Z会の東大講座担当者が、「東大地理」の学習ポイントをご紹介。東大合格から逆算して「この春にやるべきこと」を解説します。
Z会からのメッセージ
多数の論述問題や資料問題が出題される東大地理の攻略には「知識の運用力」が重要な要素となりますが、知識を運用するためには起点となる基礎知識を確実にマスターしていることが大切です。入試に向けて何をすべきか迷うかもしれませんが、春から夏の終わりまでは、「教科書の理解=基礎固め」を目標に、着実に地理学習を進めていきましょう。
この春の到達目標 -東大地理攻略のために-
春になり、これから本格的に地理の学習に取り組もうという受験生の方も多いと思います。東大地理を攻略するために、この春にやるべきことは次の3点です。
1.過去問を見てみる
2.学習計画を立てる
3.既習範囲を復習する
この3点を念頭に、学習を進めていきましょう。
この春にやるべき「東大地理」受験対策
1.過去問を見てみる
直近1年分でよいので、東大地理の過去問を見てみましょう。「東大地理を知る」ことが目的なので、実際に問題を解く必要はありません。東大地理は「地図・統計などの資料を使った問題が多い」「論述問題は1問当たりの指定字数が少ないが出題数が多い」「単答問題も出題されている」といった出題傾向を理解することが大切です。
出題傾向を理解することで、「東大地理を攻略するのに必要な地理の力は何か」「これからの地理学習で何をすべきか」がわかり、効率的に地理学習を進めることができるでしょう。また、地理学習のモチベーションにもつながるはずです。
2.学習計画を立てる
学校の授業で全範囲が終わるのが高3の秋以降の人も多いと思います。しかし、入試では幅広い分野から出題されるため、学校の授業のペースに合わせていたのでは、入試本番までに東大地理を攻略するのに必要な学力を得ることは難しいでしょう。入試を見据え、春から地理学習を計画的に効率よく進めましょう。
まずは、夏の終わりまでの学習計画を立てましょう。秋以降に実戦的な演習に取り組むことができるよう、夏の終わりまでに教科書の範囲を一通り学習を終わらせることを目標にします。未習範囲については、教科書を通読し、各単元の概要をつかむことをめざしてください。単に用語や地名を覚えるだけでなく、個々の事象が「なぜそうなるのか」を考えながら学習することを心掛けましょう。
3.既習範囲を復習する
既習範囲については、これまでに得た基礎知識を定着させるため、教科書を読み直したり、基本レベルの問題集などを使用して、復習を進めましょう。苦手分野がある場合は、早めになくしておくことが肝要です。とくに地理の基本的な分野である「地形」「気候」は早めにマスターしましょう。
東大地理は基礎知識で対応できる問題も出題されるので、基礎固めを疎かにせず、知識を確実に自分のものにしておきたいところです。また、東大地理は資料問題が多いので、日頃から地図帳・資料集などをこまめに確認する習慣をつけましょう。このような学習は、共通テスト対策にもつながります。
また、東大地理は指定字数の少ない論述問題が多く出題されます。「Z会の通信教育 東大講座 地理」などを利用して、基本的な論述問題の演習を始めていくこともおススメします。
Z会の東大対策・ご案内
東大の先輩からのおすすめコメントをご紹介!
◯Z会の添削問題には本当に助けられました。紙質から問題の傾向まで東大らしさが滲み出ていて自宅にいながら緊張感をもって実力を測ることができました。採点も丁寧に、かつ厳格に行われているので、自分の場合は全く歯が立たないことも多く、より勉強するモチベーションになりました。(東京大学文科三類)
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