最終更新日:2026年7月27日
受験にあたっては、入試制度を正確に把握したうえで戦略を立てる必要があります。
このページでは、押さえておきたい東大受験(一般選抜・前期日程)のための基本情報を整理しました。
東大入試の特徴は?
POINT
- ◯試験時間に比べて問題の分量が多い。
- ◯他大学に比べて課される科目数が多い。
東大入試(一般選抜・前期日程)では、単に知識量を問うような問題や難問・奇問ではなく、知識の運用力の高さをはかる問題が出題されます。
しかし、全科目ともに試験時間に比べて問題の分量が多いため、偏りのない学習と、処理能力の強化が必要となります。問題文に書かれている意図をすばやく正確にとらえ、思考力を駆使して正しい解答を短時間で作成する力を伸ばすことが重要です。
また、東大入試は課される科目が他大学に比べて多いことも特徴です。
文系の個別試験では、国公立大で唯一、地歴が2科目課され、その配点は英語、国語と同じです。理系では、英語、数学、理科2科目に加え、国語も課されます。
そのため、他大学志望者よりも対策すべき絶対量が多いことに留意して、すべての科目について早めの対策を行う必要があります。
試験科目・配点は?
文科各類(一類〜三類)と理科各類(一類〜三類)に分けて解説します。
文科各類
POINT
- ◯試験科目・配点・試験問題は、文科一類〜三類で共通。
- ◯共通テスト(大学入学共通テスト)110点と個別試験(第2次学力試験)440点の合計550点勝負。
- ◯共通テストは1,000点満点を110点に換算する。
共通テスト│試験科目・配点
試験科目:6教科8科目、または7教科8科目
配点合計:110点(1,000点満点を110点に換算)
| 教科 | 科目 | 配点 |
|---|---|---|
| 外国語 | 次の5科目から1科目を選択 『英語』 『ドイツ語』 『フランス語』 『中国語』 『韓国語』 |
200点(注1) |
| 数学 | 『数学I,数学A』(必須) 『数学Ⅱ,数学B,数学C』(必須) |
200点 |
| 国語 | 『国語』(必須) | 200点 |
| 理科 |
以下の基礎を付した科目を選択(4つの出題範囲から2つを選択解答) 『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎』 ただし、「基礎を付していない科目(『物理』、『化学』、『生物』、『地学』)」を2科目選択した場合には、「基礎を付した科目」を選択したものとみなす。(注2) なお、理科の時間において「基礎を付した科目」を含め2科目選択した場合は、第1解答科目の成績を合否判定に利用する。(注3) |
100点 |
| 地理歴史 公民 |
次の5科目から2科目を選択 『地理総合,地理探究』 『歴史総合,日本史探究』 『歴史総合,世界史探究』 『公共,倫理』 『公共,政治・経済』 ただし、『公共,倫理』及び『公共,政治・経済』の2科目を選択することはできない。公民から1科目選択する際は、地理歴史から1科目選択すること。 |
200点 |
| 情報 | 『情報Ⅰ』(必須) | 100点 |
(注1)〜(注3)を読む
- (注1)
- 外国語の『英語』は「リーディング」100点と「リスニング」100点、計200点満点を「リーディング」140点満点、「リスニング」60点満点に換算して利用する。なお、聴覚障害等により「リスニング」を免除された者は、「リーディング」を200点満点に換算し、『英語』以外の外国語を選択した者は、筆記(200 点満点)の成績を利用する。
- (注2)
-
(1)「基礎を付した科目」とは、『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎』を指す。
(2)「基礎を付していない科目」とは、『物理』、『化学』、『生物』、『地学』を指す。
(3) 第1解答科目として、『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎』と、第2解答科目として、『物理』、『化学』、『生物』、『地学』の4科目の中から1科目を選択した場合には、「基礎を付した科目」を利用する。(注3も参照のこと)
