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法学部系統

概要

法的なものの考え方を身につける学問

法学部は法学と政治学から構成されます。社会の秩序を保つための調整、ルール作りをする「政治」とそれを体系的にまとめ条文として制定する「法」の両面から、法的なものの考え方(リーガルマインド)を身につけます。法曹(弁護士、裁判官、検察官)を養成する学部ですが、医学部とは異なり、卒業生の多くは一般企業に就職をします。
法科大学院(ロースクール)制度が発足し、司法試験を受験するためには、最短でも6年間の修業が必要となりました。近年は、法曹の需要拡大を見込む形で合格者数が増えていますが、卒業後5年以内に3回までしか受験できないなど、厳しい試験に変わりはありません。憧れだけでなく、法的な考え方が自分に合うかの見極めも大切でしょう。

主な学問領域

法学、法律学、基本六法(憲法、民法、刑法、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法)、経営法学、企業法学、地球環境法学、政治学、政治史、行政学、国際政治学、政策学、国際法、国際関係法学、安全保障論、総合政策学、公共政策学 ほか

法学部系統 卒業後の進路例(卒業生の就職先・キャリア例)

法学部系統の卒業後の進路(卒業生の就職先・キャリア)の一例をご紹介します。

  • 法曹のプロとして国際貢献事業に参加
    バングラデシュへの国際貢献に取り組むという夢を叶え、法律事務所勤務を経て、NPOのスタッフに。複雑化した社会課題を法曹の立場で解決。
  • 法学の知識を活かす経産省キャリアに
    新進気鋭の課長補佐。会社法の改正に向け、企業と国の間で調査に走る日々を送る。デスクワークだけでなく、外に出向いての調査も担当。
  • 日本を代表する弁護士事務所の弁護士鼎談あり
    ※鼎談で詳細を知ることができます。
  • 国税局で国税専門官として活躍
    学んだ税務の知識を活かして、国税局に国税専門官として就職。現在は、大手企業など企業を対象とした税務調査業務を担当している。
  • 法曹界を目指し法科大学院へ進学
    法学部を卒業後、法曹界を目指し法科大学院へ進学。現在は、弁護士になることを目標に、国家試験に向けてさらなる法律知識を勉強中。
  • 出版業界の雑誌編集者鼎談あり
    ※鼎談で詳細を知ることができます。
  • 日本大使館の書記官に
    大学卒業後、大学院を経て外務省に入省。その後、アメリカの大学院に留学し、日本大使館で書記官として議会の担当をしている。
  • 商社に就職し海外で活躍
    政治学科で培った多角的な視点を活かせる分野を志望し商社に就職。ブラジルなど海外を飛びまわり、現地で折衝を行っている。
  • 公共政策を学ぶために大学院に進学鼎談あり
    ※鼎談で詳細を知ることができます。

法学部系統の大学・学部紹介

法学部系統の学部に進学した先輩達の大学・学部選びや学生生活、就職先やその後のキャリアプランを、先生、卒業生、大学生の3者の対談【鼎談(ていだん)】を通じて具体的にご紹介します。

  • 東京大学 法学部

    蔵書数約70万冊の法学・政治学専門図書館があり、法学と政治学が対をなすものとして研究、教育を行っています。これまで多くのキャリア官僚を輩出してきましたが、法科大学院設立後は、法曹界を目指す学生が増えています。

  • 青山学院大学 法学部

    「AOYAMA LAW」の教員は、理論志向から実務志向、国内法から外国法、基礎研究から先端・応用研究まで個性豊か。法解釈、判例研究、フィールドワークなどを通して、社会の公正な発展に役立てる“智恵”を皆さんに伝授します。

  • 同志社大学 法学部

    法律学科に加え、政治学科も充実している法学部です。リーガルマインドを備えたスペシャリスト養成とともに、広い分野で法的素養を生かして活躍できるゼネラリスト養成にも力を注いでいます。