東大物理

「東大物理」指導担当者による受験対策アドバイス(春編)

Z会の東大コース担当者が、「東大物理」の学習ポイントをご紹介。東大合格から逆算して「この春にやるべきこと」を解説します。

 

Z会からのメッセージ

物理向上の秘訣は、とにかく疑問をもつことです。どうして想像した現象が起きないのか、なぜ自分はそのように想像したのか、というように疑問を掘り下げていくことで理解の誤りに気づきます。さらに、別の考え方や法則で説明できないのか、なぜこのような解法を用いるのか、という疑問が理解を確実にさせます。初歩の段階では、演習問題の解法を使えるようにすることが大切ですが、その次には、他の解法はないのか、なぜこの解法を使う必然性があるのかと、自問自答してみてください。

自問自答した結果、自力で解決できない場合は、物理の得意な友人や先生にその疑問をぶつけてみてください。質問をする過程で、自分の考え違いに気づくことも多いでしょうし、疑問を投げかけた友人との議論や先生から受けられる個別指導の時間は有意義なものとなるでしょう。解決できない疑問が生じたときには、周りを巻き込むことで理解が一層深まります。

この春にやるべき「東大物理」受験対策

1.授業を大切にする

物理の受験勉強を、これから本格的に取り組んでいこうと考えている人も多いことと思います。ただし、やみくもに問題演習ばかりに走ることなく、まずは授業を大切にすることを心がけてください。

授業進度が早い方でも、電磁気分野についてはまだまだ未習単元が残っていることでしょう。電磁気は目に見えない現象ですので、イメージを掴むことが大切です。そのためにはやはり日々の授業を大切にして、後々まで疑問を残さないように理解を確実にしておくことが大切です。

2.既習分野の力学を復習する

それと同時に、今まで学習した力学分野をもう一度復習しておきましょう。電磁気分野といえども、物理の基本となる力学の要素が随所に現れます。曖昧な点や理解が足りないと思った部分があれば、その都度復習し確認しながら理解を確かにしておきましょう。

3.自然現象に目を向けて物理的に解釈してみる

また、物理の本質は何気ない自然現象の中に隠れています。問題演習をするだけでなく、自然現象に目を向けて、それを解釈してみることで、物理の学力を格段に向上させることができます。今まで意識的には考えていなかった方は、ぜひとも意識するよう心がけてみてください。

 

この春の到達目標 -東大物理攻略のために-

前述のように、まずは授業を大切し、その日のうちに、遅くともその週のうちには、疑問を解消するようにしましょう。新たに学習する項目はもちろんですが、既習の項目についても曖昧な点を見つけたら確認しておきましょう。問題演習は、その次に行うべきことです。

ある程度時間に余裕がある方は、まずは既習分野の総復習を、標準的なレベルの問題演習を通して行ってみることをおすすめします。その際に、計算ミスをしない工夫や見直しが容易な解答の作成を心がけてください。東大の解答はほぼ記述形式であるので、他人にわかりやすい解答を意識することも大切です。

 

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