(4)『物理』、『化学』、『生物』、『地学』の4科目の中から2科目選択した場合には、合計得点(200点満点)を100点満点に換算して利用する。なお、「基礎を付していない科目」を選択した場合の教科・科目の合計数は、6教科9科目または7教科9科目となる。 - (注3)
-
「理科」の試験時間に2科目を受験した場合において、前半の60分間で解答した科目を第1解答科目、後半の60分間で解答した科目を第2解答科目という(詳細は、大学入試センターWebサイト https://www.dnc.ac.jp/ 等を参照のこと。)
なお、「理科」の試験時間において「基礎を付した科目」と、「基礎を付していない科目」のいずれかを選択する場合には、「基礎を付した科目」を第1解答科目にて選択すること。たとえ、第2解答科目で「基礎を付した科目」を受験しても第2次学力試験を受験できない。
「令和9(2027)年度 東京大学入学者選抜要項」を加工してZ会編集部が作成。
個別試験│試験科目・配点
試験科目:4教科5科目
配点合計:440点
| 教科 | 科目 | 配点 |
|---|---|---|
| 外国語 |
(1)英語(注1) (2)ドイツ語 (3)フランス語 (4)中国語 のうち、あらかじめ出願の際に届け出た1外国語(注2) |
120点 |
| 数学 | 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B、数学C(注3) | 80点 |
| 国語 | 現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語、国語表現、古典探究 | 120点 |
| 地理歴史 | 「日本史探究」 「世界史探究」 「地理探究」 の3科目のうち、あらかじめ出願の際に届け出た2科目 |
120点 |
(注1)〜(注3)を読む
- (注1)
- 英語コミュニケーションⅠ、英語コミュニケーションⅡ、英語コミュニケーションⅢ、論理・表現Ⅰ、論理・表現Ⅱ、論理・表現Ⅲから出題する。一部マークシートに解答する問題がある。また、英語試験の一部分に聞き取り試験(30分程度)を行う。
- (注2)
-
英語の選択者に限り、英語の問題の一部分に代えて、他の外国語(ドイツ語、フランス語、中国語、韓国朝鮮語)のうちから一つの外国語を試験場において選択することができる。
なお、ここで選択できる外国語のうち、ドイツ語、フランス語、中国語の問題は、出願時に当該外国語を選択した者が解答する問題の一部分と同じものである。 - (注3)
- 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Aは全範囲から、数学Bは「数列」、「統計的な推測」から、数学Cは「ベクトル」から出題する。
「令和9(2027)年度 東京大学入学者選抜要項」を加工してZ会編集部が作成。
理科各類
POINT
- ◯試験科目・配点・試験問題は、理科一類〜三類で同じ。ただし、理科三類には面接試験がある。
- ◯学力試験は、共通テスト(大学入学共通テスト)110点と個別試験(第2次学力試験)440点の合計550点勝負。
- ◯共通テストは1,000点満点を110点に換算する。
共通テスト│試験科目・配点
試験科目:6教科8科目
配点合計:110点(1,000点満点を110点に換算)
| 教科 | 科目 | 配点 |
|---|---|---|
| 外国語 | 次の5科目から1科目を選択 『英語』 『ドイツ語』 『フランス語』 『中国語』 『韓国語』 |
200点(注1) |
| 数学 | 『数学I,数学A』(必須) 『数学Ⅱ,数学B,数学C』(必須) |
200点 |
| 国語 | 『国語』(必須) | 200点 |
| 理科 |
以下の4科目のうちから2科目を選択 『物理』 『化学』 『生物』 『地学』 |
200点 |
| 地理歴史 公民 |
次の5科目のうちから1科目を選択 『地理総合,地理探究』 『歴史総合,日本史探究』 『歴史総合,世界史探究』 『公共,倫理』 『公共,政治・経済』 なお、地理歴史及び公民の試験時間において2科目を受験した場合には、第1解答科目の成績を合否判定に利用する。(注2) |
