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理学部系統

概要

自然科学の基礎を探求する学問

応用科学である工学に対して、理学は基礎科学の立場にある学問です。そのため、「作るための工学、知るための理学」のように言われることもあります。自然科学の基礎となる数学、物理学、化学、生物学、地学、天文学などを扱い、自然現象の原理を発見・解明することを主な研究目的とします。例えば、数学では「解のない問題」に取り組むことがあるほか、物理学では理論を実際に証明する実験を行うこともあります。これらの経験を経て理論を深く学び、論理的な思考力を養います。
卒業生の多くが修士課程に進学し、専攻する学問への理解をさらに深めます。専攻にもよりますが、自然科学の基礎を理解している人材への企業のニーズは高いようです。教員の道に進む人もいます。

主な学問領域

数学、情報科学、数理科学、物理学、天文学、宇宙地球物理学、化学、生命科学、生物学、生物科学、分子生物学、生態学、地球科学、地学、地質科学、地理学、火山学、地震学、気象学、海洋学、コンピューターシステム論 ほか

理学部系統 卒業後の進路例(卒業生の就職先・キャリア例)

理学部系統の卒業後の進路(卒業生の就職先・キャリア)の一例をご紹介します。

  • 化学工業関連のメーカーへ
    化学の知識と実験の手腕を仕事に活かしている。東工大の卒業生は、性格がまじめでよく勉強していると、会社からの評判もよい。
  • 民間のシンクタンクで活躍
    幅広い科学の知識を活かし、民間のシンクタンクで活躍している。納得のいくまで研究を続ける粘り強さは、東工大時代に培ったもの。
  • 大学院でプラスチックの省エネルギー化を研究鼎談あり
    ※鼎談で詳細を知ることができます。
  • 中央省庁で秘密の仕事
    中央省庁に入庁して、電波関係の仕事に就いているという卒業生も。ただ、機密保持のため仕事の詳細は教えてもらえないのだとか。
  • 大学院を経て、技術職として大手家電メーカーへ
    大学院進学後、大手家電へ。大学でしっかり基礎を身に付けているため、商品開発や品質管理など多様な業務で実力を発揮している。
  • 民間の研究所に研究職として勤務鼎談あり
    ※鼎談で詳細を知ることができます。
  • ブライダル関連会社でIT技術を使った業務効率化に貢献
    ITに詳しいことが幸いし、憧れのブライダル関連事業会社に就職。挙式を運営する傍ら、IT技術で会社全体の業務の効率化に貢献している。
  • サイバー捜査官としてサイバー・テロ対策
    在学中に情報系資格を取得。サイバー捜査官(警察官)として、ハイテク犯罪を捜査し、取り締まる。サイバー・テロへの脅威に備えている。
  • 通信大手で技術検証を担当鼎談あり
    ※鼎談で詳細を知ることができます。

理学部系統の大学・学部紹介

理学部系統の学部に進学した先輩達の大学・学部選びや学生生活、就職先やその後のキャリアプランを、先生、卒業生、大学生の3者の対談【鼎談(ていだん)】を通じて具体的にご紹介します。

  • 東京工業大学 理学部

    数学科、物理学科、化学科、情報科学科そして地球惑星科学科の5学科で構成されています。4年次に研究室に所属するまでの間、自分の興味のある学科の講義を横断的に学ぶことが可能なカリキュラムを特徴としています。

  • 東京理科大学 理学部第一部

    同大の前身である「東京物理学講習所」以来「理学の普及」に努め、「東京物理学校」以来の伝統である「真の実力主義」を求める厳格な教育の実践を基本理念としています。今回は、理学部第一部6学科の中から、応用物理学科にお邪魔しました。

  • 法政大学 情報科学部

    名前のとおり「様々な情報=知識」を「科学」する学部です。考え、計画、判断などを「表現」する方法を、主にプログラミング技術を通して学びます。「コンピュータで何ができるか」を本質的に考える学問のため、卒業時には「理学士」が授与されます。