定期テスト対策は、大学合格に直結している_2020.4
2020年4月24日
カテゴリー : 大学受験

新学期になりましたが、まだ本格的な授業に入っていない地域もありますね。その場合は、ご自宅で教科書を読むなど、学習を進めておくと、授業が始まったときにスムーズに理解できてよいですよ。
定期テストなどでもあせらなくてすむはずです。
さて、定期テストは学校で学んだことをテストするものですが、これが実は大学合格に直結している、というと、意外に思いますか?
でも、本当です。今回は、そのつながりについて説明します。
授業で学んだことが大学入試問題を解く力に
定期テストの勉強をすることは、それまで学習したことを整理・定着させることといえるでしょう。そして、定期テストごとにそれを積み重ねていくことは、大学入試問題を解く力をつけることにつながります。
たとえば、2020年度のセンター本試験国語では、第4問で漢詩が出題され、「押韻(=句末に同じ響きの漢字を用いて音の調子を整えること)」「対句(=2つの句の語の意味と構成が対になるようにすること)」に関する問題が出ました(問4)。高校1年生の国語の授業では、漢詩を学ぶ際、必ず「押韻」「対句」について学習するはずであり、その知識があれば解ける問題でした。しかし、受験したZ会員にアンケートをしたところ、正答率は57.9%と、あまりよくありませんでした。
◎Z-Wiki センター試験対策 Z会員の成績 設問別正答率 国語
センター本試験での漢詩単独の出題は1992年度以来ということで、受験生もノーマークだったのかもしれませんが、定期テストの学習でしっかり基本を身につけていれば、こういった出題にも十分対応できたはずです。
みなさんが受験する2021年度以降の入試でも、一見新傾向に見える出題があるかもしれませんが、それに対応する基礎力は、学校の授業で身につけられる範囲のものであるはずです。定期テスト対策の学習は、その点でとても重要なのです。
推薦入試の拡大で、定期テストでの好成績が大学合格に直結
また、推薦入試の拡大により、定期テストで好成績をおさめることが、今までよりもさらに大学合格に直結するようになってきています。文部科学省発表の「平成30年度国公私立大学入学者選抜実施状況」によると、AO・推薦入試で合格し入学している人は、私立大で 52.5%、国公立大で 18.8%と大変高くなっています。さらに今後、国公立大学も AO・推薦入試の比重が高まる見込みです。
これまで推薦入試とよばれていたものは、2021年新大学入試からは「学校推薦型選抜」という名称になりますが、定期テストなどをふまえて高校が作成する調査書が合否にかかわることに変わりはありません。また、そもそも学校から推薦をもらうためには、定期テストでの好成績は必須です。
定期テスト対策は万全に
定期テスト対策の学習が大学合格につながると思うと、より学習に力がはいるのではないでしょうか?
テスト範囲の学習内容を振り返り、万全な対策を行ってください。
現在すでにZ会の通信教育・高1高2生向けコースの本科または専科を受講されている方は、定期テスト対策として活用できる「授業アシスト」をぜひ使ってみてください(*)。Z会MyPageまたは中高アプリからご覧いただけます。英数国の学習をスマホで行えるので、スキマ時間にも取り組めて便利です。
もちろん、授業の進み具合に関係なく、どんどん先取り学習をしたい人にとっても活用できる教材ですよ。
(*)「授業アシスト」は、受講教科に関係なく、本科または専科を1講座以上受講していれば英数国の3教科について利用できます。
授業アシストでできること
英語:重要文法を効率的にチェックできる!
英文法は英語力の土台となる重要なものですが、「聞く」「読む」「書く」「話す」の4技能をバランスよくのばすことが求められている昨今は、文法の学習だけに多くの時間を割くことは難しいかもしれません。そこでオススメなのが授業アシストです。「時制」「助動詞」「受動態」といった単元ごとに文法ポイントがまとめられているため、授業・テスト範囲のみをピックアップして学習することが可能です。例文と簡潔な解説で、苦手分野でも短時間で効率よく文法知識を補強できます。
数学:Z会の映像授業が見放題!「単元の内容」と「問題の解法」が効率よく学べる!
高校数学I・A・II・B・III全範囲の内容を、単元ごとに基礎から学習することができます。映像授業は1本につき3~7分ほどの長さで、ポイントが簡潔にまとまっていますので、学習範囲が広くて大変、という高校生にぴったりです。また、テストで差がつきやすい問題も多く取り上げ、丁寧に解説をしていますので、定期テストで学年上位をねらう方にもオススメです。
国語:教科書掲載の古文・漢文の口語訳や重要ポイントを確認できる!
教科書での掲載が多い古文・漢文の出典から、高1・高2あわせて約300の文章を取り上げました。口語訳や漢文の訓読も載っていますので、定期テスト対策にぴったりです。高1のものには重要単語・表現の詳しい説明があります。もちろん、漢詩(唐詩)については、「押韻」「対句」の説明も載っています。高2は問題集形式になっています。重要事項は解説中に「ポイント」としてまとめられています。
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