100点 |
| 情報 | 『情報Ⅰ』(必須) | 100点 |
(注1)・(注2)を読む
- (注1)
- 外国語の『英語』は「リーディング」100点と「リスニング」100点、計200点満点を「リーディング」140点満点、「リスニング」60点満点に換算して利用する。なお、聴覚障がい等により「リスニング」を免除された者は、「リーディング」を200点満点に換算し、『英語』以外の外国語を選択した者は、筆記(200 点満点)の成績を利用する。
- (注2)
-
「地理歴史,公民」の試験時間に2科目を受験した場合において、前半の60分間で解答した科目を第1解答科目、後半の60分間で解答した科目を第2解答科目という。(詳細は、大学入試センターウェブサイト https://www.dnc.ac.jp/ 等を参照すること。)
なお、第1解答科目で東京大学が指定していない科目を受験した場合には、たとえ第2解答科目で東京大学が指定する科目を受験した場合でも、第2次学力試験を受験できない。
「令和9(2027)年度 東京大学入学者選抜要項」を加工してZ会編集部が作成。
個別試験│試験科目・配点
試験科目:4教科5科目
配点合計:440点
| 教科 | 科目 | 配点 |
|---|---|---|
| 外国語 |
(1)英語(注1) (2)ドイツ語 (3)フランス語 (4)中国語 のうち、あらかじめ出願の際に届け出た1外国語(注2) |
120点 |
| 数学 | 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B、数学C(注3) | 120点 |
| 国語 | 現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語、国語表現、古典探究 | 80点 |
| 理科 | 「物理基礎・物理」 「化学基礎・化学」 「生物基礎・生物」 「地学基礎・地学」 の4科目のうち、あらかじめ出願の際に届け出た2科目(注4) |
120点 |
| 面接(理科三類のみ) | 個人面接(注5)。 医学への適性(医学への意欲、論理性、倫理性、コミュニケーション能力等)を評価する。 |
総合判定の判断資料とする。(注6) |
(注1)〜(注6)を読む
- (注1)
- 英語コミュニケーションⅠ、英語コミュニケーションⅡ、英語コミュニケーションⅢ、論理・表現Ⅰ、論理・表現Ⅱ、論理・表現Ⅲから出題する。一部マークシートに解答する問題がある。また、英語試験の一部分に聞き取り試験(30分程度)を行う。
- (注2)
- 英語の選択者に限り、英語の問題の一部分に代えて、他の外国語(ドイツ語、フランス語、中国語、韓国朝鮮語)のうちから一つの外国語を試験場において選択することができる。
なお、ここで選択できる外国語のうち、ドイツ語、フランス語、中国語の問題は、出願時に当該外国語を選択した者が解答する問題の一部分と同じものである。 - (注3)
- 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学Aは全範囲から、数学Bは「数列」、「統計的な推測」から、数学Cは「ベクトル」、「平面上の曲線と複素数平面」から出題する。
- (注4)
- 「物理基礎・物理」、「化学基礎・化学」、「生物基礎・生物」、「地学基礎・地学」は、それぞれの科目の全範囲から出題する。
- (注5)
- 複数の面接担当教員による面接を行い、その評価を参考にして、場合によっては、2次面接を行うことがある。
- (注6)
- 理科三類入学者の選抜においては、学力試験(大学入学共通テスト及び第2次学力試験)及び調査書に加え、面接の結果を含めて総合的に判定し、将来、医療や医学研究に従事するのにふさわしい資質を持った受験生を、合格者とする。したがって、学力試験の得点にかかわらず不合格となることがある。
「令和9(2027)年度 東京大学入学者選抜要項」を加工してZ会編集部が作成。
何点取れば合格できる?
