第39回 小6の3月、英語の学習で優先すべき2つのこと ~小学6年生のあなたへ~

執筆者:小原正敬(Z会進学教室 梅田教室/英語科)
記事更新日:2022年03月04日

小6の3月、英語の学習で優先すべき2つのこと

こんにちは。Z会梅田教室の小原です。この記事では、中学校から本格的に英語を学習するにあたり、小学校の時にしておいた方が良いことをお伝えします。ぜひ、学習の参考にしてください。

英語を学ぶと「世界」がひろがる

みなさんは、すでに小学校のうちに英語を少し学んでいると思います。英語を学ぶことによって、日本や海外に住む英語を話す人たちから自分の知らないことを学んだり、逆に彼らに自分のことを知ってもらったりすることができるようになります。自分の「世界」が広がるのです。

日本にも素晴らしいものはたくさんありますが、海外にはさらに多くの素晴らしいものがあります。英語を通じてそれらを深く知ることができるとは、なんと素晴らしいことでしょうか。英語を通じて、自分の世界を広げていきましょう。

英単語を覚える

教室で小学生や中学生を指導していて、最初につまずくのが、「英単語が覚えられない」ということです。「ローマ字と同じもの(バナナ:banana)もあれば、違うもの(消しゴム:eraser)もあって、混乱する」と嘆いている生徒もいました。

覚えるコツは、「繰り返す」ことです。その場合、大事なのは「回数」です。「50分を1回」よりも「10分を5回」の方が効果的でしょう。また、「できるだけ色々な感覚器を使って覚えること」も大事です。「見る」だけでは足りません。「見る」に加えて「口に出す」「それを耳で聞く」「書く」ことです。特に皆さんは「書く」試験を受けることになるので、書いて覚えることは特に大事です。

また、単語をたくさん覚えていくと、意味の予想がつくようにもなります。英語にも日本語でいう「部首」みたいなものがあって(「接頭語」「語根」「接尾語」等といいます)、例えばcomは「ともに」という意味があり、company(会社、仲間)はそこから生まれた言葉です。面白いですね。

リスニングには早くから取り組もう

近年、英語の高校入試は大きく変わりました。従来の「読む」「書く」中心から、「聴く」「読む」「書く」「話す」(これを「英語の四技能」と言います)がまんべんなく問われる方向になりました。「話す」が入試に導入されているところはまだ一部ですが、今後増えていくことが予想されます。

四技能のうち「聴く」と「話す」はスポーツや楽器の演奏のようにトレーニングがとても大事です。身につけるには早い段階から「聴く」「話す」を実際に取り組むことが重要で、いったん身についても継続的に取り組まないと忘れていきますから、継続的なトレーニングが必要です。そのためには、毎日勉強する時に、ネイティブの方の発音を聞いたり自分で発音したりすることが大事です。それにはZ会の教材の音声を確認したり、NHKラジオ講座に取り組んだりすることが効果的でしょう。私も長年続けていますが、楽しいですよ。

また、勉強は「フライングあり」なので、自分で興味を持ってどんどん先に進むと良いでしょう。皆さんもZ会の教室で、基礎を大事にしつつどんどん先に、勉強の「フライング」をしに来ませんか。

この記事の著者

小原正敬(おはら・まさたか)

兵庫県生まれ、兵庫県育ち。関西のZ会の教室で長年、英語の担当。自身もZ会の通信教育の受講生だった(中2コースの1期生)。現在は梅田教室の教室長として従事。生徒と接する時は一人一人の個性に着目して、本気で「高校受験を通じて人間的に成長してもらいたい」と思いながら指導を続けている。趣味は音楽と読書と鉄道(レール)。

大阪梅田駅(大阪市)の学習塾・個別指導塾「Z会梅田教室」

 

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