世界で羽ばたく仕事〜広報_2019.10

2019年10月16日

カテゴリー : 未来につながるインタビュー

安心と信頼を基礎に、世界をつなぐ心の翼で「夢あふれる未来」創りの一翼を担っているANAグループ。その中で、広報として活躍するZ会OBの加藤雄己さんに、どのような中高時代を経て進路を選択をしたのか、また現在の仕事に至るまでの道のりについて、お話をうかがいました。

 

 

人の役に立つ仕事がしたい:中学~大学受験までの進路選択

中学校は、愛媛県にある中高一貫校の愛光中学校に進学しました。私は九州の福岡出身なので、中学1年生から寮生活です。部活はテニス部に入り、毎日テニスと勉強に励んでいました。
学校では、大学受験を見据えたしっかりとしたカリキュラムが決められていましたので、それに沿って淡々と学習を進めていきました。ただ、大学受験を意識するような時期になっても、寮生活を送る私は塾に通うことができません。そこで、学習をサポートするツールの一つとして、Z会にも取り組むことに決めました。受講したのは英語と物理。Z会をきちんとやるのは大変だなと感じたので、2科目にしぼり、そのかわり最初に決めたとおり“きちんとやる”ことにこだわりました。学校では先生の教え方でしか学ぶことができません。Z会をやることで、学校で習うのとは別の視点をもって学ぶことを意識していました。
高校生になって、そろそろ進路を真剣に考えないといけない時期になっても、とくに何がしたいというものがなかった私は、具体的な進路が決められません。そんなある日、偶然目にした新聞に、リサイクルやエネルギー関連の仕事をされている方のインタビュー記事があったのです。それまで漠然と「将来は人の役に立つ仕事がしたい」とは考えていたものの、具体的に何をしたいのかがわからなかった自分に、こういう方法で人の役に立つことができるのかと、この記事は気づかせてくれたのです。それからは、大学は環境資源のリサイクルや地下資源について学べる環境資源工学科を目標に、受験勉強を進めていきました。

 

 

大きな挫折ののちに、見えてきたもの:大学時代~就職・現在の仕事に就くまで

実は、日本で環境資源について学べる大学はあまり多くありません。一浪を経て、早稲田大学の環境資源工学科に入学しました。就職活動は、最初の目標どおり、環境資源や地下資源を扱う商社を中心に行っていたのですが、就活をするなかで、「自分は石油を売ることがしたかったのか?」と疑問がわいてきてしまいました。そんななか、現役のパイロットの方とお会いする機会があり、試験を受けてみることをすすめられたのです。まったく考えてもみなかった進路でしたが、チャレンジしてみたところなんと合格。ANAにパイロット訓練生として入社することになりました。
とはいえ、すぐにパイロットとしての訓練が始まるわけではありません。ANAにはさまざまな仕事がありますから、まずは地上の仕事を経験します。私が最初に配属されたのは、国際線の座席を企業に向けて販売する部署でした。販売というのは、「どのくらい売らなければいけない」という目標が明確になっている仕事です。この目標に向けて自分には何ができるかを考え、工夫し、それを実行する仕事はとても楽しかった。
その後、いよいよパイロットとしての訓練が始まります。半年間日本でパイロットになるために必要なさまざまな勉強をしたのち、いよいよアメリカで飛行訓練です。これは、毎日のフライト実習に加え、数週間おきにテストがあります。このテストが受けられるチャンスは2回まで。安全運航に対する責任感とテストにパスしなければいけないという緊張で、たいへんなプレッシャーにさらされます。私は、アメリカへ行き半年ほど経ったところで残念ながらテストに落ち、パイロットを目指すことができなくなってしまいました。
なんとなく目指すことになったパイロットでしたが、いざなれないと決まるとやはりショックです。半年くらい、これからどうしようかとふさぎこんでいました。ANAのほかの仕事にチャレンジするのか、ANAではなく他社のパイロットを目指すのかを悩みましたが、最初に配属された販売の仕事を、もう一度がんばってみたいという気持ちが浮かんできたのです。すぐに気持ちを切り替えられたかというとそうではないのですが、目指す道は変わっても、自分で新たに選んだ道をまたしっかり歩んでいこうと思ったのです。
再度の販売の仕事を経て、今は、まだANAのことを詳しくご存じないお客さまに向けて、ANAのことを知ってほしい、ANAをもっと好きになってほしいという、私たちの気持ちを届ける広報の仕事をしています。パイロットをめざしているときは、後ろにご搭乗いただいているお客さまのことだけを考えていたような気がしますが、地上の仕事をするようになって、どの飛行機を選ぼうか決めかねているお客さまや、それこそ旅行をまだ考えていないお客さまなど、さまざまな立場のお客さまがいることを意識するようになりました。
最近手がけているTwitterやWEBサイトでは、たくさんの人にANAグループのことがわかる、楽しいと思ってもらうことを意識して記事をアップしています。私の記事を見て、ANAに乗ってみようと思っていただけるとうれしいですね。

 

 

プロフィール

加藤雄己(KATO YUKI)
愛光中学校・高等学校、早稲田大学理工学部環境資源工学科を経て、ANAホールディングス株式会社 広報・コーポレートブランド推進部 コーポレートブランドチームに所属。

ANA Webサイト
ANA Twitter
ANAグループ公式の最新ニュース・活動報告 What’s up? ANA

この記事に関連するおすすめ受験・学習情報

未来につながるインタビュー

“新しい学力”を身につけるために中高生にしてほしいこと_2020.6

新しい学習指導要領による学校教育が始まります。それに伴い、私...

続きを読む

未来につながるインタビュー

世界に羽ばたく仕事〜整備士_2020.3

安心と信頼を基礎に、世界をつなぐ心の翼で「夢あふれる未来」創...

続きを読む

未来につながるインタビュー

学習指導要領から垣間見えるこれからの学び_2020.2

「学習指導要領」とは何か知っていますか。 私たちが学ぶ内容を...

続きを読む

未来につながるインタビュー

世界で羽ばたく仕事~運航管理者_2019.6

安心と信頼を基礎に、世界をつなぐ心の翼で「夢あふれる未来」創...

続きを読む

前北野高等学校校長から保護者の方へのメッセージ

未来につながるインタビュー

前北野高等学校校長から保護者の方へのメッセージ(後編)_2019.4

大阪府の公立トップ校であり、また、大阪府が指定する進学指導特...

続きを読む

北野高等学校校長に聞く、新大学入試の考え方

未来につながるインタビュー

北野高等学校校長に聞く、新大学入試の考え方(前編)_2019.3

2021年度から導入される「大学入学共通テスト」をはじめ、大...

続きを読む

早稲田大学副総長から高校生へのメッセージ

未来につながるインタビュー

早稲田大学副総長から高校生へのメッセージ(後編)_2019.3

新大学入試改革にいち早く呼応した早稲田大学政治経済学部。前政...

続きを読む

早稲田大学政治経済学部の入試改革を語る

未来につながるインタビュー

早稲田大学政治経済学部の入試改革を語る(前編)_2019.2

早稲田大学政経学部は、2021年度入試より一般入試改革を行う...

続きを読む

Z会でできる大学受験対策

Z会の各種サービスのお申し込み・資料請求はこちらから