Z会の大学受験担当者に聞く!共通テストの傾向と効果的な対策

2021年5月31日

カテゴリー : Z会×スタディプラス特別企画

はじめに

今年はじめて実施された共通テスト。受験勉強でスタディプラスを利用していた新大学1年生に、共通テストに関するアンケートを行ったところ、何と半数近くの人が「やや難しかった・難しかった」と回答。
そこで今回はZ会の大学受験担当者にインタビューを実施。Z会が共通テストを分析して分かった傾向や、効果的な対策を聞きました!

 

今回のインタビュー回答者

中高事業本部 高木 信太郎さん
中高事業本部 平岡 命さん

Z会の大学受験担当者にインタビュー!共通テストの傾向と対策

 

形式の変化や問題文増加が見られた共通テスト。特に英語に大きな変化が

—Q.共通テストを「やや難しかった・難しかった」と感じた受験生が約半数にのぼりましたが、センター試験よりも難易度が上がったのでしょうか?

はじめての共通テストについては、「難しかった」と感じた受験生が多かったようですね。でも実は、国公立大学を受験するために必要な5教科7科目全体の平均点は、やや上がったんです。多くの受験生が「難しい」と感じたのは、出題傾向・形式の変化や、問題文が増加したことへのストレスからでしょう。

特に英語は、センター試験で問われていた発音やアクセント、文法などの知識問題がなくなり、形式が大きく変わりました。大問すべてが読解問題となり、文章量が増えたため、今まで以上に速読力が求められます。数学もリード文が長くなり、思考力を試す問題が増えました。読解や応用問題が増えた共通テストは、読む力や思考力が身についていなければ、「難しい」と感じる内容です。

 

センター試験の過去問を使った対策が役立つ科目・役立たない科目

—Q.新大学1年生へのアンケートで、「センター試験の過去問はあまり役立たなかった」と答えた人は33%いました。今後の受験生にとって、センター試験の過去問は役に立たないのでしょうか?

すべての科目について、センター試験の過去問が役に立たないわけではありません。理科や地歴・公民については、センター試験と同じ傾向で出題されているので、センター試験の過去問は引き続き役立つでしょう。

数学については、陸上競技にまつわる問題が出ました。実生活に即している点で傾向に変化が見られますが、問題から導き出される考え方や問われることの本質は従来と変わっていません。国語の古文漢文も、概ねセンター試験に近い問題が出ていました。

一方英語は、センター試験の過去問があまり役に立たない科目です。読解問題ばかりとなった共通テストは、問題構成、文章量ともにセンター試験と全く違うものになりました。英語力を鍛える点でセンター試験の過去問は有効ですが、形式に慣れながら、時間内に解く訓練には使えません。英語に関しては、共通テスト形式の問題で対策すべきですね。

また、リスニングについても、配点がリーディングと同じ比率となり、形式も大きく変わりました。従来は問題文が2回読まれていましたが、今年は難易度の高い後半の問題で、1回しか読まれない出題となりました。リスニングは一朝一夕では伸びないので、時間をかけて練習する必要があります。

 

出題形式に変化が見られた共通テスト。試験で問われる力の変化

—Q.英語の出題形式が大きく変化したとのことですが、従来の試験と比べて、共通テストの英語で問われる力は変わったのでしょうか?

単語や文法問題はなくなりましたが、基本的な単語・文法力は引き続き必要です。ただ、読解問題が大幅に増えたことで、基本的な英語力だけでは解き切れない試験になりました。リーディングの文章は、試験全体で1,000語以上多くなったんです。共通テストの英語を解くには、大問6個分もの長文を時間内に読み解く集中力と、素早い情報処理能力が必要になってきます。

どうしてこのような力が試されるのかというと、共通テストは、国公立大学の2次試験を受ける前提で問題が作られている点に、ヒントがあります。現代社会では、スマホやPCにあふれる多くの情報から、必要な情報を速く、正しく読み取る力が必要ですよね。だから共通テストでは、速読力や情報処理能力を問われるんです。

その後行われる各大学の2次試験では、論文などを読み込み、自分の意見をアウトプットするアカデミックな力を問われます。つまり、共通テストと2次試験を合わせて、日本の未来を担う人材としての力を測っているんですね。どのような力を試されているのかを知れば、形式にとらわれずに対策できるのではないでしょうか。

 

共通テスト対策は、問題の意図を踏まえて進めよう!

—Q.共通テストで試される力を踏まえて、具体的にどのように対策すべきでしょうか?

今年の試験だけを見ても、今後の傾向は分かりません。ただ、方向性については、大学入試センターが発表している試行調査の出題意図を読めば、ある程度把握できます。

例えば、今年の英語の試験では、旅行やメールの場面が出題されました。だからといって、旅行やメールを想定した問題ばかり対策するのは危険です。試行調査の問題作成者の意図を読み込むと、「買い物、旅行、電話など日常生活で使われる英語が把握できるかが問われる」と分かります。なので、今年出なかった日常生活の場面からも、今後出題される可能性があるということです。

英語だけでなくどの科目にも、「思考力を試す」「文章全体を把握しているのかを問う」など、出題の意図があります。どんな力を試されているのかを考えて問題に取り組めば、本番で多少違った形式で出題されても、落ち着いて解けるようになりますよ。

具体的には、時間内に読み解けるようになるには、共通テストの過去問や予想問題集、そして試行調査に基づいて作られた問題を数多くこなしてください。英語以外の教科なら、センター試験の過去問も役立つでしょう。問題を解く際は、必ず「どんな力が問われているか」を意識しながら取り組んでくださいね。

 

 

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おわりに

今年から始まった共通テスト。今後の傾向は、まだはっきりと分かりません。でも、「どんな力が試されているのか」を常に意識して対策すれば、必要な力は伸びるはず。
出題意図を研究して作られたZ会の教材に興味がある方は、ぜひチェックしてくださいね!

 

 

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