POINT
- ◯「合格者平均点」を目標にする。
東大に合格するためには、どれくらいの点数を取らないといけないのでしょうか。東大が公表している「合格者最高点・平均点・最低点」を見てみましょう。
「合格者最低点」を上回れば合格できますが、入試当日の思わぬミスに備えて、「合格者平均点」を目標に設定しましょう。
合格者最高点・平均点・最低点
以下の数値は、共通テスト110点+個別試験440点=計550点の値です。共通テストのみ、個別試験のみの合格者最高点・平均点・最低点は公表されていません。
押さえておきたい入試制度
「第1段階選抜」
POINT
- ◯受験者が一定の人数を上回ると、共通テストの点数で「第1段階選抜」が実施される。
- ◯「第1段階選抜」を突破しないと、個別試験を受験することができない。
入学志願者が各科類の募集人員に対して次の倍率に達した場合は、共通テストの成績により「第1段階選抜」が行われ、その合格者のみが個別試験を受験できます。
| 科類 | 募集人員 | 倍率 |
|---|---|---|
| 文科一類 | 387人 | 約2.5倍 |
| 文科二類 | 341人 | 約2.5倍 |
| 文科三類 | 453人 | 約2.5倍 |
| 理科一類 | 1,071人 | 約2.3倍 |
| 理科二類 | 514人 | 約3.0倍 |
| 理科三類 | 92人 | 約2.8倍 |
「令和9(2027)年度 東京大学入学者選抜要項」を加工してZ会編集部が作成。
第1段階選抜の合格者最低点│文科各類
| 年度 | 満点 | 文科一類 | 文科二類 | 文科三類 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年度 | 900点(注) | 226点 | 210点 | 623点 |
| 2025年度 | 1,000点 | 717点 | 725点 | 774点 |
| 2026年度 | 1,000点 | 720点 | 744点 | 781点 |
(注)2024年度までは、共通テストの満点は900点。
第1段階選抜の合格者最低点│理科各類
| 年度 | 満点 | 理科一類 | 理科二類 | 理科三類 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年度 | 900点(注) | 703点 | 682点 | 691点 |
| 2025年度 | 1,000点 | 808点 | 814点 | 770点 |
| 2026年度 | 1,000点 | 775点 | 767点 | 716点 |
(注)2024年度までは、共通テストの満点は900点。
試験日はいつ?
POINT
- ◯個別試験は、2月25日・26日に実施される(理科三類の面接は27日)。
| イベント | スケジュール |
|---|---|
| 共通テスト(本試験) | 2027年1月16日(土)・17日(日) |
| 出願期間 | 2027年1月25日(月)〜2月3日(水) |
| 第1段階選抜合格者発表 | 2027年2月10日(水) |
| 個別試験 | 2027年2月25日(木)・26日(金)・27日(土) ※27日は理科三類のみ |
| 合格者発表 | 2027年3月10日(水) |
「令和9(2027)年度 東京大学入学者選抜要項」を加工してZ会編集部が作成。
試験時間・時間割は?
POINT
- ◯1教科最大150分の長丁場。
- ◯文系・理系にかかわらず「国語」から試験が始まる。
個別試験の学力試験は、2日に分けて実施されます。
1教科最大150分の試験で集中力を切らすことのないように、ふだんから準備を進めておきましょう。
文科各類
| 試験科目 | 時間帯 | 時間 | |
|---|---|---|---|
| 1日目 | 国語 | 9:30~12:00 | 150分 |
| 数学 | 14:00~15:40 | 100分 | |
| 2日目 | 地理歴史 | 9:30~12:00 | 150分(注) |
| 外国語 | 14:00~16:00 | 120分 |
「令和9(2027)年度 東京大学入学者選抜要項」を加工してZ会編集部が作成。
(注)地理歴史は、150分間で2科目を解答する。2科目の時間配分は、受験生に任されている。
理科各類
| 試験科目 | 時間帯 | 時間 | |
|---|---|---|---|
| 1日目 | 国語 | 9:30~11:10 | 100分 |
| 数学 | 14:00〜16:30 | 150分 | |
| 2日目 | 理科 | 9:30〜12:00 | 150分(注) |
| 外国語 | 14:00〜16:00 | 120分 | |
| 3日目 ※理科三類のみ |
面接 | 9:00〜16:00頃 | − |
「令和9(2027)年度 東京大学入学者選抜要項」を加工してZ会編集部が作成。
(注)理科は、150分間で2科目を解答する。2科目の時間配分は、受験生に任されている。
東大合格に向けて
Z会で対策を始めませんか?
Z会東大受験対策サイトは、東大対策のための情報が満載。いろいろな記事を見て、東大合格のための指針を立てましょう。

