「京大日本史」受験直前10点アップアドバイス

京大日本史は試験時間90分に対して、I(20問)・II(20問)・III(30問)で計70問程度の記述式単答問題が出題され、IVで200字の論述問題2問が課されます。
幅広く日本史に関する全体的な知識・能力が問われる構成になっています。

そんな京大日本史の入試問題を攻略するために必要なことを以下にまとめました。

 

◆知識のヌケ・モレ、ケアレスミスによる失点を防ぐ!

I・II・IIIは、一部細かい知識を問う問題も見られますが、基本的には標準的な問題です。ここで取りこぼしをしないことが大切です。毎年幅広い時代、分野が満遍なく出題されており、学習が疎かになりがちな文化史や昭和戦後史からの出題も見られます。苦手な時代や分野の知識に抜けがないか確認しておきましょう。
また、例年小問70問で70点が配点されているため、軽微なミスでも誤答となってしまいます。以下のようなミスには十分注意しましょう。

  • 設問の指示通り答えているか…「~を2つ挙げよ」「漢字2字で答えよ」などに注意
  • 誤字・脱字はないか…歴史用語は正確に漢字で書けるように
  • 空欄補充問題で、空欄前後の文字との重複がないか…文章中の空欄の前後をよく見よう

 

◆史料対策が必須!

Iは例年史料問題です。多くの受験生にとっては未見と思われる古代~近・現代のうち異なる時代の史料が3つ出題され、1つの史料に対し6~7問程度の小問が課されます。史料中の語句の空欄補充問題と、史料中の語句に関連する知識を問う下線部単答問題で構成され、短文記述問題が出題されることもあります。
問われる事項は標準レベルのものがほとんどですが、史料中の年号・人物・場所・注釈などから史料の時代を推察し、設問内容からさらに分野・テーマを特定していくことが必要です。史料問題には十分に慣れておきましょう。

 

◆論述攻略で差がつく!

受験生の間で差が付くのがIVの論述問題です。京大の論述問題の設問文は2~4行程度で、シンプルな問いかけであることが多く、基本的には設問以外にヒントはありません。このシンプルな設問文から、設問の意図を的確につかみ、解答に必要な情報、不必要な情報の取捨選択を的確に行うことが高得点をとるカギになります。設問文を以下の部分に注意しながら読んだ上で、解答の構想を立てましょう。

  • どの「時代」の「何」について書くのか
  • 歴史事象のどういう側面について述べるのか(背景・原因、展開・経過、結果・意義・影響など)
  • 設問の留意事項を満たしているか

このような京大入試特有の問題に慣れるには、京大入試に即応した分量・形式・難度の初見の問題に取り組める、Z会の『直前予想演習シリーズ』がおすすめです。

 

◆時間配分はしっかりと!

京大日本史は、90分という試験時間に対して問題量が非常に多いため、時間内にすべての解答を書ききれるよう、時間配分に注意することが重要です。効率よく問題をこなすためのポイントは以下の2つです。

●空欄補充問題・下線部単答問題には時間をかけない
IVの論述問題に30分~40分費やすとすると、I~IIIの単答問題の小問1問を解くのにかけられる時間は、30秒~45秒程度。Iの史料問題では史料を読み取る時間も必要になるため、基本的な内容の空欄補充問題や下線部単答問題は、できるだけすばやくこなさなければなりません。例年、数問程度難解な問題も含まれているので、30秒考えても答の出てこない問題は、ひとまず飛ばし、取り組みやすいものから解いていくのも1つの方法です。

●論述問題は落ち着いて丁寧に、但し時間への意識を忘れずに
設問の理解→解答の構想→解答用紙への記入→見直し、とプロセスを踏む論述問題を2問こなすためには、各プロセスや1問にかける時間配分が重要です。じっくり考えすぎて、下書き用紙に構想を立てたものの、解答用紙への記入が間に合わなかった…ということにならないよう、普段から時間を計りながら解答を作成するようにしましょう。200字を清書するためにはどのくらい時間がかかるのかについても、演習を通じて確認しておく必要があります。

以上のような点に注意して、Z会の『直前予想演習シリーズ』など、入試の形式にあった問題を解いてシミュレーションを行い、万全の態勢で本番に臨みましょう!

 

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2023年7月5日現在判明分の合格実績。
Z会員合格者数は、通信教育・映像授業・オンライン授業受講生、教室本科生・講習生、および提携塾のZ会講座受講生の集計であり、模試のみの受験生は含みません。

 

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