高1から始めたい!新大学入試に向けて、これから必要な学習法_2018.2

高1から始めたい!新大学入試に向けて、これから必要な学習法

皆さんにとって「大学入試」とはどういう存在でしょうか?高1の方は、高校に入学・進学したばかりで、大学入試はまだ先の話…という方が多いでしょうが、高校生活の最大のゴールの一つであることに異論はないと思います。
さて、その大学入試は2020 年から大きく変わります。新大学入試の一期生にあたる新高1生が、これからどのようなことに気をつけて学習していけばよいのかをZ会の通信教育中学生・高校生向けコース統括責任者の宮原渉が解説します。

 

◆大学入試改革の目的を理解すると、 何が大切かがわかってくる。

グローバル化、生産年齢人口の急激な減少、働き方の変化など、この数十年、国内外を問わず大きな変化が起きています。これから先は、今まで以上に変化が大きく、私たちの想像をはるかに超えるような未来が待っていることでしょう。あなたはどんな未来を想像するでしょうか?
「予測ができない未来」には、未知のものに対する期待が生まれる反面、予め答えを用意しておくことも、今までのような考え方で物事を進めていくことも難しくなる、という不安も内包されています。未来の予測も難しいほどめまぐるしく変わる世界で、「状況を見極め、課題を解決し、新しい価値を生み出すことのできる力を持つ人材が必要だ」……これが、今回の入試改革の背景にある考えです。
これからの時代に身につけるべき力として、文部科学省は以下の3 点を挙げています。

学力の3要素
先日、「センター試験」に代わる「大学入学共通テスト」の試行試験が公表されましたが、まさにこの「学力の3 要素」をはかりたい、というメッセージを強く感じる出題でした。受験生に期待する能力はかなり高いものが想定されているといえるでしょう(試行試験は、正直「難しい」という評価です)。
では、求められる力は、今までとまったく違うものになってしまったのか?というと、答えは「NO」です。確かに試行試験では、目新しい出題形式や思考力・判断力・表現力を問う問題に目を奪われがちです。しかし、それらの問題に取り組む前提には、十分な知識・技能が存在していることを忘れてはいけません。新大学入試は「知識偏重からの脱却」と評されることもありますが、知識が不要だと言っているわけではありません。状況を正確に読み取り、課題の解決に向けて最適な手段を取るためには、「とりうる手段」としての知識が必要。この本質を忘れないようにしてください。

 

◆高1からやっておきたい、 重要な戦略は3つ。

以上を踏まえて、新大学入試の一期生にあたる新高1生の皆さんが今すべきことは何か。皆さんに3 つの戦略をお伝えしましょう。戦略といっても大げさなものではなく、どれも「当たり前」に近い内容です。

高1から押さえるべき戦略

第一に「基礎となる知識をしっかりと固めること」。
思考力・判断力が試される問題を考えるときに必要となるのは、各科目の基本となる知識です。
ただ、これからの入試では、単純な「知識の有無」を問うものは少なくなりそうですから、「とりあえず覚えればいい」というのではなく、「本質を理解する」ことを意識しましょう。たとえば、数学であれば公式の成り立ちを理解する、地歴であれば、ある出来事が起きた背景や、その他の出来事とのつながりなども理解する、など。自分の中で知識と知識を結びつけたり、整理しながら理解する、という姿勢が重要です。

第二に「ねばり強く考える力を養うこと」。
大学入試では、文法や公式などの知識を知っているだけでは点が取れません。特にこれからの新大学入試は、この傾向がより一層強くなっていきます。

知識を、どう組み合わせて解くか、応用力が問われます。一朝一夕でなんとかなる類のものではありませんので、普段から「自分で調べ、考え、答案を書く」という毎日の行動、学んだこと一つひとつの「本質」を理解していく地道な姿勢を3 年間貫いてほしいと思います。

第三に「答案を書き、指導を受けて表現力を磨くこと」。
大学入学共通テストでは、センター試験と異なり、一部の教科で「記述問題」が出題されます。当然ながら、選択式の問題よりも何段階もハードルは高くなります。
また、記述解答は、解答の内容が採点者に正確に伝わってはじめて得点につながります。内容はつかめていても、的確に表現できずに減点されてはもったいないですよね。
「表現力」というと一種の才能のように思うかもしれませんが、「答案を書き、指導を受け、減点の理由を見直す」サイクルを繰り返すことによって強化できるものです。“ 書くことに自信がない” という人は、得意科目からでもかまいませんから、Z会の添削問題で表現力を磨くこともおすすめです。

 

◆「考えて書く」経験が、 将来にまで通用する力になる。

このような入試の現実を受けて、Z会では、問題に取り組むこと自体が力になるような、みなさんの「考え方の引き出し」が増えるような「オリジナル問題」を作成し、お届けしています。
ぜひ、高1からの学習にZ会の通信教育をご活用いただきたいと思っています。

高校生活は様々な経験の宝庫です。つまずく場面があっても、あせる必要はありません。試行錯誤こそ、自分自身を高めてくれる大切な経験です。ぜひZ会とともに、充実した高校生活を送りつつ、将来への布石=大学合格への道を歩んでいきましょう!

 

宮原 渉

宮原 渉

Z 会の通信教育
中学生・高校生向けコース統括責任者

東大・京大をはじめとする最難関入試に精通した大学受験のスペシャリスト。とくに東大入試においては、直接担当した生徒を相当数合格へと導いてきた。

 

Z会の通信教育では、「思考力」「記述力」を鍛える問題を出題します。

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