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教育学部系統

概要

教育の本質を追求する学問

教員を育成する教員養成系と、研究に主眼をおいた教育学系があり、教育制度や教育行政、心理学などの観点から、より良い教育を実現するための研究を行う役割を担っています。教育学部では「教育のあるべき姿」など、哲学、心理学、歴史学、社会学などの観点からアプローチする研究課題も多く、学際的な学問分野だと言えるでしょう。
卒業後は教員、研究者のほか、教育・出版業界など、一般企業で教育に関わる仕事に就く卒業生も少なくありません。
なお、特定教科の中学校・高校の教員免許であれば、他学部でも取得可能な場合があります。教職科目、専門科目を受講する必要はありますが、他にも気になる学部がある場合には、検討する価値があるでしょう。

主な学問領域

教育学(教科教育学、教育史、教育社会学、教育行政・学校経営学、教育心理学、教育哲学ほか)、養成課程(幼稚園教員、小学校教員、中学校・高等学校教員、特別支援学校教員、養護教諭養成課程)、人間形成学、発達心理学 ほか

教育学部系統 卒業後の進路例(卒業生の就職先・キャリア例)

教育学部系統の卒業後の進路(卒業生の就職先・キャリア)の一例をご紹介します。

  • 家庭裁判所の調査官に
    臨床心理学を通して学んだ“人と接する上での心構え”を活かし、裁判所で少年・家庭問題の把握や調査などを行っている。
  • 中央省庁へ
    学校教育の問題点やこれから取り組むべき課題について議論し、新しい教育システムのあり方や施策などを検証している。
  • 臨床心理士を目指して大学院に進学鼎談あり
    ※鼎談で詳細を知ることができます。
  • 行政の研修施設で後進の指導
    公立幼稚園職員の後、行政機関が運営する研修施設のスタッフへ。現在は、授業力の向上を目指して若手教員の育成に励みます。
  • 航空会社の客室業務員
    航空会社の客室業務員職として就職。大学で学んだ「人事教育」の知識を活かして、将来は人事教育の担当者になるのが目標です。
  • 公立小学校教諭として全授業を担任鼎談あり
    ※鼎談で詳細を知ることができます。
  • 民間企業の人事部門で活躍
    社員の能力開発のための研修プログラムを開発。企業にとって重要な経営資源である人材の能力向上に日々奮闘している。
  • 教育系出版会社で教材開発
    学習指導要領・教科用図書検定基準に沿った教科書を開発。教材作成という「ものづくり」の立場で学校教育を支える。
  • 公立小学校で低学年の担任鼎談あり
    ※鼎談で詳細を知ることができます。
  • 警察署で心理分析やカウンセリング
    警察署に勤務し、加害者の心理分析や警察官の心理相談など、大学で学んだスキルを活かしてカウンセリングを行っている。。
  • 企業コンサルタント会社を起業
    数名の心理カウンセラーを従業員として抱え、企業等へカウンセラーを派遣する会社を起業。自分自身も社長兼カウンセラーとして活躍中。
  • 心理相談員・スクールカウンセラー鼎談あり
    ※鼎談で詳細を知ることができます。

教育学部系統の大学・学部紹介

教育学部系統の学部に進学した先輩達の大学・学部選びや学生生活、就職先やその後のキャリアプランを、先生、卒業生、大学生の3者の対談【鼎談(ていだん)】を通じて具体的にご紹介します。

  • 京都大学 教育学部

    教育と人間にかかわる多様な事象を対象とした諸科学を学ぶ学部です。教育に関する多様な事象を対象にした諸科学を研究することで、心・人間・社会についての専門的な識見を高める教育を行っています。

  • 青山学院大学 教育人間科学部

    文学部から教育・心理系が独立した学部です。2学科が綿密に連携し、一人ひとりの人間に焦点を合わせた臨床的なアプローチを重視。子ども・青少年の発達だけでなく、乳幼児から高齢者までの「より良き生(well-being)」を研究しています。

  • 文教大学 教育学部

    「人を育て、自分も育つ」「教えることは学ぶこと」を実践する教育者の育成に力を入れています。地域の小学校が連携して行う「先生の助手体験プログラム」や「学生ボランティア補助教員」制度など、経験を積む機会も数多く設けています。

  • 早稲田大学 教育学部

    文系・理系にわたる7学科2専攻7専修を有する総合的な学部です。高い専門性を身につけるために充実したカリキュラムが組まれ、教員に限らず、広い意味での教育者・指導者や、研究者の育成を目指しています。