「京大化学」指導担当者による受験対策アドバイス(冬・直前期編)

Z会の京大コース担当者が、冬〜直前期にかけての「京大化学」の学習ポイントをご紹介。【今から共通テストまでにやること】【共通テスト後→個別試験本番までにやること】を解説します。

 

今から共通テストまでにやるべきこと

現行課程になってから、高校化学の全範囲がセンター試験の出題範囲となり、カリキュラム学習が終わってから試験を迎えるまでの時間がとりにくくなりました。これに加えて、今年から始まる共通テストでは、高校化学の学習内容を用いて実験や身のまわりの現象を考察する力が求められるようになります。

とはいえ、教科学習で身につける知識がこれまでと変わるわけではありません。無機や有機の知識は量も多く、どうしても定着に時間がかかります。問題演習を重ねることで、何度も「思い出し」て「覚えなおし」て、を繰り返すしかありません。個別試験対策も兼ねて、教科書傍用問題集や重要問題集などを用いて問題演習を繰り返しましょう。正誤判断問題を中心に、誤りの部分や知識が曖昧な部分に線を引くなどして取り組み、さらに解説を熟読して、覚えていない項目を書き出してみましょう。

知識が一定程度定着してきたら、各社から発売されている模試形式の対策問題集などで、共通テスト独自の出題形式を把握しておくとよいと思います。センター試験以上に、共通テストでは、正面から取り組んでいくと不利な場合が見られます。戦術の修得が勝敗を分けることにもなりかねません。

 

共通テスト後〜個別試験本番までにやるべきこと

京大化学の特徴は、有機化学の配点が大きいところです。とくに天然高分子は、演習が手薄になりがちですが、ほぼ確実に大問1題分が出題されます。知識がなければ歯が立たない一方、しっかり知識が定着していれば、ずいぶんと簡単に点数を積み上げられる問題が出た年もあります。絶対に取りこぼさないつもりで、過去問を中心に取り組んでみましょう。また、東大、阪大などの過去問にも目を通しておくと効果的です。

また、近年の京大化学では、大問数は4題で安定しているものの、すべての大問が中問2問構成になっているケースが目立っています。このため、思考力の深さだけでなく、スピードも求められるようになってきているといえるでしょう。煩雑な計算問題を後回しにするなどして、限られた時間内で得点を最大化することを意識して過去問や予想問題に取り組んでください。また、理科2科目の試験が同じ時間内で実施されるので、化学1科目にこだわるのではなく、理科2科目で最大得点を目指すことを念頭に、科目毎の着手順序や時間配分を見積もる訓練をしておくとよいでしょう。

なお、京大化学の計算問題は、一部を除き空欄補充形式で、正確に答えにたどり着かない限り得点は与えられないものと考えられます。着手する問題を取捨選択する際には、この点も念頭においておくとよいと思います。

 

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