メリット・デメリット編

東大生が教える自宅学習での工夫【メリット・デメリット編】

今回のテーマは「自宅学習のメリット・デメリット」です。Z会を受講して合格を勝ち取った東大生の先輩11名が、「この点はよかった」「ここは注意が必要」といった自身の経験をもとに答えます!

 

受験生のお悩み

塾や学校での学習と比べて、自宅学習のメリット・デメリットは?

東大生が回答!

自宅学習のメリットは、机や椅子、照明のカスタムなどの気分転換の方法が多いことです。塾や学校と比べて、自宅学習では実現可能な勉強スタイルが幅広いと思います。逆にデメリットとしては、誘惑が多いため、自律できない人にとっては集中して勉強を続けることが難しい点があげられます。

(東京大学文科二類)

まず、リラックスしながら学習を進めることができる点が最大のメリットだと思います。ただ、リラックスしすぎてしまい、集中が続かない…ということもあると思います。メリハリをつけながら、いかに集中を保てるか…という点がカギです。

(東京大学文科三類)

自宅学習は、自分で環境や勉強内容をコントロールしやすく、「暑い」「隣の人が気になる」「進度が遅い」などの不都合が生じにくいです。音楽を聴きながらの勉強や、音読をしながらの勉強もしやすく、自分の思い通りに勉強しやすいという点がメリットだと思います。
一方、ライバルの受験生の存在が見えにくくモチベーションを高く保つのが難しくなるかもしれません。また、スマホを触ることを防ぎにくく、集中力が削がれやすくなる点は要注意です。

(東京大学理科一類)
自宅学習は、カリキュラムを自分好みにカスタマイズできる点がよいと思います。自分の苦手なところを重点的にやりつつ、得意なところにも取り組むことで勉強に対するモチベーションを上げる等、工夫しながら勉強することができます。また、移動などによる時間的な無駄を減らせるのもメリットです。
一方でデメリットとしては、気が散ることがあげられます。自分の部屋で勉強をする場合、どうしても部屋にあるものが気になってしまい集中力が続かないことが多いです。また、ベッドが勉強机の近くにあると、夜などの眠い時に少し仮眠を取ろうとして朝まで寝てしまうこともありました。自分の部屋には誘惑も多く、なかなか勉強モードに入りにくいかもしれません。机の周りのものを減らして気が散りにくくするなど、自分が集中できる環境を整えたうえで勉強をするのがおすすめです。

(東京大学文科三類)

私にとって「自宅学習」のメリットは、重くて普段持ち歩きたくない辞書や参考書がいつでも見たい時に参照できることです。一方でデメリットは、誘惑が多いこと、人に見られているという緊張感がなくダラダラしてしまうこと、他の受験生の刺激が受けられないこと、わからないことがあってもすぐに講師やチューターに聞けないことなどがあります。また、私の場合は、リビングにいる母親が気になったり、飼っている犬が寄ってきて集中が途切れたり…ということもありました

(東京大学文科三類)

私は長い時間集中することが出来ないタイプだったので、いつでも休める環境がある自宅で、適度に休憩しつつ勉強できるのが性に合っていました。この「いつでも休める」という点は、休憩をはさみつつも必要な勉強をきちんとできる人にとっては良い点だと思いますが、誘惑が多すぎて勉強が進まないという人にとっては悪い点になると思います。

(東京大学文科三類)

自宅学習はどうしても塾や学校に比べて周囲の目線が減り、だらけてしまうことも少なくないと思います。とはいえ、自宅でしかできない勉強も多々あると思います。例えば、自分は暗記する際に声に出した方が覚えられるタイプだったので、自宅学習の際は、用語などを口に出しながら、主に世界史や日本史に取り組んでいました。また、机に向かって座り続けることが苦痛になった時は、立って教科書を読んでもよいなど、自由な姿勢・体勢で勉強できるのもメリットだと思います。

(東京大学文科三類)

自宅学習の利点は、自分だけの空間でリラックスして勉強できること、また、いろいろな教材や道具を使って勉強できることだと思います。塾や学校での勉強では、持ち運べる教材に制限があり様々な教材を使って勉強できないこと、インターネットで動画や音声を使った勉強ができないこと、他人の動きや音などが気になって集中できないこと、などの欠点があります。しかし、自宅で勉強すれば、場所も空間も一人で自由に使えるため、リラックスして勉強できます。自分の空間で、様々なツールを利用しながらマイペースに勉強したい人には、自宅学習はおすすめです。

(東京大学理科二類)

メリットとしては、リラックスして勉強できることが挙げられると思います。少し気が乗らない勉強であっても、ベッドで寝転んだり部屋を歩き回ったりして進めることができます。一方でデメリットは、ライバルの存在が見えにくいことです。塾や学校の自習室では、隣で勉強している存在がいるはずです。その存在は、勉強に良い緊張感を持たせやる気を引き出してくれます。自宅で勉強しているとこのような刺激を受けることができないので、友達と勉強の進捗を共有するなど常にライバルの存在を意識できるようにしたいですね。

(東京大学教育学部教育実践・政策学コース)

自宅学習の良い点は、自分のペースで進められることに尽きると思います。塾や学校だと周りのペースに合わなければならず、ストレスが溜まってしまいます。また、個別指導塾などでも、結局「与えられるもの」が軸になってしまうので、自分がやりたいことと100%合致するケースは少ないです。
自宅学習では、「自分が今すべきこと」を見極めてしまえば、確実に学習効果を生めると思います。ただ、その点はデメリットでもあり、「自分が今すべきこと」を整理できないと、無為に時間が過ぎてしまうだけで、中身のない学習になる可能性があります。また、切磋琢磨する環境に身を置きにくいため、刺激を受けづらくマンネリ化してしまうこともあります。

(東京大学理科二類)

自宅学習の良い点は自分のペースでその時の気分に合わせて勉強できるところだと思います。塾や学校だと周りと同じペースで進めなければなりませんが、自宅学習だと自分の好きなペースでその時にやりたいと思った教科に取り組むことができます。悪い点はモチベーションを保ちにくいということです。自分のライバルが目に見えないため、モチベーションが下がってしまうことも多々ありました。

(東京大学理科一類)

Z会からのアドバイス

自宅学習は「自分のペースで学習ができる」ことを挙げる先輩が多いようですね。その一方で、「周りも頑張っているから私も頑張らなきゃ!」のような状況ではないので、自律心が必要になる点は先輩も苦労したとのこと。次の記事の東大生が教える自宅学習での工夫【モチベーション・気分転換編】」も参考にしながら、効果的な自宅学習のやり方を見つけましょう!

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