東大生物~時間配分の考え方と論述対策~

◆時間がない東大理科-時間配分を常に意識する

150分で2科目計6題に取り組む東大理科。全問解ききれるのは、かなりの少数派でしょう。
したがって「解ける問題を選んでしっかり得点する」ための時間配分が鍵となります。

●かけられる時間を踏まえて設問をみる

とくに文章など読み解く情報量、解答の論述量の多い生物は、頭から1設問ずつ取り組んでいては終わらないことは、模試などで実感していることと思います。
実際、再現答案からも、前半に配置された「解け“そう”」な問題に時間をとられることなく、後に出てくる「解け“る”」問題にしっかり取り組めたかどうかが合否を分ける様子が窺えます。
設問文を読んだときの感触より手間取る問題は、一度諦めて次へ進む潔さも必要です。

●演習を通して時間配分を決めよう

解ける問題に確実に取り組めるよう、生物以外の理科の受験科目とあわせて全設問に目を通せる自分なりの時間配分の目安をつくっておきましょう。これからの過去問演習や模試の復習、東大型の添削問題に取り組む際は、時間配分を考えて臨み、解ける問題かどうかをすばやく判断することも体感しておいてください。

 

◆点の取れる論述をまとめるために

論述量の多い東大生物。これからの問題演習では「概念を正しく使うこと」と「正解に到る考え方を理解すること」の2つを意識していきましょう。

●論述問題は、概念(用語)を正しく使い、端的にまとめる

東大入試の解答は、高校生物で学習する概念、つまり生物用語を正しく使えないと、指定行数に収めるのが難しくなります。書きたい概念を示す適切な用語が浮かばず、仕方なくその概念の説明を書いていると、簡単に行数を越えてしまうのです。

センター試験に向けた演習も含め、演習時に不安を感じた分野は教科書などに戻って内容や定義を確認し、みつける都度つぶしていきましょう。また、論述の演習時は、頭の中で要素を挙げて終わりにするのではなく、実際に書いてみて知識と記述力の点検をすることで、記述力の底上げを図ってください。

●とくに考察問題では、復習時に正解に到る考え方を確認する

演習の足りない分野・苦手な分野の絡む考察問題では、時間内に解法の手がかりがつかめないこともあるかと思います。
模試や過去問、添削問題に取り組んでみて、わからなかった、あるいは自信がなかった考察問題を復習する際には、解説をもとに、「設問文の要求や条件は何か」「それに応えるにはリード文や実験のどこに着目し、どのように考えればよかったのか」を考えましょう。つまり、正解に辿り着く道筋を理解することが重要です。

また、時間が足りずあせっていると、リード文の重要な情報を読み落としてしまったり、設問で示されている条件に気づけなかったりしがちです。上のような復習を繰り返すと、考察問題に対する考え方が身につくとともに、みるべきポイントや注意すべき条件を素早く把握できるようになるでしょう。

 

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