材

『つながる知識・広がる思考』

つながる知識・広がる思考

中高一貫コースを受講している方へ8月にお届けする、英語・数学・国語の知識を普段の教材とは異なる角度から養う教材です。正解が一つでない問題や、解き方をじっくりと考える必要がある問題など、これまでとは違った問題が満載です。
「自分で考え、調べ、書く」ことを通じ、この先に待ち受ける大学入試改革に対応した、主体的に問題を発見し、解決する力が身についていきます。
普段の教科学習では、知識の習得とその定着に重点が置かれますが、時間に余裕がある長期休みの際には、もう一歩踏み込んで理解を深める学習に取り組んでみましょう!

※2017年7月28日(金)までに中高一貫中学生向けコースの本科または専科をお申込みの方にお届けする特典です。
※専科「学力ランキングコース」のみの受講ではお届けいたしません。
※内容・デザインは変わることがあります。

 

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