「京大物理」指導担当者による受験対策アドバイス(春編)

Z会の京大コース担当者が、「京大物理」の学習ポイントをご紹介。京大合格から逆算して「この春にやるべきこと」を解説します。

 

Z会からのメッセージ

物理は自然科学の基礎となる科目です。自然科学は自然界への好奇心から発展してきました。ですので、物理向上のためには、好奇心を持ってなぜと疑問をもつことが大切です。どうして物体はそのように運動するのか、なぜ自分はそのように考えなかったのか、というように疑問を掘り下げていくことです。また、違う考え方で説明できないのか、なぜそう考えなくてはならないのか、と問うてみることが理解をさらに深めます。演習問題に取り組む際にも、典型的な解法を使えるようになったなら、その次に、別の解法で解けないのか思案してみることで、さらに難しい問題への対応力が養成されます。

自力で疑問を解決できない場合は、物理の得意な友人や先生を巻き込んでしまいましょう。誰かに質問することで、自分の考え違いに気づくことも多いでしょうし、疑問を投げかけた友人との議論や先生から受けられる個別指導の時間は、有意義なものとなるでしょう。

この春にやるべき「京大物理」受験対策

授業を大切にする

新学期を迎えて、これから本格的に物理の受験勉強に取り組んでいこうと考えている人も多いことでしょう。しかし、物理のすべての単元を終了しているという方は少ないはずで、まだまだ未習単元が残っているはずです。とくに、物理の後半に学習する電磁気や原子分野は目に見えない現象を扱うので、そのイメージを正しく理解する必要があります

そのために、まずは授業を大切にすることを心がけましょう。正しいイメージを掴むためには、やはり日々の授業を大切にして、後々まで疑問を残さないようにしておくことが大切になります。

 

既習分野の力学を復習する

同時に、既習分野の力学を復習しておくことも大切です。電磁気や原子分野には、物理の基本となる力学の要素が随所に現れます。力学を確実にしておくことは物理向上の基本ですので、曖昧な点や理解不足の点があれば、その都度、前に戻って復習し確認しながら理解を確かにしておきましょう。

 

自然現象に目を向けて物理的に解釈してみる

さらに、日々の学習以外に、日常の自然現象に目を向けてみましょう。問題演習をするだけでなく、自然現象に目を向けて物理的に解釈してみることは、学力向上に非常に有効です。今まで意識的に取り組んでいなかった方は、ぜひとも意識するよう心がけてみてください。

 

この春の到達目標 -京大物理攻略のために-

繰り返しになりますが、まずは授業を大切して、できるだけ早くに疑問点を解消するようにしましょう。新たな学習項目はもちろんのことですが、既習の項目についても、理解が甘い部分を見つけたら確認しておくことです。

それが済んである程度時間に余裕がある場合は、まずは既習分野の総復習を標準的なレベルの問題演習を通して行ってみましょう。その際、ときに複雑な計算問題も出題される京大物理を意識して、計算ミスをしない工夫や見直しが容易な解答の作成を心がけてください。

また、ある程度の復習が済んでいる方は、入試問題を扱った実戦的な問題集で、既習分野についての演習を積んでみるのもよいでしょう。

 

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      ◯Z会の添削問題が一番役に立ちました。先生と会わない前提で解答解説が作られているので不十分に思う点がありませんでした。(京都大学工学部工業化学科)

       

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