これからの時代図表を解釈・整理する力や、得た知識を問題解決に役立てる力も問われます。このような新学力観への対応を目指した「日本語運用能力テスト」は、「学術的文章に頻出する語彙を知っているか」、「理解した内容を実生活に応用できるか」という観点から国語力を捉え直し、日本語運用能力として評価・測定する新しいテストです。
-
効果・成果がわかる!導入事例集
日本語運用能力テストの特長
学習優先度の高い語彙の力が測定できる
松下達彦先生(国立国語研究所教授)が提唱されている「学術共通語彙」から選んだ語彙を出題します。「学術共通語彙」は抽象度の高い学術文献に頻出する語彙で、これを優先的に身につけることで抽象度の高い文章を理解しやすくなります。「日本語運用能力テスト」では、松下先生の監修のもと、語彙の成績と運用能力の成績との関係を分析し、成績表でのアドバイスコメントに反映しています。
記述式問題で「書く力」を正確に測定できる
「書く力」を正確に測定するためには記述式問題が不可欠。「日本語運用能力テスト」では、毎回、記述式問題を出題します。採点は通信教育で培ったZ会グループのノウハウを活用して行います。
苦手な人が多い「聞く力」を伸ばすための指針がわかる
ICTやインターネットの浸透によって、見て理解するのは得意でも、聞いて理解するのは苦手な人が増えています。「日本語運用能力テスト」では“聞いた内容を覚えているか”だけでなく、“聞いた内容のどこが重要なのか”、“聞いた内容を踏まえてどう行動すべきか”までを問い、成績表で実生活に必要な「聞く力」を伸ばすためのアドバイスをします。
日本語運用能力テストの概要
標準レベル | 応用レベル | |
---|---|---|
出題方針 | 資料集に載っている図表についての会話や時事についてのコラムなど、日常生活だけでなく、社会に関する内容も出題 | 大問2題。論説文1題と小説1題を出題 |
試験方法 | PBT、CBT(対応デバイスがあれば、大学でも自宅でも受験可) | PBT(紙での実施) |
解答時間 | 60分 (語彙:10分、聞き取り問題:10分、読解/記述問題:40分) |
60分 (聞き取り問題:10分、読解/記述問題:50分) |
解答形式 | 記号選択式+記述式 | |
問題分量 | 語彙:75問 「聞く」「読む」「書く」:小問16問程度 |
「聞く」「読む」「書く」:小問16問程度 |
評価方法 | 記号選択式:自動採点 記述式:専門評価者による評価 | |
成績表示 | 獲得語彙のレベル別スコア 「聞く」「読む」「書く」3技能のスコア |
「聞く」「読む」「書く」3技能のスコア |
対応デバイス | ◎タブレット: iPad(OS:iPadOS13.0以上 ブラウザ:Safari最新版) Android(OS:Android8.0以上 ブラウザ:Chrome最新版/Microsoft Edge最新版) ◎PC: Windows(OS:Win8.1/10/11 ブラウザ:Chrome最新版/Firefox最新版/Microsoft Edge最新版) ※Internet Explorerは対応していません。 Chromebook(OS:最新版 ブラウザ:Chrome最新版) ※聞き取り問題があるため、ヘッドホンまたはイヤホンのご使用を推奨します。 ※Macは対応していません。 |
日本語運用能力テストの活用場面



ご導入事例
A大学様:
受講者数 | 1,300名(1年生全員、2年生) |
---|---|
実施時期 | 1年次8月と2年次年度末の2回実施 |
実施背景 | 語彙力を定着するため1年次、2年次に日本語基礎の授業で実施 入学してから2年次の学期末までの語彙力がどれくらい伸びているか、ディプロマポリシーの可視化を検証 コロナ過を機にCBTで実施に変更 |
B大学様:
受講者数 | 200名 |
---|---|
実施時期 | 入学後初年次教育にて実施 |
実施背景 | 1年次は語彙力の強化、2、3年次はPBL授業の可視化を目的に実施 |
実施学生様の声 | 文章を読み進めていくにあたり、自分の思考が深まっているのを感じた 様々な意見を収集してまとめていく力が重要だと思った |
試験内容・サンプル問題
全体構成
最初は「聞き取り問題」から始まります。音声は1回しか流れないので、適宜メモを取ることが重要です。その次の「語彙問題」では「学術共通語彙」という学習優先度の高い語彙の力を測定します。その後は「読解問題」「記述問題」と続きます。記述問題は慣れていないと時間がかかりがちなので、読解問題で時間を使いすぎないようにすることがポイントです。
出題例1:聞き取り問題(標準レベル)
出題例2:語彙問題(標準レベルのみ)
出題例3:読解問題(標準レベル)
成績表
「日本語運用能力テスト」の成績表では、「聞く」「読む」「書く」の3技能のスコアと評価、そして3技能を伸ばしていく土台となる語彙力のレベル別スコアがわかります。普段は意識することが少ない「日本語運用能力(=日本語を使って問題を適切に解決する力)」について、自分の「強み・弱み」が可視化されるので、今後優先的に対策すべき部分が見つかります。
成績表見本(PBT)
成績表見本(CBT)
「日本語運用能力テスト」の成績表は、ご受験後、約1週間程度で「受験者用マイページ」から閲覧できます。
お打合せの流れ
-
STEP.01
- レベルを選択
-
STEP.02
- PBT、CBTを選択
-
STEP.03
- テスト内容のご確認
-
- STEP.04納品・ご実施
- 資料請求・お問い合わせ・
お見積りはこちら
少しでもご関心のある講座がございましたら、
資料請求や無料体験、お見積りのご依頼など、下記よりお気軽にお問い合わせください。
通信講座を中心に、貴学の目的やご要望を丁寧にお伺いしながら、
より質の高い教育を安心して進めていくためにご支援いたします。