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医学部系統

概要

医療従事者を育成する学問

医学は、人の体の仕組みや働き、また病気を研究し、診断・治療・予防の方法を開発するための学問です。医学部は医学科系と看護学・保健学科系で構成されます。医学科が医師を養成する教育機関であることは言うまでもありませんが、大学院に進み、研究医となる道もあります。看護・保健学科では医療従事者として幅広い選択肢があります。
医学での学びは、国家試験に合格するための知識を詰め込むことだけではありません。近年は、臓器移植や脳死判定、高齢者医療、終末医療など倫理的問題が多く扱われるようになり、医療従事者に人間性が強く求められるようになりました。一例として、患者の性格や生活環境などを含めた心理的なケアも施す「全人的医療」へのニーズが高まっています。

主な学問領域

基礎医学(解剖学、病理学、生理学、薬理学、細菌学、寄生虫学、免疫学など)、臨床医学(内科学、外科学、小児科学、耳鼻咽喉科学、眼科学、泌尿器科学、放射線医学、麻酔学、心身医学など)、社会医学(公衆衛生学、法医学など) ほか

医学部系統 卒業後の進路例(卒業生の就職先・キャリア例)

医学部系統の卒業後の進路(卒業生の就職先・キャリア)の一例をご紹介します。

  • 番組ディレクターとして正しい健康情報を発信
    健康や医学を扱う番組のディレクター職に従事し、現代社会の医療知識に対するニーズに答える番組を製作。専門家の立場で報道に取り組む。
  • 製薬会社勤務を経て研究者の道へ
    健康科学コースから修士を経て、製薬会社の臨床試験部門に勤務。新たなスキルを身に付けるため博士課程に戻り、研究を行っている。
  • 公益社団法人の政策提言をサポート鼎談あり
    ※鼎談で詳細を知ることができます。
  • 開業医として地元の医療に貢献
    研究医と臨床医で迷うものの、実家の病院を継ぐ。精力的に活動し、過疎化・高齢化が進む地域を健康面から支えている。
  • 医師であり弁護士
    医学研究科を卒業後、司法試験にも合格し弁護士に。双方の知識が求められる医療訴訟案件を数多く担当するなど活動の場を広げている。
  • 独立行政法人で老化の分子メカニズムの研究・解析鼎談あり
    ※鼎談で詳細を知ることができます。
  • ドクターヘリにも搭乗する救急医
    勤務先の東海大学では救急救命にも力をいれており、急患への対応のほか、緊急時にはドクターヘリで箱根や伊豆に駆けつけることもしばしば。
  • 赤十字病院に勤務
    災害救助が第一の任務のため、東日本大震災時にはその日のうちに現地入りをした。そのための訓練も欠かさず行っている。
  • 大学病院で働きながら、大学院で学ぶ鼎談あり
    ※鼎談で詳細を知ることができます。

医学部系統の大学・学部紹介

医学部系統の学部に進学した先輩達の大学・学部選びや学生生活、就職先やその後のキャリアプランを、先生、卒業生、大学生の3者の対談【鼎談(ていだん)】を通じて具体的にご紹介します。

  • 東京大学 医学部 健康総合科学科

    思想文化学科・歴史文化学科・言語文化学科・行動文化学科という4つの学科と27の専修過程から構成されています。日本で最も長い伝統を持つ文系学部であり、様々な視点とアプローチから、人間そのものを深く探求しています。

  • 慶應義塾大学 医学部 医学研究科

    1920年に発足した私学で最初の大学医学部です。医学研究科は、医学部の修士・博士課程にあたります。陶山さんが在籍する博士課程は、医学部以外の出身者も募集対象としており、医師以外の専門家・研究者の育成を目指しています。

  • 東海大学 医学部

    「良医の育成」をかかげ、設立当初から、より早い時期に実際の臨床現場や福祉施設などで実習を行い、医療スタッフの一員として患者さんに接する経験を通して、全人的な医療を行える人材の育成に力を入れています。