Z会の東大コース担当者が、夏の「東大英語」の学習ポイントをご紹介。様々な状況をふまえた「この夏にやるべきこと」、合格から逆算した「この夏の到達目標」を解説します。焦ることなく、取り組むべき学習を積み重ねて、着実に力を伸ばしていきましょう!
Z会からのメッセージ
東大入試に向けて、ポイントをしぼって学習できるよう、「この夏にやるべきこと」「夏が終わるまでに到達しておきたい目標」についてお伝えします。焦りがあるかもしれませんが、取り組むべき学習を積み重ねていけば大丈夫です。夏から着実に力を伸ばしていきましょう!
この夏にやるべき「東大英語」受験対策
1)「基礎力」と「速読力」を身につける
東大の英語といっても、手がつけられないほどの難問や、高度で抽象的な文章の問題ばかりが出題されてきたわけではありません。東大とはいえ、大切なのは「基礎力」です。そのためには、夏の間に、
- 基礎的な文法事項を正しく理解する
- 頻出単語を覚える
- まとまった分量の英文を読む
といった基本的な対策を継続的に行うのがよいでしょう。
ただし、東大の英語では時間配分が鍵となります。そこで「速読力」も大切です。
まずは、長文を読む際に、ディスコースマーカーに注目しながら、文・文章の構造を瞬時に正しく理解すること。また、対策としては段落ごとの要旨を自分なりの言葉で書いてみるのがよいでしょう。どのように英文の意味を捉えたか、短い言葉でまとめる訓練と振り返りを続けることで、英文の内容を素早く理解する「速読力」を向上させることができます。
2)「日本語表現力」を身につける
次に身につけたいのは、「日本語表現力」です。東大の英語では、例年、要約や説明問題といった、英文の内容を正しく理解できたかを日本語で説明させる問題が出題されています。長文読解の内容説明問題などを通して、設問で求められているのは何かを考え、それをきちんと第三者にも伝わる日本語で表現する練習を積みましょう。
3)「英語表現力」を身につける
まずは和文英訳から始めて、「英語表現力」を身につけていきましょう。習得した単語や構文を正しく使えるかがポイントです。書いた後は客観的に正しく意味が伝わるかどうか確認してみましょう。和文英訳を通した日本語を正しく英語にする練習は、自由英作文対策にもなります。
4)「リスニング」対策
配点・時間共に高い割合を占めて出題されてきた「リスニング」。早めの対策をおすすめします。日常的にさまざまな英語を聞き、学んだ単語や表現がどのように聞こえるか確認して、耳を馴染ませていきましょう。
この夏の到達目標 -東大英語攻略のために-
長文をすらすら読めるようになろう!
夏の間に多くの長文にあたりましょう。本番までに速読力を身につけていくための目安として、600〜700語程度を5分未満ですらすら読めるようにしましょう。
日本語を正しく英語にできるようにしよう!
今後、スムーズに自由英作文の対策にも取り組めるように、夏のうちにしっかり和文英訳を通して日本語を英語にする練習を積みましょう。
長いリスニング問題も集中力を切らさずに聞けるようになろう!
Z会の東大講座・ご案内
東大の先輩からのおすすめコメントをご紹介!
◯Z会の添削問題は自宅学習でしにくい記述対策もしやすく、役立ちました。実践的で、質の高いコメントが得られる演習の機会は貴重でした。(東京大学理科一類)
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