Z会の東大講座担当者が、「東大日本史」の学習ポイントをご紹介。東大合格から逆算して「この春にやるべきこと」を解説します。
Z会からのメッセージ
日本史は暗記科目と思われがちですが、東大では、学習した知識をもとに問題に提示された情報を理解し、端的に説明することが要求されます。抜け漏れなく基礎知識を習得しておくことが、東大合格への第一歩となります。学習計画を立てて、早めに効率よく学習を進めていきましょう。
この春の到達目標 -東大日本史攻略のために-
学習計画と知識の土台固めがポイント!
東大日本史では、「古代〜近・現代の全範囲を対象」に、「論述問題が出題される」ことから、「全時代もれなく学習する」ことが最低条件で、「十分な論述演習(東大日本史対策)を行う」ことも必要です。
そのことを踏まえて、これからの学習計画を立て、まずは夏の終わりまでに古代〜近・現代までの一通りの学習を終えることをめざしましょう。春の時点では、まだ未習範囲が残っている人も多いと思います。未習範囲の学習を進めるとともに、既習範囲について、基礎知識を定着させることや苦手分野をなくすことを意識して学習を進めることが重要です。
この春にやるべき「東大日本史」受験対策
2科目受験なので、受験科目の決定は早めに!
まず東大地歴学習に入る前に、避けて通れないもの。それは、受験科目の決定です。東大の個別試験の地歴では、日本史・世界史・地理のうち、2科目を選択して受験することになります。もし、まだという人がいたら、早急に受験科目を決定しましょう。
東大の場合、「どの科目を選んだから特別有利」ということはほぼありませんので、得意な科目や、学校・塾などで十分に学習時間が取れる科目を選ぶとよいでしょう。
1.学習計画を立てよう
まずは学習計画を立てましょう。地歴は他の科目と比べ後回しになりがちです。後回しにした結果、「全範囲終わらない」「演習対策する時間がない」とならぬよう、今のうちに学習計画を立てておくとよいでしょう。夏の間に全時代を一通り学習し終えることを目標に、いつ頃までに、どの範囲まで進めるか、を明確にするとよいですね。
2.既習範囲の復習を進めよう
既習範囲について、教科書太字の重要語句の意味を押さえるなど、復習を進めましょう。上にも書いたように、春〜夏は基礎知識の定着が必須です。1で立てた計画に沿ってコツコツ進めていきましょう。
この春〜夏に、基礎知識を押さえる学習をしておくことで、秋以降の入試の出題形式・内容を意識した実戦的な演習の土台を作っておきましょう。「Z会の通信教育 東大講座 日本史」では、3〜8月に古代〜近・現代までを総ざらいします。既習範囲の復習を進めつつ、通史全範囲を夏の間に終えることができる構成になっているので、是非活用してみてください!
3.過去問を見てみよう
最後に、「春の時点で東大日本史の過去問を見てみる」ということをおすすめします。現時点では、まだ実際に取り組む必要はありません。「東大日本史の出題傾向を確認してみる」くらいの温度感で見てみるとよいと思います。
東大日本史の出題は、すべて論述問題、それも一般的な論述問題とは一味違った独特の形式となっています。「入試本番ではこのような問題に挑戦する」ということを知っておくと、「東大形式への対策は必須で、だから春〜夏の基礎固めが必要」ということが見えてくると思います。
Z会の東大対策・ご案内
東大の先輩からのおすすめコメントをご紹介!
◯Z会の添削問題には本当に助けられました。紙質から問題の傾向まで東大らしさが滲み出ていて自宅にいながら緊張感をもって実力を測ることができました。採点も丁寧に、かつ厳格に行われているので、自分の場合は全く歯が立たないことも多く、より勉強するモチベーションになりました。(東京大学文科三類)
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